逃避行~15の夏~

 古傷の癒えない狡い大人×生傷だらけの非行少年。
 碧の死から十数年が過ぎても、迅(じん)はまだ彼の面影を追っていた。そんな折に出会った少年、西宮伊槻(いつき)は、死んだ碧にそっくりだった。彼の面影を伊槻に見出し、いけないことと理解しながら、一夜限りの関係を持った。
 西宮伊槻は、幼くして男を知っている。行きずりの相手に体を売るのは、彼にとって特別なことではない。迅と寝たのも、数ある行為のうちの一つに過ぎない──はずだったのに。なぜか、彼が自分にとって特別な男だと思えてならない。
 そして、冷たい雨の降る夜に、二人は再び邂逅する。それぞれの思惑が交錯する中、徐々に絆を深めていくが……
 
 前作「逃避行~12の夏~」からの続きものになりますが、これ単体でも読めるように書いたつもりです。よろしければ前作とあわせてどうぞ。一応あらすじ→中一の夏、親友だった迅と碧は、碧を虐待する叔父を殺して逃げた。長い旅の果てに、碧は崖から身を投げて死ぬが、迅は後を追えず、後悔を残したまま生きている。
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