春のシール、冬のアイス

【アイスを食べに行く男の子たちのおはなし】BL未満かな??

些細なことで傷ついたり、小さなきっかけで進んだりする。男の子たちのおはなし。

中学二年生になった僕の隣の席は、とてもよく目立つ小日向くんだった。
小日向くんはとても自然に話しかけてくれる。
「友達」がいない僕は、少しだけ期待する。
彼となら「友達」になれるのではないか……。

 ***

ただ「友達」ではないというだけ。同い年のクラスメイト、それ以上でも以下でもない。
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