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第12話
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連絡用の魔法道具が完成してから、数週間が経っていた。
連絡できる範囲は国内限定だけど評判がよくて、魔力の消費は以前の物よりも抑えられている。
部屋のテーブルには鉄板のような物が2つあり、これが連絡用の魔法道具だ。
「これを手に持っているだけで、登録している相手を選び魔力で会話ができます」
「頭の中に声が直接入るので最初は抵抗があるのではないかと思いましたけど、隣国で評判がよかったからか問題ありませんでしたね」
連絡相手の登録には魔法道具を合わせる必要があるけど、それだけでいい。
私達が魔法道具の性能を再確認しているのは、テーブル越しに対面しているマイルズの提案だ。
「私とマイルズでここにある魔法道具を使い連絡してみましたけど、何も問題ありませんでしたね」
「それでも幾つも報告があったので、特定の場所で異常が発生しているのは間違いなさそうです」
マイルズの発言を聞き、私は頷く。
性能はイリド伯爵家にいた時に作った物よりいいけど、ルーアス公爵家で作った物に異常が発生しているようだ。
何度か魔法道具を試してみたけど、報告に聞いた異常は発生しない。
問題を解決するため、私はマイルズから詳しく話を聞くことにしていた。
連絡できる範囲は国内限定だけど評判がよくて、魔力の消費は以前の物よりも抑えられている。
部屋のテーブルには鉄板のような物が2つあり、これが連絡用の魔法道具だ。
「これを手に持っているだけで、登録している相手を選び魔力で会話ができます」
「頭の中に声が直接入るので最初は抵抗があるのではないかと思いましたけど、隣国で評判がよかったからか問題ありませんでしたね」
連絡相手の登録には魔法道具を合わせる必要があるけど、それだけでいい。
私達が魔法道具の性能を再確認しているのは、テーブル越しに対面しているマイルズの提案だ。
「私とマイルズでここにある魔法道具を使い連絡してみましたけど、何も問題ありませんでしたね」
「それでも幾つも報告があったので、特定の場所で異常が発生しているのは間違いなさそうです」
マイルズの発言を聞き、私は頷く。
性能はイリド伯爵家にいた時に作った物よりいいけど、ルーアス公爵家で作った物に異常が発生しているようだ。
何度か魔法道具を試してみたけど、報告に聞いた異常は発生しない。
問題を解決するため、私はマイルズから詳しく話を聞くことにしていた。
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