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第4話 疾風迅雷客
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――数日後。
「勇者ベイル……奴の力の源はわかった」
魔人ヴァルディスは、草原の丘からラングリードの町を眺めていた。彼の背後には、20000もの魔物が控えている。
ダークドラゴンが敗北したあの日から、ヴァルディスは魔王城から運ばれてきた書物を読みあさり、勇者ベイルの能力を理解する。
――奴はサウナでととのうことによって、最強の力を手に入れることができる。
その上昇幅は凄まじく、かつてサウナの力を駆使した勇者ヘルキスは、魔王ゲルギオラスを封印してしまった。サウナという儀式は、それほど凄まじい。
――おそらく、これだけの兵力をもってしても、勇者ベイルにはかなうまい。
しかし、奴の儀式が完了するまでには1時間近くかかる。それまでに、ベイルを始末――あるいは儀式を中断させることができれば、ヴァルディス軍の勝利。
――ならば、疾風迅雷の戦術にて、ラングリードを強襲する。
「ゆけ! 魔王軍の精鋭たちよッ! 狙うはベイルの首ただひとつだッ!」
ヴァルディスが合図を送ると、数多の魔物が出陣する。大地を鳴動させるかの如く、激しく押し寄せる。
ラングリードの町は城郭都市だ。町をぐるりと覆うようにして巨大な城壁が立ちはだかっている。防衛に向いた建築。一筋縄ではいかないだろう。だが――。
「城壁を登ることに特化した魔物を投入した。ククッ、この猛攻を防げるか?」
魔王軍の動きを眺めながら、笑みを浮かべるヴァルディス。
ラングリード軍も気づいたようだ。城壁にズラリと兵が配置されていく。その光景はまさに圧巻。
勇者ベイルもサウナに入ったことだろう。ここからは時間との戦いだ。
猿や昆虫タイプの魔物が、城壁をするすると駆け上がる。当然、人間の抵抗も凄まじい。雨のように降りしきる矢が逝く手を阻む。
「怯むなぁッ! 我らは最強のヴァルディス軍であるッ! 城内にさえ侵入してしまえば、あとはいかようにもなるッ! 進めぇッ!」
津波の如く押し寄せる魔物。
死に物狂いで押し返す人間たち。
戦況はヴァルディス軍が優勢だった。
しかし、その時だった。
城壁に美しい女性が現れる。
「……あの銀髪……奴は、ラングリード軍の総帥……?」
フランシェ・ラングリード。写真で見たことがある。剣の腕もさることながら、その魔力は人間の中でもトップクラス。魔王軍にも、彼女の武勇は伝わってくる。
フランシェが勇敢に魔物たちを薙ぎ払っていく。その光景を見た人間たちが、士気を上げていく。そして、彼女は叫んだのだった。
「今です! マジックサウナストーンシステムを起動ッ!」
「マジックサウナストーンシステムだと……」
聞き慣れない単語が響き渡った。
次の瞬間、城壁を軽快に駆け上がっていた猿や蜘蛛の魔物たちが、煙を上げながらバラバラと落下していく。形勢が逆転していく。
「いったいどういうことだ……?」
訝しげに言葉を落とすヴァルディス。そんな彼に、フランシェは勝ち誇ったように声を飛ばしたのだった。
「これぞ勇者ベイルが考案した、マジックサウナストーンシステム! 魔石による城壁は愚劣な魔物の侵入を防ぐ! 無駄を悟るがいい!」
聞いたことがある。ラングリードの地は、サウナストーンと呼ばれる魔石が大量に採取できると。魔力を込めることで高熱を帯びるとか。どうやら、それらを城壁に組み込み、魔力を流すことで魔物を焦がしているらしい。
「おのれ、小賢しい真似をッ!」
ググッと拳を握りしめるヴァルディス。
なるほど、時間稼ぎをせざるを得ないからこそ、守りに力を入れるか。人間共も多少は頭を使っているらしい。
「だが、こちらとて次の一手は考えている!」
ヴァルディスは、飛行系の魔物を用意していた。それらが一斉に飛び立ち、遙か上空からラングリードの町を強襲する。
「なッ!」
フランシェも気づいたようだ。
人間と魔物、個の力ならば、圧倒的に魔物が優れている。多種多様な生物は、ありとあらゆる戦術を可能にするのだ。
「なるほど、魔王軍もなかなかやりますね……。しかし、これも勇者ベイルは予想していましたよ……。マジックサウナスチームシステムを起動ッ!」
――マジックサウナスチームシステムだと?
次の瞬間、町の至る所から、蒸気が吹き上がる。それらが城郭都市の屋根を構築するかのように広がった。
都市を構築するありとあらゆる建築物の屋根に、サウナストーンを使っているらしい。それらを熱すると同時に水を浴びせると、凄まじい蒸気が発生する。蒸気の雲が、城郭都市を覆い尽くす――。
☆
ラングリードの城下町。
蒸気の雲を突き破って、数多の魔物が突っ込んでくる。だが、そのうちの3割ほどが、すでに蒸気の熱でやられていた。
しかも、町の至ることには、アーチャー部隊が配置されていた。さらには、ロングアーチという極太の矢を、カラクリを用いて発射するという兵器も用意されていた。
それらによって、魔物たちは次々に撃ち落とされていく。熱で弱り切っているというのもあったのだろう。視界を失った魔物たちは統率が取れていなかったのだ。
☆
ヴァルディスは遠くから配下の戦いを眺めていた。
サウナストーンを使った防御システムは、敵ながら見事なものだと思った。時間内にベイルを討ち取るどころか、そもそもの旗色が悪い。
彼は、懐から懐中時計を抜く。それを一瞥すると、口惜しそうな表情を浮かべて、こう言った。
「時間だ。……全軍、引き上げさせろ」
側近の魔物に、そう告げる。
これ以上戦っても、意味はない。あと数分もすれば、ととのった勇者ベイルが出陣するだろう。そうなれば、痛手は避けられない。
「さすがは、勇者の子孫……一筋縄ではいかぬか――」
ラングリードを取り巻く魔物たちが、一斉に退却を始める。追っ手がこないのは、ヴァルディスにとって不幸中の幸いであった。
☆
一方その頃。
――よし、ととのった。
俺は儀式を終える。身体には力と魔力がみなぎっていた。
椅子から緩やかに立ち上がり、全裸の俺は脱衣所にて装備を纏う。背中には御先祖様の剣だ。
「持ちこたえていてくれよ……」
いつも、俺はそう願う。ととのったあとの景色が、仲間たちの屍であっていいわけがない――。
俺は、スーパー銭湯の門をくぐり、ラングリードの大通りへと踏み出した。
――すると、そこには騎士団の面々が集まっていた。
「ん……? あれ……? 魔王軍はどうした?」
きょとん顔の俺。
すると騎士団の中からフランシェが歩み出てきて、こう告げた。
「ベイルの出番はありませんでしたよ」
隣にいたメリアも説明する。
「魔王軍は私たちが退けましたよ! ――ベイルくんの防衛策が見事にはまりました!」
メリアがそう発言した瞬間「おおおおおおおッ!」と、兵士たちの怒号の如き歓喜が渦巻いた。俺としては、ちょいと知恵を授けただけで、なにもしてないのだが……まあ、喜んでくれたのならいいや。
☆
ところ変わってヴァルディスの居城。
「……勇者ベイルか……」
此度の戦は完全にヴァルディス軍の敗北。配下の魔物を、かなり失ってしまった。
だが、ヴァルディスの心は穏やかだった。
人間を下等生物だと甘く見ていたが、実に面白い相手だと思った。
ヴァルディスは強者に対するリスペクトがある。強さこそ、生物の本質。戦いに対し真剣な奴は、例え人間であっても認める。ヴァルディスは圧倒的な強さを誇っているが、それでも魔王に従っているのは『強さ』があるからだ。
――心躍る一戦であった。
だが、次は負けない。
知で負けても、武が残っている。
ヴァルディスは魔王軍の中でも最強と謳われている。
もし、先の戦でヴァルディス自らが戦場に赴いていたらどうなっていただろうか? ベイルはともかく、騎士団の連中ぐらいは一方的に蹂躙することはできただろう。
「さて、どうしたものか」
――他の魔王軍幹部に救援を要請するか?
否、それはヴァルディスの恥である。
それに、勇者ベイルとやらに興味が出てきた。どうにかしてヴァルディスの武勇に、奴の死を加えたい。
ヴァルディスはググッと拳を握る。これは悔しさからではない。
――楽しみ、なのだ。
やはり、自分は戦いが好きなのだ。強敵――己が認めるほどの強者と、全力を持って戦う。それこそ、最高の娯楽。生きる意味なのだと自覚する。
ヴァルディスは配下の魔物に命令をする。
「――サウナに関する文献をもっと集めろ。突破口はあるはずだ。この俺が、必ずや勇者ベイルを仕留めてみせる――」
「勇者ベイル……奴の力の源はわかった」
魔人ヴァルディスは、草原の丘からラングリードの町を眺めていた。彼の背後には、20000もの魔物が控えている。
ダークドラゴンが敗北したあの日から、ヴァルディスは魔王城から運ばれてきた書物を読みあさり、勇者ベイルの能力を理解する。
――奴はサウナでととのうことによって、最強の力を手に入れることができる。
その上昇幅は凄まじく、かつてサウナの力を駆使した勇者ヘルキスは、魔王ゲルギオラスを封印してしまった。サウナという儀式は、それほど凄まじい。
――おそらく、これだけの兵力をもってしても、勇者ベイルにはかなうまい。
しかし、奴の儀式が完了するまでには1時間近くかかる。それまでに、ベイルを始末――あるいは儀式を中断させることができれば、ヴァルディス軍の勝利。
――ならば、疾風迅雷の戦術にて、ラングリードを強襲する。
「ゆけ! 魔王軍の精鋭たちよッ! 狙うはベイルの首ただひとつだッ!」
ヴァルディスが合図を送ると、数多の魔物が出陣する。大地を鳴動させるかの如く、激しく押し寄せる。
ラングリードの町は城郭都市だ。町をぐるりと覆うようにして巨大な城壁が立ちはだかっている。防衛に向いた建築。一筋縄ではいかないだろう。だが――。
「城壁を登ることに特化した魔物を投入した。ククッ、この猛攻を防げるか?」
魔王軍の動きを眺めながら、笑みを浮かべるヴァルディス。
ラングリード軍も気づいたようだ。城壁にズラリと兵が配置されていく。その光景はまさに圧巻。
勇者ベイルもサウナに入ったことだろう。ここからは時間との戦いだ。
猿や昆虫タイプの魔物が、城壁をするすると駆け上がる。当然、人間の抵抗も凄まじい。雨のように降りしきる矢が逝く手を阻む。
「怯むなぁッ! 我らは最強のヴァルディス軍であるッ! 城内にさえ侵入してしまえば、あとはいかようにもなるッ! 進めぇッ!」
津波の如く押し寄せる魔物。
死に物狂いで押し返す人間たち。
戦況はヴァルディス軍が優勢だった。
しかし、その時だった。
城壁に美しい女性が現れる。
「……あの銀髪……奴は、ラングリード軍の総帥……?」
フランシェ・ラングリード。写真で見たことがある。剣の腕もさることながら、その魔力は人間の中でもトップクラス。魔王軍にも、彼女の武勇は伝わってくる。
フランシェが勇敢に魔物たちを薙ぎ払っていく。その光景を見た人間たちが、士気を上げていく。そして、彼女は叫んだのだった。
「今です! マジックサウナストーンシステムを起動ッ!」
「マジックサウナストーンシステムだと……」
聞き慣れない単語が響き渡った。
次の瞬間、城壁を軽快に駆け上がっていた猿や蜘蛛の魔物たちが、煙を上げながらバラバラと落下していく。形勢が逆転していく。
「いったいどういうことだ……?」
訝しげに言葉を落とすヴァルディス。そんな彼に、フランシェは勝ち誇ったように声を飛ばしたのだった。
「これぞ勇者ベイルが考案した、マジックサウナストーンシステム! 魔石による城壁は愚劣な魔物の侵入を防ぐ! 無駄を悟るがいい!」
聞いたことがある。ラングリードの地は、サウナストーンと呼ばれる魔石が大量に採取できると。魔力を込めることで高熱を帯びるとか。どうやら、それらを城壁に組み込み、魔力を流すことで魔物を焦がしているらしい。
「おのれ、小賢しい真似をッ!」
ググッと拳を握りしめるヴァルディス。
なるほど、時間稼ぎをせざるを得ないからこそ、守りに力を入れるか。人間共も多少は頭を使っているらしい。
「だが、こちらとて次の一手は考えている!」
ヴァルディスは、飛行系の魔物を用意していた。それらが一斉に飛び立ち、遙か上空からラングリードの町を強襲する。
「なッ!」
フランシェも気づいたようだ。
人間と魔物、個の力ならば、圧倒的に魔物が優れている。多種多様な生物は、ありとあらゆる戦術を可能にするのだ。
「なるほど、魔王軍もなかなかやりますね……。しかし、これも勇者ベイルは予想していましたよ……。マジックサウナスチームシステムを起動ッ!」
――マジックサウナスチームシステムだと?
次の瞬間、町の至る所から、蒸気が吹き上がる。それらが城郭都市の屋根を構築するかのように広がった。
都市を構築するありとあらゆる建築物の屋根に、サウナストーンを使っているらしい。それらを熱すると同時に水を浴びせると、凄まじい蒸気が発生する。蒸気の雲が、城郭都市を覆い尽くす――。
☆
ラングリードの城下町。
蒸気の雲を突き破って、数多の魔物が突っ込んでくる。だが、そのうちの3割ほどが、すでに蒸気の熱でやられていた。
しかも、町の至ることには、アーチャー部隊が配置されていた。さらには、ロングアーチという極太の矢を、カラクリを用いて発射するという兵器も用意されていた。
それらによって、魔物たちは次々に撃ち落とされていく。熱で弱り切っているというのもあったのだろう。視界を失った魔物たちは統率が取れていなかったのだ。
☆
ヴァルディスは遠くから配下の戦いを眺めていた。
サウナストーンを使った防御システムは、敵ながら見事なものだと思った。時間内にベイルを討ち取るどころか、そもそもの旗色が悪い。
彼は、懐から懐中時計を抜く。それを一瞥すると、口惜しそうな表情を浮かべて、こう言った。
「時間だ。……全軍、引き上げさせろ」
側近の魔物に、そう告げる。
これ以上戦っても、意味はない。あと数分もすれば、ととのった勇者ベイルが出陣するだろう。そうなれば、痛手は避けられない。
「さすがは、勇者の子孫……一筋縄ではいかぬか――」
ラングリードを取り巻く魔物たちが、一斉に退却を始める。追っ手がこないのは、ヴァルディスにとって不幸中の幸いであった。
☆
一方その頃。
――よし、ととのった。
俺は儀式を終える。身体には力と魔力がみなぎっていた。
椅子から緩やかに立ち上がり、全裸の俺は脱衣所にて装備を纏う。背中には御先祖様の剣だ。
「持ちこたえていてくれよ……」
いつも、俺はそう願う。ととのったあとの景色が、仲間たちの屍であっていいわけがない――。
俺は、スーパー銭湯の門をくぐり、ラングリードの大通りへと踏み出した。
――すると、そこには騎士団の面々が集まっていた。
「ん……? あれ……? 魔王軍はどうした?」
きょとん顔の俺。
すると騎士団の中からフランシェが歩み出てきて、こう告げた。
「ベイルの出番はありませんでしたよ」
隣にいたメリアも説明する。
「魔王軍は私たちが退けましたよ! ――ベイルくんの防衛策が見事にはまりました!」
メリアがそう発言した瞬間「おおおおおおおッ!」と、兵士たちの怒号の如き歓喜が渦巻いた。俺としては、ちょいと知恵を授けただけで、なにもしてないのだが……まあ、喜んでくれたのならいいや。
☆
ところ変わってヴァルディスの居城。
「……勇者ベイルか……」
此度の戦は完全にヴァルディス軍の敗北。配下の魔物を、かなり失ってしまった。
だが、ヴァルディスの心は穏やかだった。
人間を下等生物だと甘く見ていたが、実に面白い相手だと思った。
ヴァルディスは強者に対するリスペクトがある。強さこそ、生物の本質。戦いに対し真剣な奴は、例え人間であっても認める。ヴァルディスは圧倒的な強さを誇っているが、それでも魔王に従っているのは『強さ』があるからだ。
――心躍る一戦であった。
だが、次は負けない。
知で負けても、武が残っている。
ヴァルディスは魔王軍の中でも最強と謳われている。
もし、先の戦でヴァルディス自らが戦場に赴いていたらどうなっていただろうか? ベイルはともかく、騎士団の連中ぐらいは一方的に蹂躙することはできただろう。
「さて、どうしたものか」
――他の魔王軍幹部に救援を要請するか?
否、それはヴァルディスの恥である。
それに、勇者ベイルとやらに興味が出てきた。どうにかしてヴァルディスの武勇に、奴の死を加えたい。
ヴァルディスはググッと拳を握る。これは悔しさからではない。
――楽しみ、なのだ。
やはり、自分は戦いが好きなのだ。強敵――己が認めるほどの強者と、全力を持って戦う。それこそ、最高の娯楽。生きる意味なのだと自覚する。
ヴァルディスは配下の魔物に命令をする。
「――サウナに関する文献をもっと集めろ。突破口はあるはずだ。この俺が、必ずや勇者ベイルを仕留めてみせる――」
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