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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.2-136 苦労しましたが、得られるものもあり
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…元妖精女王が帰ったが、妖精から元に戻る方法を伝授していなかった。
だがしかし、どうにもできないわけではない。
こういう変身であれば、女神のほうですでに経験済みなので、似たような方法で戻れるかもしれない。
そうでなくとも、永遠に姿が変わらないことはなく、諦めずにやればどうにかなるもので…
「それで、どうにか元の姿に戻れたのは良いけど…やっぱり、女神の時より負担が少ないというだけあって、なりやすさもあるな」
ぽんぽんっと、感覚を忘れないように反復する形で姿を切り替えながら僕はそうつぶやく。
女神へ切り替わる際には、体に少し力をかけていた感覚があったが、妖精になる方は気軽になりやすい感覚がある。
例えるならば、自転車のギアの様なものなのだろうか。重い変速に切り替えればその分漕ぐのが大変だけど、軽い変速ならば漕ぎやすい。それと同じように扱える力も相当変動しているようだが…人外相手ならばまだしも、生身の人間相手に使うようなことがあれば、大した誤差ではないだろう。
まぁ、そもそもの話としてそんな人まで扱うような真似はする気がないが…万が一の場合、妖精の姿のほうがごまかしやすいかもしれない。
女神の姿は良くも悪くもかなり人型に近いので、目撃情報があればそういうヤバい力をもった人間がいるかもと思わせやすい。
だが、妖精の姿ならば、そんなの本当にいるのかと、人のサイズそのままで目撃されるよりは眉唾物扱いになりやすそうなので、ごまかしやすさもある。
個人的な意見になるが、女神の姿よりも扱いやすいのではなかろうか。
「とはいえ、このサイズでプレイは…やっぱむりか」
「ヘッドセットは、人間サイズだもんね」
妖精の状態のまま、アルケディア・オンラインをプレイしたらどうなるのか。
ちょっとした興味本位でやってみようと思ったが、機器のサイズが流石に妖精に合わせたものではないのでできなかった。
人間サイズとの違いがあるからこそ、モノによっては不便になるだろう。
そのあたりの確認や調整をしておかないと、ふとした時に重大なアクシデントの元にもなりかねない。
「小さいサイズだからこそ、気を付けないといけないか…まぁ、衣服もサイズダウンで脱げたりはじけ飛んだりする危険性もあったけど、こっちはちゃんと別物に変わって良かったよ」
変身系のお約束ネタの様なものも、無事にやり過ごせるようだ。
妖精時に着替えたらどうなるのかはさておき、このままであれば特に問題もないらしい。
様々な検証を進めつつ、現実世界で使う機会はそうそうないかなと、女神のものと同様の判断をするのであった…
「女神の時ほどの無茶苦茶さが無いから、かなり扱いやすいけどね。これはこれで、中々良いものを手に入れた感じがするし、元妖精女王に少しは感謝するかな」
「んー、でも女神の時と同じように、後々それが原因で厄介ごとに巻き込まっれうような気もするけどなー」
「いやいや、流石に無いって。女神ほど目立つこともないし、妖精サイズだから隠れやすいし、そんな…あ、いや、やめておこう。こういう発言をすればするほど、逆に巻き込まれやすいんだった」
経験上、嫌でも理解させられるもの。
ならば、逆に利用して厄介事が起きないようにできないのか。
業界用語でいえばフラグ建築というべきものを、粉砕玉砕できるような…逆フラグ建築とやらの糧にできないか、調べてみる価値は十分ありそうかとも思うのであった。
「いっそ、堂々とやらかすようなことを述べていけばいいのか?こう、事前にある程度告げて…」
…身軽な分、妖精状態のほうが回避率が高いのではなかろうか。
だがしかし、どうにもできないわけではない。
こういう変身であれば、女神のほうですでに経験済みなので、似たような方法で戻れるかもしれない。
そうでなくとも、永遠に姿が変わらないことはなく、諦めずにやればどうにかなるもので…
「それで、どうにか元の姿に戻れたのは良いけど…やっぱり、女神の時より負担が少ないというだけあって、なりやすさもあるな」
ぽんぽんっと、感覚を忘れないように反復する形で姿を切り替えながら僕はそうつぶやく。
女神へ切り替わる際には、体に少し力をかけていた感覚があったが、妖精になる方は気軽になりやすい感覚がある。
例えるならば、自転車のギアの様なものなのだろうか。重い変速に切り替えればその分漕ぐのが大変だけど、軽い変速ならば漕ぎやすい。それと同じように扱える力も相当変動しているようだが…人外相手ならばまだしも、生身の人間相手に使うようなことがあれば、大した誤差ではないだろう。
まぁ、そもそもの話としてそんな人まで扱うような真似はする気がないが…万が一の場合、妖精の姿のほうがごまかしやすいかもしれない。
女神の姿は良くも悪くもかなり人型に近いので、目撃情報があればそういうヤバい力をもった人間がいるかもと思わせやすい。
だが、妖精の姿ならば、そんなの本当にいるのかと、人のサイズそのままで目撃されるよりは眉唾物扱いになりやすそうなので、ごまかしやすさもある。
個人的な意見になるが、女神の姿よりも扱いやすいのではなかろうか。
「とはいえ、このサイズでプレイは…やっぱむりか」
「ヘッドセットは、人間サイズだもんね」
妖精の状態のまま、アルケディア・オンラインをプレイしたらどうなるのか。
ちょっとした興味本位でやってみようと思ったが、機器のサイズが流石に妖精に合わせたものではないのでできなかった。
人間サイズとの違いがあるからこそ、モノによっては不便になるだろう。
そのあたりの確認や調整をしておかないと、ふとした時に重大なアクシデントの元にもなりかねない。
「小さいサイズだからこそ、気を付けないといけないか…まぁ、衣服もサイズダウンで脱げたりはじけ飛んだりする危険性もあったけど、こっちはちゃんと別物に変わって良かったよ」
変身系のお約束ネタの様なものも、無事にやり過ごせるようだ。
妖精時に着替えたらどうなるのかはさておき、このままであれば特に問題もないらしい。
様々な検証を進めつつ、現実世界で使う機会はそうそうないかなと、女神のものと同様の判断をするのであった…
「女神の時ほどの無茶苦茶さが無いから、かなり扱いやすいけどね。これはこれで、中々良いものを手に入れた感じがするし、元妖精女王に少しは感謝するかな」
「んー、でも女神の時と同じように、後々それが原因で厄介ごとに巻き込まっれうような気もするけどなー」
「いやいや、流石に無いって。女神ほど目立つこともないし、妖精サイズだから隠れやすいし、そんな…あ、いや、やめておこう。こういう発言をすればするほど、逆に巻き込まれやすいんだった」
経験上、嫌でも理解させられるもの。
ならば、逆に利用して厄介事が起きないようにできないのか。
業界用語でいえばフラグ建築というべきものを、粉砕玉砕できるような…逆フラグ建築とやらの糧にできないか、調べてみる価値は十分ありそうかとも思うのであった。
「いっそ、堂々とやらかすようなことを述べていけばいいのか?こう、事前にある程度告げて…」
…身軽な分、妖精状態のほうが回避率が高いのではなかろうか。
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