息をするようなさべつのなかで

マーリャは地方都市より更に田舎の農村・リジー村で暮らす粉挽き小屋の娘。
水を運び、作物を育て、家畜の世話を焼くごく普通の農民として暮らしていた。
都市に越したり、旅に出て命をかけたりする気にはなれない。現在の安定した暮らしを維持すればそれで良い。
一生に一度の成人の儀を終えれば村に帰り、そのまま永住するはずだった。
だが徐々に身体が変調をきたし、人間にはない鱗や牙が生え始める。
優れた薬師だった旅の神父ジョサイアの協力を得て儀式当日まで耐え抜くも、彼もまた裏を持つ者だった。

これは平々凡々を願う主人公が安らかな生活を送りながら、
後にその生まれを否定され、周囲の人間を疑い、また疑われながら自分の在り方を探す物語。
誰が何と言おうと、決めつけられ差別されようと、人間として生きたい。

毎週日曜日更新予定です。
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