パティスリーから愛を込めて

「ユノ!やっと王太子になれたよ。今までありがとう」

幼い頃からの婚約者、レノン・シュトレンが17歳の誕生パーティーで、立太子され王太子となった。

「それでね、僕の花嫁候補が他にもできたんだ」

後ろ盾が必要なくなったからか、今まで仲睦まじくやってきていたと思っていた公爵令嬢ユノ・マカロナージュは婚約延期を申しつけられる。

「破棄ではないんだよ。ユノ。他にも候補が見つかったって事で、婚約者候補としてこれからもよろしくね」

優しく、穏やかなレノンは何の悪気も無さそうにそう告げた。
王太子妃となるための、レッスンや勉強、街の視察や孤児院、教会への奉仕。それこそ、比喩ではなく血と、汗を流して国のために、レノンの為に頑張ってきたユノは目の前が真っ白になった。

婚約者候補として、熾烈なバトルを繰り広げ…るのか?それとも…

そんなユノを見守るのは

元公爵家パティシエ オーランド・パルフェ(28)
怒れる兄  アレックス・マカロナージュ(17)
なんか怖い専属従者 ブルーノ・?(?)
ブチギレてる親友  ミッシェル・タタン(15)
ドデカ商会の後継  リリス・メリゼ(15)

その他の登場人物

王太子  レノン・シュトレン(17)
伯爵令嬢 カンナ・ジュレ(15)
伯爵令嬢 サリー・トルテ(15)
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