婚約破棄どころか縁談も断られました
リプシード家の一人息子リジェル=リプシードは、容姿端麗で家柄も良い筈なのに二十五歳にして独り身。 その原因は欲深く浅ましいと感じてしまう貴族令嬢嫌いからだ。
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だが、そんな彼を領民達は心配していた。 また一人息子の彼に奥様が出来なければリプシード家は終わりだと進言される。
渋々それを受け入れ、丁度話があった縁談の為久し振りの王都へ。
相手はブランシュ家の三女、トワネ=ブランシュ。 美しく優しい彼女は何故か十八歳にして一度も縁談すらした事が無いらしい。
不審に思いながらも門を叩くリジェル。 しかし何の手違いかまさかの門前払いをされてしまう。
その理由は、彼女の過去に刻まれた大きな傷。 そして、今も尚トワネを苦しめる隠し切れない傷痕にあったのだ。
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