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高校生活
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「それにしても、よく佐久間が席を代わるのをOKしたな」
「えぇ、あの席は腐った蜜柑の隣ですからね。悪魔も代われて喜んでいましたよ」
鞄から教科書を出して机に仕舞いながら訊ねると、同じように真新しい教科書を机に仕舞い始めた雅臣が答える。普通の高校生らしい会話の仕方に、頬が弛みそうだ。
「アクマって何だよ?」
「彼は腐った蜜柑に卑怯な手段を使われ襲われている拓也を見ても助けなかったじゃないですか。悪魔以外の何者でもない」
その嫌悪に満ちた口振りから、俺に媚薬を飲ませて無理矢理体を昂らせてきた柚木を、雅臣はまだ恨んでいるのだと分かる。更に、柚木に襲われている現場を見ても助けずに覗き見していた佐久間に対しても、同じ感情を抱いているようだ。
「いいですか、彼らの五メートル以内には近付いてはいけませんよ」
「同じクラスで五メートル以内に近付かないとかは無理だろ。それに、もうアイツらは俺には絡んでこないさ。でも心配なら、アンタがずっと俺をガードしとけよ」
「言われなくてもそのつもりですよ」
ガードという言葉に、ずっと側から離れたくないという意味を込めてしまっている俺に気付いたのか、甘いケーキを食べた時のように破顔する雅臣。弛まないように我慢していた俺の顔も、釣られて綻んでしまう。
「あぁ、なんかもう。朝から胃がもたれちゃうよ」
いつの間にか俺の後ろの席に戻ってきていた海老原が、吐息を漏らしながら机に突っ伏せる。
「腹の調子が悪いのか?」
日中は暖かいが、朝晩はまだ冷える。気温差で体調を壊してしまったのだろうか。心配しながら伏せられている海老原の顔色を窺うが、見える範囲の肌は健康そうな色をしている。
「蟹を食べ過ぎたんじゃないですか?」
「違うだろ。でも蟹味噌を食べ過ぎたら胃はもたれそうだな」
一度だけ食べたことがあるが、生臭くて口に合わなかったその姿を思い浮かべる。
「蟹味噌、嫌いなんですか?」
「まぁな。何で分かったんだ?」
「嫌そうに顔を顰めていましたからね」
「俺、そんなに考えてることが顔に表れるのか?」
どうしようもないくらい雅臣が好きなのに照れ臭くて素っ気ない態度をとっているのも、全部バレバレってことか? そんな丸分かりの態度をとりまくっていたことが恥ずかしくて、逃げ出したいほどに顔が赤くなっていく。
「愛する相手だから、気持ちを知りたいと思うから、誰よりも気持ちが分かるんです。だけれど愛する相手だからこそ、こう思って欲しいという願望が入ってしまって、真意を読み取るのが難しい」
「好きな奴でも、頭ん中を全部見られるのはごめんだ」
耳許に顔を寄せて囁いてきた雅臣から逃げるように、乱暴に椅子を引いて座って一限目の準備を始める。
雅臣の言ったことは、俺が常々思っていることと一緒だった。雅臣が同じことを考えていてくれるのが嬉しかった。だけど、雅臣の脳内が俺だけで埋まればいいのに、なんて女々しい願望を知られるのが恥ずかしくて、また素っ気ない態度を取ってしまった。
今、俺が考えていることも、雅臣は想像がついているのかもしれない。だが、そうだったら嬉しいけれど全く違うネガティブなことを考えていたらどうしよう、という不安もあるはずだ。好きならば態度と雰囲気で察しろ、なんて傲慢なことは言えない。態度と雰囲気で愛されていると分かっても、やはり言葉で伝えてもらえると舞い上がりそうなほど嬉しいものだ。
チラッと横目で確認した雅臣は、俺と同じく椅子に座り、穏やかな表情で一限目の準備をしている。雅臣とクラスメイトなんだ。その姿を見て何度目かの実感をし、嬉しさが込み上げてくる。
照れ臭いけれど、胸を満たすこの温かい気持ちをどうしても伝えたくて、机の下で雅臣に向けてメールを打つ。送信し終わって雅臣の様子をそっと窺うと、何かに気付いたように肩を揺らして学ランのポケットに手を入れた。そこから取り出した携帯を見て、クスリと顔を綻ばせてそれを弄りだした。そして操作を終え、また携帯をポケットに仕舞うと、俺の携帯にメールの着信が入った。
秘密の手紙を見るように、雅臣に背を向けて内容を確認する。無機質な文字から伝わってくる温もりに目頭が熱くなり、その文字が滲み出す。背中に愛する男の優しい視線を感じながら、ぎゅっと携帯を胸に抱いてメールを反芻する。
――俺の頭ん中は、好きな奴のことでいっぱいだ。本人が覗いたら引くくらいに、だ。
――僕の脳内も愛する人のことでいっぱいですよ。引くくらい僕のことを考えてくれている愛する人が引くくらいに、です。
ふうっと深呼吸をして零れそうになる涙を抑え、ゆっくり振り返って愛しそうに俺を見つめる青い瞳を見つめ返す。なんだか、視線で口付けを交わしているようだ。
もう一度メールの内容を伝えあうように視線を絡ませていると、ゴホン、と態とらしい咳払いが後ろの席からした。雅臣と共に咳の主、海老原を見遣る。
「ボクの前だったらどんなにイチャついても構わないけど、他のクラスメイトがいる教室ではほどほどにね」
頬杖をついた海老原が、呆れたように言ってくる。周りを見渡すが、窓際に集まって春休みの話で盛り上がっている女子達や、席につき授業の準備や読書をしている男子達など、各々が授業開始までの時間を好きなように使っていて、誰もこちらを見てはいない。変な注目を浴びていたわけではないとホッと胸を撫で下ろしながら、小声で海老原に文句を言う。
「いっ、イチャついてなんてないだろっ!」
「止めなきゃ、このままセックスしちゃいそうな勢いだったじゃない」
「拓也の艶やかな姿を他人になんか見せませんよ。公衆の面前でセックスするほど飢えてませんしね。昨日も存分に楽しみましたし、今日も家に帰ってから楽しむんですから」
「そうなの? 宇佐美くんが足腰立たなくならない程度に頑張ってね」
「拓也相手だと歯止めが利かなくなってしまいますが、愛する相手を傷付けるなんてことはしませんから心配は無用です」
現政権の感想でも言い合うように、淡々と会話を進めていく雅臣と海老原。だが、雅臣の言葉には棘があり、海老原の言葉には冷やかしが含まれている。言葉の裏に隠された感情よりも、問題なのはその内容だ。
「おいっお前ら、なんていう話をしてんだよ! 海老原、朝っぱらからセックスとか言うな! 教室でするわけないだろっ! 雅臣も昨日三回やったとかバラすんじゃねぇよっ!」
「へぇ、三回やったんだ」
「拓也、流石に僕も回数までは教えていませんよ」
可笑しそうにヘラヘラ笑う海老原と、失笑する雅臣に頭を抱える。馬鹿な会話を止めようとしたのに、なんていう墓穴を掘っているんだ、俺は。
「えぇ、あの席は腐った蜜柑の隣ですからね。悪魔も代われて喜んでいましたよ」
鞄から教科書を出して机に仕舞いながら訊ねると、同じように真新しい教科書を机に仕舞い始めた雅臣が答える。普通の高校生らしい会話の仕方に、頬が弛みそうだ。
「アクマって何だよ?」
「彼は腐った蜜柑に卑怯な手段を使われ襲われている拓也を見ても助けなかったじゃないですか。悪魔以外の何者でもない」
その嫌悪に満ちた口振りから、俺に媚薬を飲ませて無理矢理体を昂らせてきた柚木を、雅臣はまだ恨んでいるのだと分かる。更に、柚木に襲われている現場を見ても助けずに覗き見していた佐久間に対しても、同じ感情を抱いているようだ。
「いいですか、彼らの五メートル以内には近付いてはいけませんよ」
「同じクラスで五メートル以内に近付かないとかは無理だろ。それに、もうアイツらは俺には絡んでこないさ。でも心配なら、アンタがずっと俺をガードしとけよ」
「言われなくてもそのつもりですよ」
ガードという言葉に、ずっと側から離れたくないという意味を込めてしまっている俺に気付いたのか、甘いケーキを食べた時のように破顔する雅臣。弛まないように我慢していた俺の顔も、釣られて綻んでしまう。
「あぁ、なんかもう。朝から胃がもたれちゃうよ」
いつの間にか俺の後ろの席に戻ってきていた海老原が、吐息を漏らしながら机に突っ伏せる。
「腹の調子が悪いのか?」
日中は暖かいが、朝晩はまだ冷える。気温差で体調を壊してしまったのだろうか。心配しながら伏せられている海老原の顔色を窺うが、見える範囲の肌は健康そうな色をしている。
「蟹を食べ過ぎたんじゃないですか?」
「違うだろ。でも蟹味噌を食べ過ぎたら胃はもたれそうだな」
一度だけ食べたことがあるが、生臭くて口に合わなかったその姿を思い浮かべる。
「蟹味噌、嫌いなんですか?」
「まぁな。何で分かったんだ?」
「嫌そうに顔を顰めていましたからね」
「俺、そんなに考えてることが顔に表れるのか?」
どうしようもないくらい雅臣が好きなのに照れ臭くて素っ気ない態度をとっているのも、全部バレバレってことか? そんな丸分かりの態度をとりまくっていたことが恥ずかしくて、逃げ出したいほどに顔が赤くなっていく。
「愛する相手だから、気持ちを知りたいと思うから、誰よりも気持ちが分かるんです。だけれど愛する相手だからこそ、こう思って欲しいという願望が入ってしまって、真意を読み取るのが難しい」
「好きな奴でも、頭ん中を全部見られるのはごめんだ」
耳許に顔を寄せて囁いてきた雅臣から逃げるように、乱暴に椅子を引いて座って一限目の準備を始める。
雅臣の言ったことは、俺が常々思っていることと一緒だった。雅臣が同じことを考えていてくれるのが嬉しかった。だけど、雅臣の脳内が俺だけで埋まればいいのに、なんて女々しい願望を知られるのが恥ずかしくて、また素っ気ない態度を取ってしまった。
今、俺が考えていることも、雅臣は想像がついているのかもしれない。だが、そうだったら嬉しいけれど全く違うネガティブなことを考えていたらどうしよう、という不安もあるはずだ。好きならば態度と雰囲気で察しろ、なんて傲慢なことは言えない。態度と雰囲気で愛されていると分かっても、やはり言葉で伝えてもらえると舞い上がりそうなほど嬉しいものだ。
チラッと横目で確認した雅臣は、俺と同じく椅子に座り、穏やかな表情で一限目の準備をしている。雅臣とクラスメイトなんだ。その姿を見て何度目かの実感をし、嬉しさが込み上げてくる。
照れ臭いけれど、胸を満たすこの温かい気持ちをどうしても伝えたくて、机の下で雅臣に向けてメールを打つ。送信し終わって雅臣の様子をそっと窺うと、何かに気付いたように肩を揺らして学ランのポケットに手を入れた。そこから取り出した携帯を見て、クスリと顔を綻ばせてそれを弄りだした。そして操作を終え、また携帯をポケットに仕舞うと、俺の携帯にメールの着信が入った。
秘密の手紙を見るように、雅臣に背を向けて内容を確認する。無機質な文字から伝わってくる温もりに目頭が熱くなり、その文字が滲み出す。背中に愛する男の優しい視線を感じながら、ぎゅっと携帯を胸に抱いてメールを反芻する。
――俺の頭ん中は、好きな奴のことでいっぱいだ。本人が覗いたら引くくらいに、だ。
――僕の脳内も愛する人のことでいっぱいですよ。引くくらい僕のことを考えてくれている愛する人が引くくらいに、です。
ふうっと深呼吸をして零れそうになる涙を抑え、ゆっくり振り返って愛しそうに俺を見つめる青い瞳を見つめ返す。なんだか、視線で口付けを交わしているようだ。
もう一度メールの内容を伝えあうように視線を絡ませていると、ゴホン、と態とらしい咳払いが後ろの席からした。雅臣と共に咳の主、海老原を見遣る。
「ボクの前だったらどんなにイチャついても構わないけど、他のクラスメイトがいる教室ではほどほどにね」
頬杖をついた海老原が、呆れたように言ってくる。周りを見渡すが、窓際に集まって春休みの話で盛り上がっている女子達や、席につき授業の準備や読書をしている男子達など、各々が授業開始までの時間を好きなように使っていて、誰もこちらを見てはいない。変な注目を浴びていたわけではないとホッと胸を撫で下ろしながら、小声で海老原に文句を言う。
「いっ、イチャついてなんてないだろっ!」
「止めなきゃ、このままセックスしちゃいそうな勢いだったじゃない」
「拓也の艶やかな姿を他人になんか見せませんよ。公衆の面前でセックスするほど飢えてませんしね。昨日も存分に楽しみましたし、今日も家に帰ってから楽しむんですから」
「そうなの? 宇佐美くんが足腰立たなくならない程度に頑張ってね」
「拓也相手だと歯止めが利かなくなってしまいますが、愛する相手を傷付けるなんてことはしませんから心配は無用です」
現政権の感想でも言い合うように、淡々と会話を進めていく雅臣と海老原。だが、雅臣の言葉には棘があり、海老原の言葉には冷やかしが含まれている。言葉の裏に隠された感情よりも、問題なのはその内容だ。
「おいっお前ら、なんていう話をしてんだよ! 海老原、朝っぱらからセックスとか言うな! 教室でするわけないだろっ! 雅臣も昨日三回やったとかバラすんじゃねぇよっ!」
「へぇ、三回やったんだ」
「拓也、流石に僕も回数までは教えていませんよ」
可笑しそうにヘラヘラ笑う海老原と、失笑する雅臣に頭を抱える。馬鹿な会話を止めようとしたのに、なんていう墓穴を掘っているんだ、俺は。
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