隠し事にしようよ

本野汐梨 Honno Siori

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こんな僕が大切にされるなんて[有希]

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 蓮也先輩が全部入る。

 異物が中に入っている不快感がない。むしろ、気持ちがいい。

 少し優しくされただけでこんなに気持ちがいいなんて。

「蓮也先輩、気持ちいいです。」

 蓮也先輩が、僕の中にグリグリとペニスを押し付ける。

 さっきの感じる箇所に少しだけ擦れて「あっ」と声が漏れる。

 蓮也先輩との好意に夢中で、もう誰かに見られる怖さなんて忘れていた。


「先輩…。気持ちいいよ…。」


「俺も気持ちいい。」

 蓮也先輩も目を細めて感じているのが伝わってくる。
 先輩もこんな顔になるんだ…。


「有希くんが気持ちよくなってよかった。」


「蓮也先輩が優しくしてくれるから、気持ちいです。」

 僕が言うと、先輩が僕の顔中にキスをし始めた。


 額にキスされるなんて初めて。
 気持ちいい。



「動いても大丈夫?」

「うん…。動いて欲しい。」

 僕の気持ちを聞くとすぐに先輩は、下から僕を突き上げた。


「あっ!」

 いきなり奥まで、先輩の硬いペニスに突き上げられて、僕の身体中に快感が走る。

 ズポズポと、何度もいやらしい音を立てながら、蓮也先輩のペニスが僕の奥深くまで入ってくる。

 蓮也先輩の唇が僕の唇を吸い上げる。
 僕も真似をして、蓮也先輩の唇を吸う。

 ジュルリジュルリ、音を立てながら、僕らはお互いの唇を貪る。
 時たま、蓮也先輩が舌を入れてくるから僕もそれに応えるように、自分の舌を絡めた。


(気持ちいい////)




「そんな顔して…。もっと激しくしたくなるよ。」


「して…。激しく…。してください。」


 僕は、蓮也先輩に懇願する。
 もっともっと深く繋がりたい。


「うん、有希くんと気持ちよくなりたい。」


「んっ。はぁ。はっ…。」

 下から突かれる度に、喉から声が漏れ出てしまう。


「ごめん、もう我慢できない…。」

「ん。うん…。」

「逝くっ!」


 そう言った先輩が、僕の中に射精したのを感じた。
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