チヨダと僕――チヨダは23区しか話せない
みなとく、なかのく、ちゅうおうく。彼は東京23区の名前でしか話せない。
法学部の大学生、大倉界人は、年明けの日曜日に横浜の公園で不思議な青年と出会う。
問いかけても返ってくるのは区の名前だけ。
放っておけない界人は彼を家に連れて帰ることにする。
名前を尋ねると、「ちよだく」と答える青年。
チヨダと名付けた彼は、箸の持ち方もお風呂の入り方も知らない。
でも何だか目が離せない。
家族に恋人と誤解され、奇妙な同居生活が始まる。
けれど、チヨダには秘密がある。
冷たい身体、そして彼を探す黒スーツの男たち。
23区の名前しか話せない青年と、面倒見の良い大学生。
ふたりの出会いから始まる、あたたかくて少し切ないSFBLラブストーリー。
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