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Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.0-21 チェックは大事で、あれは忘れよう
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‥‥‥ダンジョンも攻略したことだし、脱出後にそれぞれの宇宙船へ乗船し、その場でこのパーティは解散となった。
色々とありすぎて疲れたのもあるが、一番の目的はさっさとログアウトをしてあの現場から現実の方に逃亡した方が良いかと、満場一致で決めたからだ。
中三病のことに関して…うん、まぁ、このダンジョンのボスが厳しくなったうえにそもそも迷い込ませてきた元凶だから、これはこれで特にいう事もないだろう。むしろ、冥福を祈ってあげた方が良いのかもしれない。
そんな尊くもないけど、必要な犠牲だった人を惜しみつつ、ログアウトを行うのだが…その前に、ちょっとだけこのダンジョンで得ることが出来た、ボスモンスターの討伐報酬に関して、情報共有を行うことにした。
すぐに現実へ逃げ込むのもありだが、やっぱり手に入れたものを早く見たいという想いもあるのだ。
「そんなわけで、これ全部見た後に即座にログアウトできるようにしたけど…装備系か」
―――――
『マグネットシューズ&グローブ』
・onとoffを切り替え可能な磁力を持つ、特殊な手足の装備品。
・onの状態であれば、シューズの方は地磁気がある星に限ってリニア走行が可能になり、超高速で移動することが可能になる。グローブの方は、磁性がある物質であれば引き付けたり反発させたりすることが可能になり、攻防共に工夫次第で使い道が多く存在する。
『リボルバー式拳銃型小型レールガン』
・弾数の装填数は一度に6発までだが、強力な電磁砲が可能になる特殊な拳銃。
・ただし、装備者の攻撃力ではなく防御力・精神力に依存する武器であり、タンクの役目を果たす人向けな防御面の強化武器となる。
・銃弾は装填が必要になると、魔力を消費して補充することが可能。しかし、足りなくなってきたら補充ではなく、全弾うち尽くしてから出ないとできないので注意。
―――――
「これまた、ちょっと癖のある装備品が出てきたな」
「リニア走行は面白そうだけど、慣れるまで危ないわねぇ」
「VRMMOだから酷い事故になっても大丈夫だとは思うけど、扱いにくそうだぜ」
「その代わりに、使いこなせれば相当化けるようだべなぁ。レールガンの方も、前々から防御役のタンクの役目を果たす人たちに足りない攻撃力不足を補えるようだべし、こりゃちょっと狙ってくるやつが増えるべ」
防御力を高めて前衛になる役目のプレイヤーもいるだろうが、そういう人に限って防御に振り過ぎて攻撃力がちょっと足りず、他の人が全滅した場合、反撃しづらいところがある。
だがしかし、この武器があればそんな状況も好転させやすく、場合によってはガッチガチに固めて安全に進めることもできるだろう。
「でも、防御のみに頼り過ぎるのも対策済みか。精神力の方もバランスよくないと、命中率や装填速度などに影響が出るっぽいかも」
「え?そんな説明、書いてないようだぜ」
「あ、違うな。ちゃんとあるぞ。丁寧にグリップの底の方に、注意書きがあったよ」
「見逃しそうになる場所に、そんな大事な情報って…運営、やっぱり意地が悪そうだべなぁ」
隠し効果というべきか、そんなものを分かりにくい場所にやらないでほしいかもしれない。
まぁ、これで固めて無双するとかいうことを企む輩も出ただろうし、そう考えるとバランス調整としては必要なのだろうな。
精神も防御も、どっちも装備次第で上げることもできるだろうが、どっちもバランスよくとなると難しいだろうしなぁ‥‥タンクマンとか向けの武器にはなるかな。あ、でもあそこタンクバズーカとかもあったし、その辺を考えるとまた違うような使い道もあるかもしれない。
「あとはテイムモンスターにも装備可能なのか…これは、ちょっと戦闘方法で見直すべきかな?」
レールガンが防御面の方に強化が入るような装備品であれば、僕が使うよりも皆に使った方が良いだろうと思う。
単純に防御・精神面で考えると、この面子なら鎧で防御力も上げたりできるセレアや、後方で雪兵を支持している方の多いコユキに装備させたほうが強い。
「しかし、残念ながらシューズとかは…この面子だと、メリットがないんだよなぁ」
「ははは、そのあたりは相性があるのかもね」
二足歩行用のものになっているようで、蛇、蛸、馬なマリーやルト、セレアに装備はできない。
リンの場合は元からかなり素早く動けるし、アリスはどちらかと言えば後方寄りで、コユキやネアも同じく意味がない。
グローブならばこの面子だと使用できるだろうが、それでも物理的な攻撃の方で使うような効果だしなぁ‥‥あっても、いまいちだろう。
「そう考えると、この面子って思ったより物理面での決定打が薄い所もあるか?」
毒に焔に雷撃、槍、拳や蹴り、吹雪に雪兵、妖精糸…全力で殴ったりする面を考えると不足はしてないが、強烈な一撃などを考えるとちょっと足りない面もある。
その部分を補えるようなものがあればいいのだがな‥‥ああ、使用人のロロとかも着用できるけど、彼女もそんなに物理的な面に寄っているわけではないな。
何かとこの面子だといまいち効果を発揮しづらい装備セットだが、それでも状況次第で扱えることが出来る武器なのでありがたい所だ。
ついでに、ぽっけねこさんやグランプさんたちも同じ様に入手できていたようなので、彼等は彼らなりに扱って、攻略などを進めてくれるだろう。
そう考えると、今回のダンジョン探索は成功したと言えるのであった‥‥‥‥
「でもやっぱり、僕等の方だと扱いにくいのがちょっと残念かもね」
「ははは、いっそハルさんの場合、力自慢なテイムモンスターを狙うのもありじゃないかな?宇宙が解放されている今、目撃情報だと『ウルトラゴリキング』なるマッチョなモンスターも目撃されているらしいからね」
「いや、そ奴確か、筋肉量の割には実は魔法の方を扱いまくる奴だべさ」
「ある意味、間違ってないようなモンスターともいえるわねぇ…そう考えると、正攻法で行くならオーガとか狙うのもありじゃないかしら?」
「オークとかも、ありといえばありだと思うのだぜ」
‥‥‥オークか。そう言えばあの欲望5人衆とかにもオークのテイムモンスターがいたし、できないわけじゃないんだよね。
でもあれはあれで特殊なオークだと思うんだよなぁ。何というか、苦労人イケメンよりオークって言うのは、僕のなぜか女の子になっているモンスターたちよりも、非常に貴重なものではないかと思う。
「ああ、でもハルさんだったら案外、美少女なオーガとか出たりして」
「いやいや、それはないと思うよ。そんなのがいたら、まず他のプレイヤーが狙うっての」
「そう言えば、ハルさんのそのテイムモンスターたちを見て、同じようなのが欲しい、ハーレムっぽい感じにしたい人たちもいるようだぜ?そいつらの情報網だと、似たようなのは目撃されていたようだぜ」
フラグを立てたとは、思いたくはない。
というか、そんなことをしているプレイヤーもいるのか…まぁ、不可能ではないとは思うよ。リンの今の進化前の方の説明で、群れで暮らしているところもあるらしいし、無きにしも非ず。
でも、流石に次はないかなぁ‥‥ははは、力自慢で、そんな都合の良いのいないだろう。
色々とありすぎて疲れたのもあるが、一番の目的はさっさとログアウトをしてあの現場から現実の方に逃亡した方が良いかと、満場一致で決めたからだ。
中三病のことに関して…うん、まぁ、このダンジョンのボスが厳しくなったうえにそもそも迷い込ませてきた元凶だから、これはこれで特にいう事もないだろう。むしろ、冥福を祈ってあげた方が良いのかもしれない。
そんな尊くもないけど、必要な犠牲だった人を惜しみつつ、ログアウトを行うのだが…その前に、ちょっとだけこのダンジョンで得ることが出来た、ボスモンスターの討伐報酬に関して、情報共有を行うことにした。
すぐに現実へ逃げ込むのもありだが、やっぱり手に入れたものを早く見たいという想いもあるのだ。
「そんなわけで、これ全部見た後に即座にログアウトできるようにしたけど…装備系か」
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『マグネットシューズ&グローブ』
・onとoffを切り替え可能な磁力を持つ、特殊な手足の装備品。
・onの状態であれば、シューズの方は地磁気がある星に限ってリニア走行が可能になり、超高速で移動することが可能になる。グローブの方は、磁性がある物質であれば引き付けたり反発させたりすることが可能になり、攻防共に工夫次第で使い道が多く存在する。
『リボルバー式拳銃型小型レールガン』
・弾数の装填数は一度に6発までだが、強力な電磁砲が可能になる特殊な拳銃。
・ただし、装備者の攻撃力ではなく防御力・精神力に依存する武器であり、タンクの役目を果たす人向けな防御面の強化武器となる。
・銃弾は装填が必要になると、魔力を消費して補充することが可能。しかし、足りなくなってきたら補充ではなく、全弾うち尽くしてから出ないとできないので注意。
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「これまた、ちょっと癖のある装備品が出てきたな」
「リニア走行は面白そうだけど、慣れるまで危ないわねぇ」
「VRMMOだから酷い事故になっても大丈夫だとは思うけど、扱いにくそうだぜ」
「その代わりに、使いこなせれば相当化けるようだべなぁ。レールガンの方も、前々から防御役のタンクの役目を果たす人たちに足りない攻撃力不足を補えるようだべし、こりゃちょっと狙ってくるやつが増えるべ」
防御力を高めて前衛になる役目のプレイヤーもいるだろうが、そういう人に限って防御に振り過ぎて攻撃力がちょっと足りず、他の人が全滅した場合、反撃しづらいところがある。
だがしかし、この武器があればそんな状況も好転させやすく、場合によってはガッチガチに固めて安全に進めることもできるだろう。
「でも、防御のみに頼り過ぎるのも対策済みか。精神力の方もバランスよくないと、命中率や装填速度などに影響が出るっぽいかも」
「え?そんな説明、書いてないようだぜ」
「あ、違うな。ちゃんとあるぞ。丁寧にグリップの底の方に、注意書きがあったよ」
「見逃しそうになる場所に、そんな大事な情報って…運営、やっぱり意地が悪そうだべなぁ」
隠し効果というべきか、そんなものを分かりにくい場所にやらないでほしいかもしれない。
まぁ、これで固めて無双するとかいうことを企む輩も出ただろうし、そう考えるとバランス調整としては必要なのだろうな。
精神も防御も、どっちも装備次第で上げることもできるだろうが、どっちもバランスよくとなると難しいだろうしなぁ‥‥タンクマンとか向けの武器にはなるかな。あ、でもあそこタンクバズーカとかもあったし、その辺を考えるとまた違うような使い道もあるかもしれない。
「あとはテイムモンスターにも装備可能なのか…これは、ちょっと戦闘方法で見直すべきかな?」
レールガンが防御面の方に強化が入るような装備品であれば、僕が使うよりも皆に使った方が良いだろうと思う。
単純に防御・精神面で考えると、この面子なら鎧で防御力も上げたりできるセレアや、後方で雪兵を支持している方の多いコユキに装備させたほうが強い。
「しかし、残念ながらシューズとかは…この面子だと、メリットがないんだよなぁ」
「ははは、そのあたりは相性があるのかもね」
二足歩行用のものになっているようで、蛇、蛸、馬なマリーやルト、セレアに装備はできない。
リンの場合は元からかなり素早く動けるし、アリスはどちらかと言えば後方寄りで、コユキやネアも同じく意味がない。
グローブならばこの面子だと使用できるだろうが、それでも物理的な攻撃の方で使うような効果だしなぁ‥‥あっても、いまいちだろう。
「そう考えると、この面子って思ったより物理面での決定打が薄い所もあるか?」
毒に焔に雷撃、槍、拳や蹴り、吹雪に雪兵、妖精糸…全力で殴ったりする面を考えると不足はしてないが、強烈な一撃などを考えるとちょっと足りない面もある。
その部分を補えるようなものがあればいいのだがな‥‥ああ、使用人のロロとかも着用できるけど、彼女もそんなに物理的な面に寄っているわけではないな。
何かとこの面子だといまいち効果を発揮しづらい装備セットだが、それでも状況次第で扱えることが出来る武器なのでありがたい所だ。
ついでに、ぽっけねこさんやグランプさんたちも同じ様に入手できていたようなので、彼等は彼らなりに扱って、攻略などを進めてくれるだろう。
そう考えると、今回のダンジョン探索は成功したと言えるのであった‥‥‥‥
「でもやっぱり、僕等の方だと扱いにくいのがちょっと残念かもね」
「ははは、いっそハルさんの場合、力自慢なテイムモンスターを狙うのもありじゃないかな?宇宙が解放されている今、目撃情報だと『ウルトラゴリキング』なるマッチョなモンスターも目撃されているらしいからね」
「いや、そ奴確か、筋肉量の割には実は魔法の方を扱いまくる奴だべさ」
「ある意味、間違ってないようなモンスターともいえるわねぇ…そう考えると、正攻法で行くならオーガとか狙うのもありじゃないかしら?」
「オークとかも、ありといえばありだと思うのだぜ」
‥‥‥オークか。そう言えばあの欲望5人衆とかにもオークのテイムモンスターがいたし、できないわけじゃないんだよね。
でもあれはあれで特殊なオークだと思うんだよなぁ。何というか、苦労人イケメンよりオークって言うのは、僕のなぜか女の子になっているモンスターたちよりも、非常に貴重なものではないかと思う。
「ああ、でもハルさんだったら案外、美少女なオーガとか出たりして」
「いやいや、それはないと思うよ。そんなのがいたら、まず他のプレイヤーが狙うっての」
「そう言えば、ハルさんのそのテイムモンスターたちを見て、同じようなのが欲しい、ハーレムっぽい感じにしたい人たちもいるようだぜ?そいつらの情報網だと、似たようなのは目撃されていたようだぜ」
フラグを立てたとは、思いたくはない。
というか、そんなことをしているプレイヤーもいるのか…まぁ、不可能ではないとは思うよ。リンの今の進化前の方の説明で、群れで暮らしているところもあるらしいし、無きにしも非ず。
でも、流石に次はないかなぁ‥‥ははは、力自慢で、そんな都合の良いのいないだろう。
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