53 / 58
親友 3
しおりを挟む
「優しい夏も好きだけど、たまには酷くされたいんだよ。・・・だめ?」
顎から鎖骨の間まで、柊さんの三本の指が撫でるように滑りおりる。
柔らかい唇で喉仏を軽く吸われ、首の後ろがじわっと熱くなった。
昼前は、人の事 絶倫呼ばわりしておいて・・・結局一緒にいるとすぐ求めてくるのは柊さんの方じゃん。
俺もすぐ煽られちゃうんだけど。
「マジでどうしようもない淫乱ですね」
「い・・・っ」
柊さんの髪に差し込んだ手を握って上を向かせると、上気した頬と潤んだ瞳が俺を欲しがっているのがわかる。
「シウの事言えないくらい、柊さんもわかり易いですよ。ったく、この顔でどれだけ男タラシ込んできたんだか」
「わかり易い・・・?」
「俺以外にこんな顔晒してたかと思うと、本気で気ぃ狂いそうになりますよ」
「狂った夏、見てみたいんだけど」
期待にも見える妖艶な柊さんの微笑み。
どエロ悪魔が降臨したな。
「少しはダメージ受けてくださいよ」
「無理。夏に何言われてもプレイの一種になるから。なあ早くしよ?」
服を全て脱いで膝の上に跨り、俺の頭を抱えて唇を寄せて来る柊さん。
「俺に、酷くされたいんですよね?自分から跨っちゃダメじゃないですか。どうして欲しい?」
「・・・って」
「え?」
「縛って」
「・・・はあ、ほんっとマゾですね」
とは言っても、ウチに縛るようなロープなんて無い。
戸棚からガムテープを持って来て、柊さんの両手首を後ろで拘束する。
「痛くないですか?」
「ん・・・平気」
まだ拘束しただけなのに、柊さんは前を立たせて呼吸を乱している。
「早く、触って」
「自分から求めないでって言いませんでしたか?余計な事言えないように塞いだ方が良さそうですね」
柊さんの口をガムテープで覆ってダイニングの椅子に座らせ、彼の目の前に自分のポケットから出した物をぶら下げる。
「柊さんなら使った事ありますよね、ローター」
コクンと小さく頷き、俺から顔を背ける。
ムカつく。
「じゃあ遠慮しなくていいですよね」
ローターを胸の突起に当ててスイッチを入れると、ビクッと柊さんの体が跳ねて前屈みになる。
「ちゃんと俺に見えるように、胸反らせててください。これくらい、あなたならどうって事ないでしょう?」
「んっ・・・んん・・・!」
反らせた体を何とか保とうとしているけど、振動が突起に与える刺激に身を捩らせている。
「ローターだと刺激が強すぎますね。もう 赤くなってぷっくりしてる。ココももうトロトロで後ろまで濡れちゃいそうですよ。イヤラシイな」
前をぎゅっと握ってそう言うと、柊さんの肌が一気に熱を帯びる。
先走りが溢れる先端をローターで撫でると、首をブンブンと横に振って、ぎゅっと閉じた瞼に涙が押し出されて彼の目元を濡らす。
「ん、ん、んぅ・・・」
「昨日いっぱい拡げたからすぐ入りそう」
柊さんの足を椅子に上げ、伸ばせないように折り曲げたままの状態でガムテープで固定して左右に開く。
顕になった窄まりにローターを押し込むと、ビクビクと体を震わせた。
昨夜も何度もイッてたし、あんまり無理させたくないけど・・・。
「ローター入れたまま、突かれたことは?」
「んんっ」
涙を溜めて柊さんは首を横に振る。
「そっか。じゃあ俺が初めてですね。酷くして、でしたっけ?お望み通りに・・・っ」
俺は はち切れそうになった自分のモノでローターを奥に押し込む。
「ん────・・・っ」
柊さんの先端から粘度の低い液体がトロトロと溢れ出してくる。
「昨日出しすぎて、薄いのしか出ませんね」
ガムテープの上から口付けると、涙でぐちゃぐちゃになった顔を苦しそうに歪めた。
「これだとキスできないな」
口元のガムテープを剥がすと、口を開け舌を出しキスを強請る柊さん。
それに応えて深く舌を絡ませる。
「あ・・・っ、あぅ、な・・・つ、・・・もっとぉ」
「ホントどうしようもないな。腹が立つくらい可愛いです」
俺はこの先もずっと見えない大勢に嫉妬して、こんな厭らしい体にした『親友』に嫉妬してしまうんだろう。
その度にきっと、こうしてこの人にぶつけてしまうんだろう。
顎から鎖骨の間まで、柊さんの三本の指が撫でるように滑りおりる。
柔らかい唇で喉仏を軽く吸われ、首の後ろがじわっと熱くなった。
昼前は、人の事 絶倫呼ばわりしておいて・・・結局一緒にいるとすぐ求めてくるのは柊さんの方じゃん。
俺もすぐ煽られちゃうんだけど。
「マジでどうしようもない淫乱ですね」
「い・・・っ」
柊さんの髪に差し込んだ手を握って上を向かせると、上気した頬と潤んだ瞳が俺を欲しがっているのがわかる。
「シウの事言えないくらい、柊さんもわかり易いですよ。ったく、この顔でどれだけ男タラシ込んできたんだか」
「わかり易い・・・?」
「俺以外にこんな顔晒してたかと思うと、本気で気ぃ狂いそうになりますよ」
「狂った夏、見てみたいんだけど」
期待にも見える妖艶な柊さんの微笑み。
どエロ悪魔が降臨したな。
「少しはダメージ受けてくださいよ」
「無理。夏に何言われてもプレイの一種になるから。なあ早くしよ?」
服を全て脱いで膝の上に跨り、俺の頭を抱えて唇を寄せて来る柊さん。
「俺に、酷くされたいんですよね?自分から跨っちゃダメじゃないですか。どうして欲しい?」
「・・・って」
「え?」
「縛って」
「・・・はあ、ほんっとマゾですね」
とは言っても、ウチに縛るようなロープなんて無い。
戸棚からガムテープを持って来て、柊さんの両手首を後ろで拘束する。
「痛くないですか?」
「ん・・・平気」
まだ拘束しただけなのに、柊さんは前を立たせて呼吸を乱している。
「早く、触って」
「自分から求めないでって言いませんでしたか?余計な事言えないように塞いだ方が良さそうですね」
柊さんの口をガムテープで覆ってダイニングの椅子に座らせ、彼の目の前に自分のポケットから出した物をぶら下げる。
「柊さんなら使った事ありますよね、ローター」
コクンと小さく頷き、俺から顔を背ける。
ムカつく。
「じゃあ遠慮しなくていいですよね」
ローターを胸の突起に当ててスイッチを入れると、ビクッと柊さんの体が跳ねて前屈みになる。
「ちゃんと俺に見えるように、胸反らせててください。これくらい、あなたならどうって事ないでしょう?」
「んっ・・・んん・・・!」
反らせた体を何とか保とうとしているけど、振動が突起に与える刺激に身を捩らせている。
「ローターだと刺激が強すぎますね。もう 赤くなってぷっくりしてる。ココももうトロトロで後ろまで濡れちゃいそうですよ。イヤラシイな」
前をぎゅっと握ってそう言うと、柊さんの肌が一気に熱を帯びる。
先走りが溢れる先端をローターで撫でると、首をブンブンと横に振って、ぎゅっと閉じた瞼に涙が押し出されて彼の目元を濡らす。
「ん、ん、んぅ・・・」
「昨日いっぱい拡げたからすぐ入りそう」
柊さんの足を椅子に上げ、伸ばせないように折り曲げたままの状態でガムテープで固定して左右に開く。
顕になった窄まりにローターを押し込むと、ビクビクと体を震わせた。
昨夜も何度もイッてたし、あんまり無理させたくないけど・・・。
「ローター入れたまま、突かれたことは?」
「んんっ」
涙を溜めて柊さんは首を横に振る。
「そっか。じゃあ俺が初めてですね。酷くして、でしたっけ?お望み通りに・・・っ」
俺は はち切れそうになった自分のモノでローターを奥に押し込む。
「ん────・・・っ」
柊さんの先端から粘度の低い液体がトロトロと溢れ出してくる。
「昨日出しすぎて、薄いのしか出ませんね」
ガムテープの上から口付けると、涙でぐちゃぐちゃになった顔を苦しそうに歪めた。
「これだとキスできないな」
口元のガムテープを剥がすと、口を開け舌を出しキスを強請る柊さん。
それに応えて深く舌を絡ませる。
「あ・・・っ、あぅ、な・・・つ、・・・もっとぉ」
「ホントどうしようもないな。腹が立つくらい可愛いです」
俺はこの先もずっと見えない大勢に嫉妬して、こんな厭らしい体にした『親友』に嫉妬してしまうんだろう。
その度にきっと、こうしてこの人にぶつけてしまうんだろう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
70
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる