【完結(続編)ほかに相手がいるのに】

もえこ

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〜異変〜

違和感

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「は、あっ…   あ、ンっ… 」

私は杉崎さんの柔らかい髪ごと…頭を抱え込むようにしながら、左右に身悶えていた…。

さっきから身体が熱い… おかしくなりそうだ…

電気は消さないと杉崎さんに宣言された通り…
照明は恥ずかしいほどに明々と、私と杉崎さんの肌を照らしている…。

杉崎さんは性急に私のブラを取り去り、
甘く… 優しく… 少し荒々しく……私の裸の胸を愛撫し続けていて…
頭が… 気が、おかしくなりそうだ…。

こんなにも…綺麗で魅力的な男性が… 女性の注目の的である、杉崎さんが… 
私の胸の先端を口に含み…舌や唇で刺激を加え続けているこの状況に、今更ながらに信じられない気持ちがしてくる…。

これは、夢… ?
 もしかして、全てが夢なのじゃないかと思うほどに… 杉崎さんは素敵過ぎる…
 
柔らかな舌で、胸の先端をなぞられるたびに… 
かりと、少し強めに甘噛みされるたびに…
快感の波が身体中に瞬く間に、押し寄せ…  たまらなくなる…。

あんと、明らかに感じている声を上げながら…
与えられる快楽に何度ものけ反ってしまう姿を、始終、杉崎さんに見られているような気がして、恥ずかしくなる…。

でも…どうしても…
杉崎さんのやまない愛撫に、ビクビクと震えて反応してしまう身体を… 
抑えることが出来ない…。

  ちゅ…  くちゅ…  

「あっ…  … ん…」

杉崎さんの唇と舌を使った執拗な胸への愛撫は、先ほどから全然、止まらない…  

同時に、片方の手で、空いた方の胸を揉みしだかれ…息が上がる…。

「あっ… ん …いやぁ… んっ… だ、めっ … 」

「… 駄目… ?… 本当に… ?」甘い声が、瞬時に耳に届く…。

胸から唇を離し、杉崎さんが私を見上げる…
杉崎さんの綺麗な形の唇のすぐ横に、私の… 濡れて光る、紅い、それ…

視覚的にも、駄目だ…自分自身の身体の一部なのに…
 もう…  見ていられない…。

「… は ぁ… あ、んっ、… 」
突然の刺激が私を襲う…びくんと、反射的に跳ね上がってしまう身体…

「 や、 ぁ… 」今… 

先端を、二本の指で強めにつままれ、きゅうと、ねじられた… …

こんなことを…
こんな少し強めの愛撫を…今まで、杉崎さんにされたことがあっただろうか…

「…ほら…その顔…すごくエロい…とても、嫌がってるような顔には見えない…」

綺麗な顔で微笑む杉崎さんに、違和感を覚える…。 

違う… 

  やっぱりいつもの杉崎さんじゃない…  

私は頭の隅で浮かびそうになった感情を、なんとか打ち消そうとする…

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