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2018年秋冬「終活」

聴覚もどった

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 少し前のページで「私から聴力まで失わせないで!」と、つい泣き言を言ってしまった!
 放置期間が長かったし、きっと突発性難聴で治らないと決めつけていたから…

 耳鼻科で診ていただきました。
 滲出性中耳炎(子供がよくかかる)で、手術で治るとの先生の言葉に安堵しました。

 ただ問題は、手術のために処置台の上で私が横に寝ないと、鼓膜に麻酔をかけるために体幹が弱っているのでふらついてしまう。
 15分間、片耳ずつ麻酔が効いてくるまで頭をしっかりと支えてくれる人手が必要とのこと。

 娘は毎回付き添いで来てくれるけど、私の介助に一人では無理!
 あぁ、ホームのスタッフさんにまたお世話をかけてしまう…
 こういうことに、私はすぐ心が重くなってしまう性格。
 ともあれ、来週中に治療することになりました。

 いくらか聴こえていた左耳も、耳元でないと聞き取れなくなってきていたので、私の聴力がなくなるのはもうすぐだろうと思っていた。

 聴こえなくて、嵐にしやがれを3回も見ずにいた。
 VS嵐も、ほとんど会話がきこえないので、智くんの姿を見るだけ…

 もし何も聴こえなくなったら…
 音のない世界に行っても、私の記憶までは消えない…

 大好きな二人の娘の声、お智だちの声も忘れない。

 音楽も然り。
 智くんの歌声…
 ドミニク・ヴィスさんの歌声…
 チェチーリア・バルトリさんの歌声…

 好きなのはこの3名が、私にとって絶対の歌声なんです。
 もう二度と聴けないと諦めていたけど、聴力は戻る!感謝!!


 ***


 水曜日、中耳炎の手術をしてきました。
 ホームで準備してくれたリクライニングにもなる車椅子のお陰で、耳の中に入れる麻酔薬15分、交互に頭を横向きにしたまま動かずにいることができました。

 手術はあっという間!
 1か月以上放置してきた右耳からは血と膿が出てきたそうで、諦めて放置し続けていたらどうなっていただろう…

 娘に、「1度でいいから受診して」と何回も何回も言われ、やっと行動した自分が恥ずかしい…

 諦めが先立った私に、「今のお母さんはお母さんらしくない!」
 娘が悲しげな目でわたしを見た・・・

 それに何より、主治医先生の紹介状が無になってしまう・・・
 治療法のない病気になって、卑屈になっていたのかもしれない。

 1回の処置で蘇った私の聴力。

 なんて外の音は賑やかだろう。懐かしい声がたくさん聴こえる。
 ホームへ戻ると、スタッフさんも同じテーブルのみなさんもとっても喜んでくれた。

 ピグ友さんからお部屋の方で、青いバラとユリのフラワースタンドを10月のお誕生日に頂いた。お優しいメッセージに心が熱くなり、力もいただき、頑張ろうと思ったのを思い出した。
 バーチャルの世界のお花だけど、とっても素敵でしょ。
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