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第2章.少年期
19.練習な日々
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「ファイア」はとりあえず封印することにした。
1回使うと気を失ってしまうからだ。
しかし、練習しないとうまく使えるようにならないので、少し考える・・・。
う~ん。
火の魔法は熱量・・・。
あ、そうだ。
別に火がつかなくても、なにかをあったかくすればいいんじゃないか?
・・・そう思い、桶に水を汲んできた。
そして、その水に手を触れ、だんだんと水が温かくなるイメージで
徐々に魔力・MPを流し込むようイメージする。
・・・お・・・?
ちょっとキテる・・・?
キテる気がする・・・。
おお・・・。
なんだかほんわかあったかくなった。
水の温度は38度くらいになっただろう。
前世で俺がお風呂に入るときの温度だ。
「よし!これだ。」
そう言うと、
ステータスのMPを確認する。
MP 32/52
MPが20ほど減っていた。
うむ。これなら練習できそうだ。
父に聞いてみたがこの魔法のようなものは知らないとの事だったので
とりあえず「アッタカ」という名前にしておいた。
いつかお金持ちになって、お風呂を作ったらこの魔法でお湯を沸かそう。
そうそう、この世界のお風呂事情だが、
濡らした布で体を拭いたり、少しお湯を体に掛けたりする程度なのだ。
湯船が恋しい。
なんだかお湯が気持ちいいのでその日は「アッタカ」を使いまくって一日を終えた。
次の日、他の属性魔法も試してみることにした。
俺の魔法適性は
火、水、風、光だ。
とりあえず、風を試してみることにする。
「エアカッター!」
父のよく使う魔法だ。
・・・。
・・・・・・。
何も起こらない。
しかし、「ファイア」がやっとの俺には確かにいきなり「エアカッター」は厳しいなと思い直した。
おそらく、「ファイアボール」が出せるくらいのレベルでないと、「エアカッター」は出ないだろう。
気を取り直して1つランクの下の「エア」という魔法を練習することにした。
これはそよ風程度の風を出すことの出来る魔法だ。
夏などに使えたら引っ張りだこだ。
手を自分の顔の方に向け、
「エア!」と唱える。
ふわ~っと涼しい風が吹いた。
これは夏にライブのグッズを買う待機列の時に使えたらよかったな。
・・・と前世の思い出にふけっていると、頭がクラッときた。
ステータス
MP 3/52
おおぅ。あぶない。
というか、そよ風10秒くらい出しただけで気絶しそうになるってなんなの・・・。
と、少しだけ気持ちが凹んだが、そうなものはしょうがない。
父の雑貨屋に戻って手伝いを再開した。
ついでに翌日水魔法の「ウォータ」を試してみたが、
1ccも出なかった。
とりあえず、今できる魔法はこれくらいのようだ。
この魔法たちを磨く事から始めよう。
----------------------------------------------------------------------
魔法「アッタカ」
属性:火
魔素を熱量へと変換する。
水に使うとちょうどいいあったかい感じの温度に温めることができる。(38℃くらい)
消費MP:1Lx1℃上昇につきMP1消費
魔法「エア」
属性:風
大気中の魔素に運動エネルギーを与え動かす。
そよ風程度の風を吹かせることができ、夏に使うと涼しい。
出力=消費MPx魔力x(魔力操作Lv÷10)
発動条件:出力30以上、魔力操作Lv1以上、(最低消費MP5)
消費MP:発動消費MP×発動秒数
1回使うと気を失ってしまうからだ。
しかし、練習しないとうまく使えるようにならないので、少し考える・・・。
う~ん。
火の魔法は熱量・・・。
あ、そうだ。
別に火がつかなくても、なにかをあったかくすればいいんじゃないか?
・・・そう思い、桶に水を汲んできた。
そして、その水に手を触れ、だんだんと水が温かくなるイメージで
徐々に魔力・MPを流し込むようイメージする。
・・・お・・・?
ちょっとキテる・・・?
キテる気がする・・・。
おお・・・。
なんだかほんわかあったかくなった。
水の温度は38度くらいになっただろう。
前世で俺がお風呂に入るときの温度だ。
「よし!これだ。」
そう言うと、
ステータスのMPを確認する。
MP 32/52
MPが20ほど減っていた。
うむ。これなら練習できそうだ。
父に聞いてみたがこの魔法のようなものは知らないとの事だったので
とりあえず「アッタカ」という名前にしておいた。
いつかお金持ちになって、お風呂を作ったらこの魔法でお湯を沸かそう。
そうそう、この世界のお風呂事情だが、
濡らした布で体を拭いたり、少しお湯を体に掛けたりする程度なのだ。
湯船が恋しい。
なんだかお湯が気持ちいいのでその日は「アッタカ」を使いまくって一日を終えた。
次の日、他の属性魔法も試してみることにした。
俺の魔法適性は
火、水、風、光だ。
とりあえず、風を試してみることにする。
「エアカッター!」
父のよく使う魔法だ。
・・・。
・・・・・・。
何も起こらない。
しかし、「ファイア」がやっとの俺には確かにいきなり「エアカッター」は厳しいなと思い直した。
おそらく、「ファイアボール」が出せるくらいのレベルでないと、「エアカッター」は出ないだろう。
気を取り直して1つランクの下の「エア」という魔法を練習することにした。
これはそよ風程度の風を出すことの出来る魔法だ。
夏などに使えたら引っ張りだこだ。
手を自分の顔の方に向け、
「エア!」と唱える。
ふわ~っと涼しい風が吹いた。
これは夏にライブのグッズを買う待機列の時に使えたらよかったな。
・・・と前世の思い出にふけっていると、頭がクラッときた。
ステータス
MP 3/52
おおぅ。あぶない。
というか、そよ風10秒くらい出しただけで気絶しそうになるってなんなの・・・。
と、少しだけ気持ちが凹んだが、そうなものはしょうがない。
父の雑貨屋に戻って手伝いを再開した。
ついでに翌日水魔法の「ウォータ」を試してみたが、
1ccも出なかった。
とりあえず、今できる魔法はこれくらいのようだ。
この魔法たちを磨く事から始めよう。
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魔法「アッタカ」
属性:火
魔素を熱量へと変換する。
水に使うとちょうどいいあったかい感じの温度に温めることができる。(38℃くらい)
消費MP:1Lx1℃上昇につきMP1消費
魔法「エア」
属性:風
大気中の魔素に運動エネルギーを与え動かす。
そよ風程度の風を吹かせることができ、夏に使うと涼しい。
出力=消費MPx魔力x(魔力操作Lv÷10)
発動条件:出力30以上、魔力操作Lv1以上、(最低消費MP5)
消費MP:発動消費MP×発動秒数
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