夜の雨が通り過ぎるまで

美月は月が好きでした。自分の名前にもあって、綺麗な光に包まれていて。美月は雨が嫌いでした。特に、夜に月を隠す雨は。

15歳の梅雨。

美月は彼に会いました。彼女は夜に現れました。その子はただ、悲しそうでした。まるで、夜に落ちる雨のように。

女の子か、男の子か

名前は

年は

何も知らないけれど

笑顔を見たいと願ったのです。
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