東京ブラッドガシャ ―臆病な俺が、知らないうちに最上級《X》を引いていた件―

現代の東京。
ごく一部の人間だけが“ガシャ”によって戦闘能力を得て、怪物を狩ることで報酬を稼ぐ世界。人々は彼らを**能力者(アビリティア)**と呼んだ。
能力のレアリティは最低のEから、伝説級のXまで。S以上は国家機密部隊に所属する絶対的な戦力――のはずだった。

気弱で、争いが苦手で、誰かが傷つくのを見るのが何よりつらい少年・黒瀬 優人は、ある日ガシャを引く。
だが彼は、自分が何を得たのか分からないまま、低ランク能力者として危険な東京の狩場へ足を踏み入れることになる。

仲間が傷ついたその瞬間、彼の中で目覚めるのは、“血”を自在に支配する規格外の能力。
吸血による回復、血による武装、眷族の創造、そして異形の召喚――。
それは本来、国家ですら秘匿すべき、最高レアリティ《X》の力だった。

だが、優しい彼がその力を振るう理由は、名声でも金でもない。
ただ、大切な仲間を見捨てられないから。

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東京ダークファンタジー成り上がり譚。
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