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聖女のお相手は

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初めに見えたのは、金色の髪。

―― あぁ、やっぱり?

と思ったら、部屋へ足を踏み入れてこちらを見据えたのはロイヤルエメラルドではなく、焦がれていた空色の瞳だった。

「え、えぇ?!アードル、いえ、あの、ラウティオラ様っ?!」
あまりの驚きで、スサンナは挨拶も忘れ、ソファから慌てて立ち上がって狼狽えてしまった。
その様子を見て、アードルフは分かりやすく眉を顰めた。
「どうしたんですか?私では不満でも?」
「そんなまさか!逆ですよ!」
ぐっと両手を握って答えるスサンナに、アードルフはただ不思議そうに首をひねった。

「だって、聖女の相手ですよ?絶対断れないやつじゃないですか!私、分かりやすかったと思いますし。誰かが、宰相様か国王陛下かどなたかに言ったんじゃないですか?私がラウティオラ様にいつも見惚れてるって。もちろん好きですし、嬉しいですけど、この状況からして、ラウティオラ様の意志は無視でしょう?」
「強制的に押し付けられたようなものではないし、私は構わない」
そう言って、アードルフは涼やかな表情のままソファに腰を落ち着けた。

―― 構わないってなによ。

その言い方に、カチンときた。
驚いてうっかりした勢いとはいえ、スサンナはアードルフ本人に好きだと告げたのだ。それなのに、その返事が「構わない」とは。
舞い上がった気持ちが、一瞬で地下にめり込んだ。

一歩ずつアードルフに近づきながら、スサンナは口を開いた。

「いいえ、結構です。同じ質の想いを返してもらえない相手と一緒にいるつもりはありません。何が楽しくて夫に片想いしなくちゃならないんですか?嫌ですよ!絶対破綻しますそんな関係。いくら好きな人だからって、義務や同情で一緒に居られて傷つかないとでも思っているんですか!?ずっと一緒に生活して、期待しないわけないじゃないですか!その度に同じ思いじゃないって確認して傷つき続けるなんてごめんです!そんなことになるくらいなら、最初からお互い友情を感じる人と家族になった方がマシです!大体、私とこういうことするんですよ?あなたは乗り気になれるっていうんですか?!」
自分の想いをぶちまけ、興奮のままスサンナは行動した。
ばさり、と綺麗なドレスの裾をはらいながら、ソファに座るアードルフの足を跨いで膝の上に座った。
両腕を伸ばしてアードルフの首に回し、胸を押し付けながら身体を密着させ、ほんの少し動けば唇が触れそうな距離まで顔を近づけた。

―― あぁ綺麗な顔。

その空色の瞳がすっと細められ、アードルフが何か言おうとした。
「それは――」
しかし彼のセリフを聞く前に、何かに思い当ったスサンナが密着していた身体を少し離して俯き、頭を左右に振って言葉を口にした。
「はぁー……ごめんなさい。感情的になってしまって。聞き方を間違えました。心が伴わなくても、男性は性行為できるんですよね。とにかく、そういうことなので、聖女として私の方からおことわ、りぃっ?!」
アードルフはそれを聞きながら目が据わっていき、スサンナが膝から下りようとしたところを無理やり抱き上げた。
「時間をかけるつもりだったとはいえ、先に伝えていなかった私も悪かったと思いますから。それに、私に照れがあったとはいえ言い方を間違えましたね。大丈夫です。しっかり、きっちり、あますところなく分かっていただきましょう」
そのまま立ち上がったアードルフは、歩いて移動しだした。
「ちょ、え、あの、どこへ?」
「ここは客室なのでね。一応、こちらに寝室があるんですよ」
「へぇー、さすが王城ですね。っぇ、しん、しつ?んな、なに、を」
「何をするか、本当にわからないんですか?」
「えぇ?だって、なんで」

混乱している間に寝室のベッドに近づき、そっと下ろされて油断したところで乱暴に押し倒された。
座った姿勢から押し倒されたので、大した衝撃はない。
両手を大きな手で押さえられていて、目の前にある空色の瞳はギラギラとしか言いようのない色味になっていた。
「スサンナ」
「ラウティオラ、様?」
「ずっと私を見ていたくせに、今さらほかになんてやりませんよ」
「っ、あの、でもラウティオラ様は」
「アードルフと」
「え?」
「さっきも呼びかけていたでしょう?アードルフと呼んでください」
言いながら、アードルフは片手でスサンナの両腕を押さえ込み、もう片方の手でドレスの襟元を持った。
指が肌に当たって生々しい。

―― ドレスはマズい気がする。

「あ、の、ラウ、あ、アードルフ様、ドレスは借りもの、なのでっ!」
「あぁ、じゃあ汚してはいけませんよね?」
魔力がふわりとスサンナを包んだと思ったら、しゅるりとスサンナからドレスが離れ、下着だけになっていた。
腕は押さえられたままなので、どうやら転移のような魔法を使ったらしい。

「ひぁっ?!無駄に高度な魔法を使わないでください!」
スサンナは身体をよじったが、どうやっているのかまったく抜け出せない。この後のことを想像できて、目の前の色気を駄々洩れにしたアードルフを直視できない。
「これくらいは嗜みですよ」
「そんなわけないでしょう!転移魔法をドレスの剥ぎ取りに使うなんて、っ?!ゃっ」
次に手をかけられたのはコルセット。次いで、パンツやストッキングもすべて同じ魔法で取り去られ、スサンナはあっさり全裸にされてしまった。

「アードルフ様っ!」
微妙に視線を逸らしたまま抗議しようとしたら、片手で無理やり顔を固定され、目の前にアードルフが迫ってきた。
「まだ言っていませんでしたよね?」
「なにっを」
「私は、スサンナが好ましいですよ」
「は?そりゃああれだけ」
「そうですね、あれだけ私を見て、私自身だけを見て、見返りも期待せず、まっすぐ好意を向けてくる女性を無下にする方が難しい」
「でもそれは!懐いたペットみたいなもんでしょう!」
「どうしてそう思うんですか?ペットと子づくりなんてしませんよ」
「だからっ、男性なら身体と心は別だって」
「私を見てください」
「ゃっ」
スサンナは、目線だけを横に向けて抵抗していた。
「スサンナ。あなたは私のものだ」
「ぁ、っ……!!!」
その言葉に心臓が跳ねて、空色の目を見返し、スサンナは言葉を失った。
目の前にあったのは、とろりと溶けそうなほど喜びを浮かべた、見たこともない表情だった。
頬が染まるのを感じたが、目を逸らせない。
「好きですよ、スサンナ。だからどうか、好意を向けるだけではなくて、私を欲しがって」
「ぁ、アードルフ、さま。……、好きです」
思考がうまく働かなくて、口が勝手に動いた。
「当然です。キスが欲しいですか?」
「は、いっ、んんぅ」
聞かれて思わずうなずくと、温かくて柔らかいものが押し当てられた。それは、すぐに離れた。
「もっと欲しい?」
「ん、もっと」

何度もキスを強請っている間に、アードルフも服をすべて脱ぎ去っていた。
「あぁ、ここも欲しがっているんですか?」
嬉しそうに見たのは、ふるりと揺れるスサンナの胸の頂。期待のためか、すでにピンと主張したそこを、アードルフは指でそっとつまんだ。
「んゃぁっ?!っん、は、ぁ」
そこに感覚が集中してしまったように、快感に身体が支配される。そんなスサンナを、ギラギラした視線で見つめるアードルフ。

何度も摘ままれ揉まれ弄られていると、身体の奥が切なくなり、スサンナは思わず腰を揺らした。
「スサンナ、身体だけではなくて、きちんと言葉で伝えてください。私もそうしますから」
「そっ!そうする、って」
「えぇ。私は、早く、スサンナのここに、己を突き立てたい」
「っきゃぁ?!待、って、ゃ、嘘っ」
「やはり、狭いですね。ドロドロに解される方がいいですか?それとも、無理やり捻じ込まれたいですか?」
アードルフの指が触れたそこは、自分でも驚くほどにぐちゅりと濡れていた。
「ふ、ぁ、そん、っなぁ!」
敏感な部分に触れながら、別の指がゆっくりと奥へと押し込まれた。
無理やり開かれる感じに背中が反り、足がシーツを蹴る。違和感と圧迫感に息が詰まりそうになるが、心が満たされてきている。
「痛いのは嫌ですか?」
「すごく、痛いのは、やっ!」
「なら、少し解したらすぐに入れてあげましょう」
「んっ!ぁ!ふ、っく!」
もういっぱいいっぱいで、目の前のアードルフが欲しいことしかわからない。


少し、と言ったはずなのに、体感で30分ほどあちこち弄られた。
指を増やしてそこを解すだけではなく、耳を舐められたり、二の腕を噛まれたり、胸を吸われたり、脇腹にキスされたり。
その間に、2度ほど絶頂を味わうことになった。
そうして、ようやく入ってきたアードルフの熱源は、解したはずの中をさらに押し広げた。
「ん゛っ?!ぃたっい!アー、ドルフ、さま!おっきすぎ!むり!ぃぃいい?!」
半泣きでアードルフに訴えていると、スサンナを見下ろす目を細めて笑った。
「そう。覚えておいて、くださいよ。あなたを、開くのは、初めても、これからも、私だけだ!」
「んにゃぁぁああ!!」
ずん、と突き入れられ、身体が密着した。

ふー、ふー、と痛みを逃しながらも、スサンナはアードルフにしがみついて耐えていた。

―― 好きじゃなきゃ、こんな痛いの絶対耐えられない。

しばらくじっとしてくれていたアードルフだが、スサンナの呼吸が収まってきたのに気づいて腰を押し進めた。
「んっぁ!!」
「そろそろ、動き、ます!」
「はぃ、ぃぃい!」

初めはゆっくりだった動きは徐々に激しくなり、スサンナはただただ翻弄されていた。
途中からは痛みに慣れてきて、快感を拾えるようにもなってきた。

「ああっ!ぁあ!んぅ!!くぅ!」
アードルフの肩に口を押し付けて声を抑えていたが、動きが大きくてずれてしまうと声が漏れる。
それに、口が離れると寂しい。
必死に縋り付いていると、アードルフがぐっと抱き込んでくれた。
一応王城の部屋なので、できるだけ声は外に漏らしたくない。何か対策をしてあるかもしれないが、スサンナにはそれを確認する余裕はない。
「っく、スサンナ、もう、出ます」
「ふぁ、い!んっ!っ、くださぃっ!」
「……っぁ!!」
「んんん!!」
ぎゅう、と抱き込まれたまま奥に押し付けられ、そこで爆ぜたのを何となく感じた。
満足感に、スサンナの身体の奥がぎゅっとなった。


そのまま寝るというわけにもいかないので、あれこれ後始末をして、きしむ身体に鞭打って、どうにかこうにかドレスを着た。髪はもう自分でできる範囲で直すしかない。
人目を避けてなんとか帰るにはどの通路を通ればいいだろうか、と考えていると、きちんと服を着なおしたアードルフがスサンナの前に立った。
「こちらに座ってください」
示されたのは、乱れたベッドの横にあったソファだ。
特に断る理由もないので、スサンナは大人しく座った。すると、アードルフはスサンナの下腹の方へ手をかざした。
ふわり、と温かい魔法を感じた。

―― あ、これはあれだ。

「避妊魔法、ですか?」
日常で使われる魔法のうち、人体に影響するものは高度な魔法とされる。しかしこれは、身体そのものに働きかけるのではなく、結界を応用して子宮内を保護し、着床しないようにする魔法だ。結界魔法を発現できれば、わりと簡単に使える魔法だと知っているし、スサンナも習得していた。
「えぇ。学生でも結婚することは問題ありませんが、結婚の前に授かるのは醜聞でしょう」
でき婚は、確かにあまり貴族では評判が良くない。
処理もきちんとして、ほっとしたスサンナにアードルフが言った。
「立てますか?今日はもう帰りましょう。スサンナのご両親にも早々に挨拶しなくては」
「ぁ、はい。えっと、あちこち痛いです」
「……わかりました」
スサンナの返答を聞いて、アードルフは一つ頷いて腕を伸ばした。そして、いつかのようにお姫様抱っこでスサンナを抱えた。
滞在している王城の部屋へ送ってくれるのかと思いきや、アードルフはそのまま待機していた馬車へと乗り込み、王城を出てタウンハウスにいる両親への挨拶をサクッと済ませた。
そして有無を言わさず公爵家へ連れ込まれた。

行動が早すぎる。




聖女が嫁入りということでラウティオラ公爵家では大手を振って歓迎され、とんとん拍子に話が進み、卒業を待たずしてスサンナはスサンナ・ラウティオラとなった。
当面は公爵家次男の嫁だが、卒業後にはアードルフが余っている爵位を引き継ぐので、ラウティオラ伯爵夫人になる予定だ。


アードルフが短い結婚前の期間に話してくれたところによると、本当は卒業までに距離を詰めて説得する予定だったらしい。
「説得って……。だって、私はわかりやすかったでしょう?」
「ええ、とってもわかりやすく好意を向けていながら、きっちり一線を引いていましたよね。笑顔を向けて見ても、話しかけても、物理的に近づいても」
「え、あ……」
何もせずに諦めていたのは確かだ。だから、『特別扱いじゃない』と自分に言い聞かせていたし、遠くから見るだけで必要以上に近づかないようにしていた。
「スサンナのことだから、身分のことを考えて諦めていたんでしょう?」
「そう、ですね。半分は平民ですから」
しっかりバレていたらしい。
「それに、一度決めたことを貫く頑固さもありそうだったので、それを崩すためにゆっくり近づいてわかってもらうつもりだったんですよ」
このところお色気イベントが増えている気がしていたが、それはアードルフがスサンナに近づいていたこともあったようだ。
身分差はどうとでもなると考えていたらしい。

そうこうしているうちにスサンナが聖女認定された。当初挙がっていた聖女の結婚相手の候補は第二王子殿下だったそうだ。それを聞いたアードルフは最速で動いたという。
「殿下がすぐ相談してくれる方で良かったです。突然のことでお困りでしたし、それならと私が立候補しました」
「立候補、ですか」
「多少渋られましたが、まぁそこは穏便に話し合いで即時解決しました」
きっと相手にとっては穏便でなかったに違いない。悪役としてのポテンシャルを変なところで発揮しないでほしい。
なんとなく嫌な予感がしたので、具体的なことは聞かないことにした。

けれども、そうやってアードルフが動いてくれたから、今スサンナはこうして彼の側にいられる。
どうせなら、イベントと同じように、王様の前でアードルフの名前を口に出して希望を伝えてもよかったのかもしれない。
もちろんそれは結果論で、あのときにはアードルフの気持ちは知らなかったのでそんなことはできなかったが。




学園など、外では相変わらずアードルフは涼やかな貴族らしい表情でいることが多かった。
スサンナは、彼に楚々と付き従っている妻、という見られ方をしている。
今後はアードルフのパートナーとして第二王子殿下に仕えながら、聖女としても動くという方向だが、それもやはり貴族の女性としては型破りなので、アードルフの意志に従っていると捉えている人が多い。
とにかくいつでもアードルフを間近に見ることができて、いつでも会話ができて、なんなら軽いスキンシップまであるので、スサンナは非常に満足な学園生活を送ることができた。

しかし、親しい友人や、一緒に仕事をするようになった第二王子殿下の見解は少し違った。
スサンナは公爵家に移ってから常に匂い立つような色気を放っていたし、がっちがちに防御を固めて常時稼働する追跡魔法まで付与した非常に高価な魔石を使った結婚指輪を付けているのだ。
同じ魔石の小さいものはピアスにして、通信魔法を付与してある。これはアードルフと対のものだ。
どちらも付与する魔法陣を小型化したうえで性能も上げてあり、スサンナのために開発したとアードルフが言っていた。無駄に高性能である。
何があっても完全に守る、という強い意志と絡みつくような束縛が感じられる代物だ。

何の気なしに、結婚指輪やお揃いのピアスがどういうものか聞いた王子殿下たちは、詳細を知って『うわぁ』という言葉を飲み込んでいた。
アードルフにそんな一面があるとは知らなかったらしい。


外ではベタベタしすぎず仲良さげな学生夫婦が好意的に受け取られたのか、学園ではお揃いのピアスがちょっとした流行になった。
さすがに、流行ったのは通信魔法付きではなかったものの、それでもお揃いのピアスは告白のときに贈るものと認識されるようになった。




卒業パーティーは、エセ乙女ゲームのシナリオでは悪役令嬢の断罪劇の会場となっていたが、当然そんなことは起こらなかった。
むしろ、エンシオが会場のど真ん中でピアス片手にアイヤにプロポーズするというサプライズでものすごく盛り上がった。もちろんアイヤは感激しながら喜んで受け取った。

そんな中、アードルフのすぐそばで、スサンナは幸せをかみしめた。アードルフも幸せならいいな、と思ったがすぐに思い直した。ほぼ毎晩ベッドで聞いているからだ。
アードルフは、宣言通り自分の気持ちを言葉で伝えてくれる。スサンナも伝えるものの、2人きりになれる寝室での会話が多いので、大概翻弄されてよく分からなくなる。
外と内で向けられる熱量の差に溺れているのはスサンナなので、やっぱりスサンナの方がたくさん気持ちを与えられているような気がしていたが、こればかりは本人にしか分からない。

様々な希望を伝えて叶えてもらっているが、抱き潰さないでほしいという要望はあまり聞いてもらえない。抱き潰すほどに愛情を与えられて喜んでしまっている部分もあるので、きっとアードルフにはその気持ちまで伝わっているのだろう。




卒業後のスサンナは、アードルフとともに第二王子殿下について諸外国とやりとりする職業婦人となった。
聖女としての仕事もしていたが、患者を集めるのは国がすることだし、スサンナにとってはちょっと疲れるが割のいいバイトのようなものだ。
第二王子殿下も結婚後は妃殿下を伴って諸外国へ出かけるようになり、仕事は男女別となっていた貴族の考え方が少しずつ変わっていった。
その流れを汲んで、マケライネン侯爵夫人となったアイヤがエンシオと一緒に貴族女性として初めて魔法省に就職したり、ヴェルホン・ラッカウス王国史上初の女性当主が生まれたりと、王国は転換期を迎えた。




スルーし続けたエセ乙女ゲームのシナリオはエンディングを迎え、ヒロイン役も悪役令嬢(?)役もエセ乙女ゲームとはまったく違う結末を迎えることになった。


もちろん、2人のハッピーエンドで。
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