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明日の兄弟
25 途切れた糸
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汗ばんだ大きな手が、秋の筋が浮いた腹を撫でて、肋を辿るように胸を這う。胸の先端を弾かれて、秋は小さく喘ぎを漏らして背中を反らした。
わざとらしくないように、純粋な子供が敏感な所を触られて驚いているような声を出す。拒否をしない程度に遮りながら、徐々に深い所に先生の手を誘導していく。
そして、さり気なく腰を動かして先生の下着の下にあるものを擦る。
先生の手が秋の両肩を掴み、そのまま秋の体は机に仰向けに叩き付けられた。
「うぁ……ッ」
背中を打ち付けて、肺の空気が無理矢理押し出されて声が漏れる。
先生は秋の肩を抑えつけたまま、片手で急いた様子でベルトを外した。そして、汗の臭いがする体が秋に圧し掛かって来る。
湿った熱いものが秋の足に擦り付けられて、粘ついた体液が秋の制服を汚していた。
自分のもので秋の制服がてらてらと濡れているのを見て先生は一度手を緩めたが、秋は先生に向かって手を伸ばした。
「先生なら、いいよ。ね……?」
秋が言うと、先生が汗は浮かんだ顔を寄せて秋に唇を合わせた。
太い舌が口内に侵入してきて、歯列をなぞられて口蓋を突かれて、呼吸もままならない中で背中にぞわぞわと快感の波が走る。
「ん……、ぁ……」
秋の口から飲み下せない涎が零れて頬を濡らした。
先生が秋の制服を脱がせて、骨の浮いた秋の腰を両手で掴む。
熱いものが皮膚に触れたと思った瞬間に、秋の中に先生のものが侵入してきた。
「ああぁ……ッ」
腰を打ち付けられて、受け止めきれなかった衝撃に机の上で背を反らす。
痛みに体が逃げようとしても、腰を掴んでがくがくと体を揺さぶられる。体の中を何度も抉られる衝撃に、秋は挿入のたびに意識が飛びそうになったが先生の動きは止まらない。
「は……っ、あぁ……あぅ……ッ、んぁ」
突かれる度に、内臓が押し上げられて秋の口から声が漏れる。ふ、ふ、と先生の短い呼吸が秋の耳を湿らせる。
秋は手を伸ばして、先生の背中に指を這わせた。
「せんせ……気持ちい……?もっと、もっと……ッ」
先生のものが秋の中で更に大きくなる。ぶるり、と先生の背が震えると同時に秋の中でじわりと漏れたのがわかった。
一度引き抜くと、秋の中から白濁した液がどろりと漏れる。
「ふぁ……」
体の中心にあったものが消える感触に、体の力が抜けて秋の手足が机の上に落ちた。しかし、垂れた液体を押し込むようにもう一度ものがぶちゅりと押し入って来る。
「ひ、ぃああっ!!」
緩んでいた体に突然の衝撃が襲って来て、秋の喉から高い叫び声が漏れて指導室に響く。
先生は秋の口を片手で抑えつけて、更に腰を動かす。重い手に顔を抑えつけられて、秋の喘ぎ声は教室の外に漏れることはなかった。
*****
放課後、秋はいつものように先生に呼ばれていて指導室を覗いたが、先生はまだ来ていない。
生徒が1人で指導室にいるのも怪しまれるだろうと考えて、秋は一度教室に戻った。
教室に入ろうとして、窓際の席に数人の生徒が残っていることに気付く。既に大人のような体格をしていて、影で秋を殴って来る生徒たちだ。秋はすぐに引き返そうとしたが、生徒の1人が秋に気付いて声を掛けてきた。
「おい、ちょっと来いよ」
顎で指示されて、秋は教室の中に入った。逆らうと痛い目に遭うから、ここは従った方がいい。
秋が近付くと、生徒は机に置いてあったスマホの画面を秋に突き付けた。
「これ、お前?」
スマホの画面には、動画が流れている。
薄暗い空間で何かが動いていて、最初は何が映っているのかわからなかったが、すぐに肌色がアップになった。
生徒がボリュームを上げると、高い喘ぎ声とベッドが軋む音が教室に響いて秋の耳にも届いた。
秋が相手をした男が録っていた映像だと気付いて、秋の血の気が一気に引く。違法動画は高く売れると言っていたくせに、中学生が視聴できるレベルのセキュリティの甘さに怒りすら感じていた。
秋がこういう事をしていることが知られたら、母親のアオイが相応の責任を問われる。もしかしたら何らかの罪に問われるであろうことも秋は知っていた。
「……ちがう」
「うわ、喋った!てことは、そうなんだ」
「ほら、顔も同じだし。お前じゃん」
生徒が秋の髪を掴んで顔を上げさせて、横にスマホを並べる。耳を塞ぎたくなるような自分の喘ぎ声に、秋は髪を掴まれたまま手を振り払おうと暴れた。
「ち、ちがう……!」
「暴れんなよ!痛ぇな!」
秋の手が顔に当たって、生徒は秋の体を蹴飛ばした。秋は机を倒しながら床に倒れる。
衝撃で生徒の手からスマホが飛んで、教室のドアの方まで床を滑って行った。
「おーい、何してるんだ?」
机が倒れる音を聞き付けて、ドアから先生が声を掛けて中に入った。
秋はすぐに立ち上がってスマホを拾い上げようとしたが、それより先に先生が拾い上げる。
「もうすぐテストだろ?遊んでないで、帰って勉強しろよ……」
先生はスマホに映っているものを見て言葉を止めた。
男の上に跨った秋が、腰を揺らして高い喘ぎ声を漏らしているところだ。荒い映像だが、秋がいつも目の前でやっていることだから、見ればすぐに分かる。
「はーい、帰りまーす」
生徒は先生からスマホを取り上げて、教室から駆け出て行く。
「……淫行教師」
先生とすれ違いざまに生徒の1人が囁いて、廊下の喧しい足音と笑い声は遠ざかって行った。
先生が毎日のように秋を指導室に呼んでいることは、既に生徒は気付いている。
それであの動画を見れば、そこで何をしているのかは中学生でも分かることだ。
震える先生の手が、倒れたままの秋の首に伸びて来た。両手で首を絞められながら体を持ち上げられて、秋の足が浮く。
「せんせ……痛い……」
秋はいつも指導室で2人きりの時と同じような声を出した。しかし、その演技を遮るようにぐっと指に力が加わって、秋の喉の奥から掠れた悲鳴が漏れる。
窓枠に叩き付けられた痛みを感じた直後、秋の体は外に放り出されていた。
首から手が離れて呼吸が出来るようになると同時に、体から重さが消える。
届かないと分かりながら伸ばした指の先で、先生が無表情に見下ろしているのが見えた。
わざとらしくないように、純粋な子供が敏感な所を触られて驚いているような声を出す。拒否をしない程度に遮りながら、徐々に深い所に先生の手を誘導していく。
そして、さり気なく腰を動かして先生の下着の下にあるものを擦る。
先生の手が秋の両肩を掴み、そのまま秋の体は机に仰向けに叩き付けられた。
「うぁ……ッ」
背中を打ち付けて、肺の空気が無理矢理押し出されて声が漏れる。
先生は秋の肩を抑えつけたまま、片手で急いた様子でベルトを外した。そして、汗の臭いがする体が秋に圧し掛かって来る。
湿った熱いものが秋の足に擦り付けられて、粘ついた体液が秋の制服を汚していた。
自分のもので秋の制服がてらてらと濡れているのを見て先生は一度手を緩めたが、秋は先生に向かって手を伸ばした。
「先生なら、いいよ。ね……?」
秋が言うと、先生が汗は浮かんだ顔を寄せて秋に唇を合わせた。
太い舌が口内に侵入してきて、歯列をなぞられて口蓋を突かれて、呼吸もままならない中で背中にぞわぞわと快感の波が走る。
「ん……、ぁ……」
秋の口から飲み下せない涎が零れて頬を濡らした。
先生が秋の制服を脱がせて、骨の浮いた秋の腰を両手で掴む。
熱いものが皮膚に触れたと思った瞬間に、秋の中に先生のものが侵入してきた。
「ああぁ……ッ」
腰を打ち付けられて、受け止めきれなかった衝撃に机の上で背を反らす。
痛みに体が逃げようとしても、腰を掴んでがくがくと体を揺さぶられる。体の中を何度も抉られる衝撃に、秋は挿入のたびに意識が飛びそうになったが先生の動きは止まらない。
「は……っ、あぁ……あぅ……ッ、んぁ」
突かれる度に、内臓が押し上げられて秋の口から声が漏れる。ふ、ふ、と先生の短い呼吸が秋の耳を湿らせる。
秋は手を伸ばして、先生の背中に指を這わせた。
「せんせ……気持ちい……?もっと、もっと……ッ」
先生のものが秋の中で更に大きくなる。ぶるり、と先生の背が震えると同時に秋の中でじわりと漏れたのがわかった。
一度引き抜くと、秋の中から白濁した液がどろりと漏れる。
「ふぁ……」
体の中心にあったものが消える感触に、体の力が抜けて秋の手足が机の上に落ちた。しかし、垂れた液体を押し込むようにもう一度ものがぶちゅりと押し入って来る。
「ひ、ぃああっ!!」
緩んでいた体に突然の衝撃が襲って来て、秋の喉から高い叫び声が漏れて指導室に響く。
先生は秋の口を片手で抑えつけて、更に腰を動かす。重い手に顔を抑えつけられて、秋の喘ぎ声は教室の外に漏れることはなかった。
*****
放課後、秋はいつものように先生に呼ばれていて指導室を覗いたが、先生はまだ来ていない。
生徒が1人で指導室にいるのも怪しまれるだろうと考えて、秋は一度教室に戻った。
教室に入ろうとして、窓際の席に数人の生徒が残っていることに気付く。既に大人のような体格をしていて、影で秋を殴って来る生徒たちだ。秋はすぐに引き返そうとしたが、生徒の1人が秋に気付いて声を掛けてきた。
「おい、ちょっと来いよ」
顎で指示されて、秋は教室の中に入った。逆らうと痛い目に遭うから、ここは従った方がいい。
秋が近付くと、生徒は机に置いてあったスマホの画面を秋に突き付けた。
「これ、お前?」
スマホの画面には、動画が流れている。
薄暗い空間で何かが動いていて、最初は何が映っているのかわからなかったが、すぐに肌色がアップになった。
生徒がボリュームを上げると、高い喘ぎ声とベッドが軋む音が教室に響いて秋の耳にも届いた。
秋が相手をした男が録っていた映像だと気付いて、秋の血の気が一気に引く。違法動画は高く売れると言っていたくせに、中学生が視聴できるレベルのセキュリティの甘さに怒りすら感じていた。
秋がこういう事をしていることが知られたら、母親のアオイが相応の責任を問われる。もしかしたら何らかの罪に問われるであろうことも秋は知っていた。
「……ちがう」
「うわ、喋った!てことは、そうなんだ」
「ほら、顔も同じだし。お前じゃん」
生徒が秋の髪を掴んで顔を上げさせて、横にスマホを並べる。耳を塞ぎたくなるような自分の喘ぎ声に、秋は髪を掴まれたまま手を振り払おうと暴れた。
「ち、ちがう……!」
「暴れんなよ!痛ぇな!」
秋の手が顔に当たって、生徒は秋の体を蹴飛ばした。秋は机を倒しながら床に倒れる。
衝撃で生徒の手からスマホが飛んで、教室のドアの方まで床を滑って行った。
「おーい、何してるんだ?」
机が倒れる音を聞き付けて、ドアから先生が声を掛けて中に入った。
秋はすぐに立ち上がってスマホを拾い上げようとしたが、それより先に先生が拾い上げる。
「もうすぐテストだろ?遊んでないで、帰って勉強しろよ……」
先生はスマホに映っているものを見て言葉を止めた。
男の上に跨った秋が、腰を揺らして高い喘ぎ声を漏らしているところだ。荒い映像だが、秋がいつも目の前でやっていることだから、見ればすぐに分かる。
「はーい、帰りまーす」
生徒は先生からスマホを取り上げて、教室から駆け出て行く。
「……淫行教師」
先生とすれ違いざまに生徒の1人が囁いて、廊下の喧しい足音と笑い声は遠ざかって行った。
先生が毎日のように秋を指導室に呼んでいることは、既に生徒は気付いている。
それであの動画を見れば、そこで何をしているのかは中学生でも分かることだ。
震える先生の手が、倒れたままの秋の首に伸びて来た。両手で首を絞められながら体を持ち上げられて、秋の足が浮く。
「せんせ……痛い……」
秋はいつも指導室で2人きりの時と同じような声を出した。しかし、その演技を遮るようにぐっと指に力が加わって、秋の喉の奥から掠れた悲鳴が漏れる。
窓枠に叩き付けられた痛みを感じた直後、秋の体は外に放り出されていた。
首から手が離れて呼吸が出来るようになると同時に、体から重さが消える。
届かないと分かりながら伸ばした指の先で、先生が無表情に見下ろしているのが見えた。
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