97 / 356
お披露目会
83. 王都冒険者ギルドにて
しおりを挟む
おはようございます、王都で迎える初めての朝です。今日は土の日、職業ガチャは特殊職業がピックアップされている。ちょっと今日の無料ガチャを引くのは後回しにしようか。色んな魔道具を見てからのほうがいい物とか出るかもしれないし? うん、そうしよう。
となるとまずは朝食。ヨルさん達と一緒に宿で済ませた。特別おいしくはないが宿代に入っているのでお金を使わなくていいのがメリットだ。その後は買い物に行く前にまずはギルドに顔を出す。折角王都に来たのでここで受けられる仕事を確認したいからだ。
「やっぱりたくさんあるね」
「そのようです」
今日ももちろんノノさんと一緒。というかノノさんも冒険者ギルドに登録した。そうした方が行動がしやすいからだとか。そして仕事はもう選びたい放題だね。とくに清掃系はあまりやりたがらないのか数が多い。俺としてはポイントが稼ぎやすいからありがたいんだが…どれがいいかね?
「あっ いたいた。良太ー」
たけ達がやってきた。そうだった、ダンジョン誘われてたんだ…その予定を聞いてからじゃないと下手に受けない方がいいよな。
「はよーっ」
「りょーちゃんおはようっ」
挨拶を済ませ酒場スペースへ。雪乃が遮音結界をはる。
「でだ、ダンジョンどうするよ?」
「俺でいいなら行くよ?」
「やたっ」
「でも戦力に慣れないけどいいのか?」
「そうそうそれなんだよ! 実は俺達欲しいのは荷物持ちなんだよね。だから戦力というか自己防衛が出来て荷物が持てる人がいいんだわ」
「あーそれで昨日受付でもめてたのか」
「仕方ないじゃない…出来るだけたくさん荷物を持てて自己防衛が出来て最下層まで付き合ってくれる人がいるんだもの」
…ん? 最下層??
「えーと最下層ってダンジョンの??」
「ああ、実戦経験と自分たちで稼いでく力をつけないといけなくてね」
「そうじゃなくて、ダンジョンの最下層って…どんな深さでどんな強さの魔物がいるのかなーと」
「たしか私達が行く北のダンジョンは50階層って言ってたわね」
「うん。響子もそう聞いたよぉ~ なんか~ まだ誰もそこまで到達出来ていないってぇ~」
うん…そんなとこについていける荷物持ちなんていないよ! 受付のおねーさんだって困るはずだわ。
「自分たちの食料とか着替えとかは私の収納魔法にいれてるんだけど、収納魔法ってしまっておく分魔力が制限されるのよね。ちなみに今魔力量は2/3。荷物で1/3もつかっちゃってるのよ。この後魔物や宝箱の中身とか回収したらあっという間に魔法が使えなくなっちゃうから」
「なるほど…収納魔法だよりだと戦力が減っちゃうってことか。マジックバックは?」
「一応あるけど…回復薬を入れておくための一番小さいやつ。あれよ…ケチなのよ。このマジックバックと初期装備、それと食料かな。それだけは用意してくれたんだけど、後は自分たちでなんとかしろって」
3人分なら結構出してくれてる気がするんだが…なんか納得できないのか雪乃はため息をついている。
「稼ぐためには持ち帰らないとだめでしょう? だから荷物持ちがいるのよ」
「なるほど? つまり俺は荷物持ちをすればいいのか?」
「出来るか? 出来ないなら別に募集するが」
出来るか出来ないかで言えば出来る…多分。だけどこれだけは確認しておかないとな。
「その前に一緒に行った場合俺の立ち位置は? 臨時パーティメンバーなの? 荷物持ちの依頼を受けた人?」
「んー…臨時パーティメンバーかな?」
「ノノさんはどうなる?」
「あっ 私のことはお構いなく…あくまでもリョーの護衛なので」
つまりそれは他の3人が危険だろうと知ったこっちゃないということで…みんな微妙な顔をしていた。
となるとまずは朝食。ヨルさん達と一緒に宿で済ませた。特別おいしくはないが宿代に入っているのでお金を使わなくていいのがメリットだ。その後は買い物に行く前にまずはギルドに顔を出す。折角王都に来たのでここで受けられる仕事を確認したいからだ。
「やっぱりたくさんあるね」
「そのようです」
今日ももちろんノノさんと一緒。というかノノさんも冒険者ギルドに登録した。そうした方が行動がしやすいからだとか。そして仕事はもう選びたい放題だね。とくに清掃系はあまりやりたがらないのか数が多い。俺としてはポイントが稼ぎやすいからありがたいんだが…どれがいいかね?
「あっ いたいた。良太ー」
たけ達がやってきた。そうだった、ダンジョン誘われてたんだ…その予定を聞いてからじゃないと下手に受けない方がいいよな。
「はよーっ」
「りょーちゃんおはようっ」
挨拶を済ませ酒場スペースへ。雪乃が遮音結界をはる。
「でだ、ダンジョンどうするよ?」
「俺でいいなら行くよ?」
「やたっ」
「でも戦力に慣れないけどいいのか?」
「そうそうそれなんだよ! 実は俺達欲しいのは荷物持ちなんだよね。だから戦力というか自己防衛が出来て荷物が持てる人がいいんだわ」
「あーそれで昨日受付でもめてたのか」
「仕方ないじゃない…出来るだけたくさん荷物を持てて自己防衛が出来て最下層まで付き合ってくれる人がいるんだもの」
…ん? 最下層??
「えーと最下層ってダンジョンの??」
「ああ、実戦経験と自分たちで稼いでく力をつけないといけなくてね」
「そうじゃなくて、ダンジョンの最下層って…どんな深さでどんな強さの魔物がいるのかなーと」
「たしか私達が行く北のダンジョンは50階層って言ってたわね」
「うん。響子もそう聞いたよぉ~ なんか~ まだ誰もそこまで到達出来ていないってぇ~」
うん…そんなとこについていける荷物持ちなんていないよ! 受付のおねーさんだって困るはずだわ。
「自分たちの食料とか着替えとかは私の収納魔法にいれてるんだけど、収納魔法ってしまっておく分魔力が制限されるのよね。ちなみに今魔力量は2/3。荷物で1/3もつかっちゃってるのよ。この後魔物や宝箱の中身とか回収したらあっという間に魔法が使えなくなっちゃうから」
「なるほど…収納魔法だよりだと戦力が減っちゃうってことか。マジックバックは?」
「一応あるけど…回復薬を入れておくための一番小さいやつ。あれよ…ケチなのよ。このマジックバックと初期装備、それと食料かな。それだけは用意してくれたんだけど、後は自分たちでなんとかしろって」
3人分なら結構出してくれてる気がするんだが…なんか納得できないのか雪乃はため息をついている。
「稼ぐためには持ち帰らないとだめでしょう? だから荷物持ちがいるのよ」
「なるほど? つまり俺は荷物持ちをすればいいのか?」
「出来るか? 出来ないなら別に募集するが」
出来るか出来ないかで言えば出来る…多分。だけどこれだけは確認しておかないとな。
「その前に一緒に行った場合俺の立ち位置は? 臨時パーティメンバーなの? 荷物持ちの依頼を受けた人?」
「んー…臨時パーティメンバーかな?」
「ノノさんはどうなる?」
「あっ 私のことはお構いなく…あくまでもリョーの護衛なので」
つまりそれは他の3人が危険だろうと知ったこっちゃないということで…みんな微妙な顔をしていた。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
296
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる