騎士アレフと透明な剣
幼い頃に両親を亡くした少年アレフと妹のエトナは、孤児院を経営しているマクレインに五歳の時から育てられた。
十二歳の夏休み、アレフとエトナの所に騎士を名乗る男たちが現れる。
彼らはエトナを危険な存在だと言い、騎士育成学院エルトナムに連れて行こうとする。
「嫌だ」とエトナは家出をし、それを追いかけようとするアレフであったが、同時にアレフは自分の出自を知ることになる。
著名な騎士だったアレフの両親は、エトナの父親である悪騎士と戦い、命を落としてしまう。
アレフは七年間、両親の仇である騎士の子どもと、兄妹のように育ってきたのだった。
そのような関係でありながらも、兄妹であり続けると誓ったアレフはエトナを一人にしないため、共にエルトナム学院へと入学する。
人を瞬間移動される道具〝アーティファクト〟という存在や、剣が目の前に現れるといった不可思議な現象を目の当たりにし、アレフたちは幼いながら心を躍らせ、騎士の世界へと足を踏み込んでいく。
自分が騎士の子どもだと知ったアレフとエトナは、外国人であるリィン・マオ、貴族の子女、マーガレット・ラインフォルトら友人にも恵まれながら、騎士として成長していく。
そんな中、呪いにまつわる事件や、幻の剣のことを調べるなど、アレフたちはたくさんの冒険を重ねる。
さらに、騎士として活動する二足歩行のウサギと友達になったり、ライオンのような見た目をした騎士たちと戦ったり、そして、凶悪なドラゴンと対面したり……。
苦難を乗り越え、アレフたちは、両親が命を落とした戦争の本当の首謀者と対峙する時、アレフの目の前に一本の幻の剣が現れるのだった……。
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