真冬の逃げ水 Mirage d'hiver
国家に反逆した罪により、一人の男が処刑された。この事実は公にはされず、暗い歴史の一部として葬り去られた。
その処刑は、男の家族にとって重く苦しい記憶となり、特に末弟のテオフィルに深い傷を残す。
彼は何も為せなかった過去を思い出し、悔恨の中で立ち止まっていた。
「知っている? 真冬でも、逃げ水ってあるんだよ」
逃げ水のように手の届かない、幸せだったころの記憶に心を閉ざしたテオフィル。
そんな彼に手を差し伸べたのは、精神科医のレヴィだった。彼もまた、過去に囚われ続ける人間であり、テオフィルの痛みの中に、自分と同じ色を見た。
そしてテオフィルを助けようとする過程で、レヴィ自身も、自分の過去と向き合うことになる。
※こちらは『 喪女は、不幸系推しの笑顔が見たい ~よって、幸せシナリオに改変します! ※ただし、所持金はゼロで身分証なしスタートとする。~』( https://www.alphapolis.co.jp/novel/365835295/594706079 )の続編ですが、この作品単体でも読めるようにしてあります
※イラストが挿入されることがあるため、苦手な方は自衛してください
※完結済み、一日数話投稿
※他サイトにも投稿しています
完結おめでとうございます。
人間の葛藤を文字にすると、こんな感じなのかも…と思いながら 心を寄せて読んでいくうちに、どこに出口があって どんなきっかけで浮上していくのだろうか?と気になり、先を楽しみに拝読しておりました。
私にも「もっと やれる事があったかもしれないのに」と後悔する相手が存在しましたので、物語の中とは言え、テオフィルがキチンと制服を着ることが出来て、それを見たレヴィ先生が 指輪を手放す事が出来た事は とても嬉しかったです。
私も テオフィルの未来がどんなものかとても楽しみで、まるで 若者に未来を託す熟年(壮年?老年?w)の気分を味わいました。
悩みは深かったですが、手探りでも前向きになっていき、いろんな事にぶつかっていっても 成長を感じさせ、未来を向いたテオフィルの物語を読み終わった時、とても清々しい気持ちになりました。
レヴィ先生の語る 院長先生の言葉も印象的ですね。そうだなぁ…と沁みわたります。
大人は、なかなか想いを昇華出来ないんでしょうかね。ノエルさんの「左っ側は空けとくんだ。あいつの位置だから…」という処、目の奥が熱くなり、
ジゼルさんの「やあねえ。ぴったりだわ。」の言葉と共に、ブリアックは愛されていたんだなぁ…とジワッと来ます。
ジゼルさんもノエルさんも、時間薬が必要なのでしょうね。
ソノコの物語も面白かったですが、今作品もとても印象深く、面白かったです。素晴らしい物語をありがとうございました。
こんにちは。全話の告知を拝見して参りました。美ショタから美少年に変化してのご登場ですね。
クラヴァットの下の痕を想像してから、首元を締めるのが苦しくなったんでしょうか……
テオフィルとオリヴィエの話は有っても、テオフィルとブリアックの話は無かったので、こんな深刻な思いを抱えるとは考えもしませんでした。
これからの展開がどうなるのか、
更新を楽しみにお待ちしております。
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