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本編
陛下の言葉
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陛下とお付きの者達がゾロゾロとやって来る。
「一体何の騒ぎだ。説明しろ!ロイ!」
「騒ぎを起こしてしまい申し訳ありません。陛下。アストロズ侯爵親子が私のパートナーを別人だと侮辱しましたので、騒ぎになりました。」
侯爵達は陛下に自分の言い分を聞いて貰おうと必死に話しかける・・・
「そうなのですぞ、陛下。
この娘がルクティアナ・ロブロだと言っておりますが、姿を変えていた者など信じる事はできません。証拠すら出せないのですぞ。」
「そうですわ・・・。この女が本物かは知りませんが、人の婚約者を奪い・・・何食わぬ顔で夜会にロイ様と参加など許せませんわ!!!
それに、この私に口答えしたのよ。何様なの?私が公爵家の一員になるはずだったのに!!」
え・・・っと。
まず、陛下から発言の許可出ていないけど、まずくない??
それに、サリアベル様の口調だめでしょ・・
陛下に向かって話してるのよね?あれ。
婚約者じゃなくて、婚約候補だし。
はあ・・・。
もう空気を読んでよ・・・
侯爵でさえ、陛下の顔色が変わったの気づいているよ・・・。
「・・・黙れ。」
陛下の低い声が響いた。
「私はそなた達に発言を許したか?
娘。お前の方こそ何様なのだ。私に向かってそのような口調でいいと思っているのか?
我が甥の婚約候補ではあったが、破棄する事になったのは英断だったようだな。」
あ。陛下訂正した・・・。
侯爵は流石にまずいと思ったのか、サリアベル様の頭を無理矢理下げさせる。
「申し訳ありません。陛下。
甘やかし過ぎたようです。教育し直します。」
「ちょ、ちょっとお父様!!!」
「黙れッ!!!」
サリアベル様はかなり不満そうにしているが、侯爵に怒鳴られ渋々黙ることにしたようだ
「あと侯爵の言い分だか、証拠ならあるぞ。」
え?あるの???
侯爵も驚いている・・・
「ルクティアナ嬢の事情は私が把握しておる。
姿を偽る件も私が許可をだしたのだ。娘の身を案じるロブロ伯爵から相談をうけ、私と王妃で魔道具を用意した。
それに、今のルクティアナ嬢の姿は伯爵夫人の面影が多く残っておるではないか。
これが何よりの証拠ではないか・・・。
ロブロ伯爵この令嬢はそなたの娘か?・・・」
え?お父様、いつの間に・・・
「・・・間違いありません。
18年間私が大切に育ててまいりました。
我が娘、ルクティアナでございます。
伯爵家の名に誓って偽りは申しません・・・」
「うむ。・・・だそうだ。
アストロズ侯爵。何か申し開きはあるか?」
「・・・ヴッ。」
周囲の者はまたざわめき始めた・・・
「やはり伯爵家のご令嬢なのね」
「陛下が関わってる一件とは何だ??」
「なぜ、侯爵はあの令嬢を辱しめる事をしたのだ。」
「やはり似た者親子のようね・・・クスクス」
・・・・・・。
「それと、庭園での一件私の耳にも入っておる。12年前の事とあわせて話しが聞きたい。
別室に移動しようではないか・・・」
「・・・なッ!!陛下!」
陛下が侯爵の逃げ場を防ぐと・・・
「お待ち下さい、陛下!!!」
公爵様がお兄様達と共にやってきた・・・
あ!プレストン叔父様もいる。
「一体何の騒ぎだ。説明しろ!ロイ!」
「騒ぎを起こしてしまい申し訳ありません。陛下。アストロズ侯爵親子が私のパートナーを別人だと侮辱しましたので、騒ぎになりました。」
侯爵達は陛下に自分の言い分を聞いて貰おうと必死に話しかける・・・
「そうなのですぞ、陛下。
この娘がルクティアナ・ロブロだと言っておりますが、姿を変えていた者など信じる事はできません。証拠すら出せないのですぞ。」
「そうですわ・・・。この女が本物かは知りませんが、人の婚約者を奪い・・・何食わぬ顔で夜会にロイ様と参加など許せませんわ!!!
それに、この私に口答えしたのよ。何様なの?私が公爵家の一員になるはずだったのに!!」
え・・・っと。
まず、陛下から発言の許可出ていないけど、まずくない??
それに、サリアベル様の口調だめでしょ・・
陛下に向かって話してるのよね?あれ。
婚約者じゃなくて、婚約候補だし。
はあ・・・。
もう空気を読んでよ・・・
侯爵でさえ、陛下の顔色が変わったの気づいているよ・・・。
「・・・黙れ。」
陛下の低い声が響いた。
「私はそなた達に発言を許したか?
娘。お前の方こそ何様なのだ。私に向かってそのような口調でいいと思っているのか?
我が甥の婚約候補ではあったが、破棄する事になったのは英断だったようだな。」
あ。陛下訂正した・・・。
侯爵は流石にまずいと思ったのか、サリアベル様の頭を無理矢理下げさせる。
「申し訳ありません。陛下。
甘やかし過ぎたようです。教育し直します。」
「ちょ、ちょっとお父様!!!」
「黙れッ!!!」
サリアベル様はかなり不満そうにしているが、侯爵に怒鳴られ渋々黙ることにしたようだ
「あと侯爵の言い分だか、証拠ならあるぞ。」
え?あるの???
侯爵も驚いている・・・
「ルクティアナ嬢の事情は私が把握しておる。
姿を偽る件も私が許可をだしたのだ。娘の身を案じるロブロ伯爵から相談をうけ、私と王妃で魔道具を用意した。
それに、今のルクティアナ嬢の姿は伯爵夫人の面影が多く残っておるではないか。
これが何よりの証拠ではないか・・・。
ロブロ伯爵この令嬢はそなたの娘か?・・・」
え?お父様、いつの間に・・・
「・・・間違いありません。
18年間私が大切に育ててまいりました。
我が娘、ルクティアナでございます。
伯爵家の名に誓って偽りは申しません・・・」
「うむ。・・・だそうだ。
アストロズ侯爵。何か申し開きはあるか?」
「・・・ヴッ。」
周囲の者はまたざわめき始めた・・・
「やはり伯爵家のご令嬢なのね」
「陛下が関わってる一件とは何だ??」
「なぜ、侯爵はあの令嬢を辱しめる事をしたのだ。」
「やはり似た者親子のようね・・・クスクス」
・・・・・・。
「それと、庭園での一件私の耳にも入っておる。12年前の事とあわせて話しが聞きたい。
別室に移動しようではないか・・・」
「・・・なッ!!陛下!」
陛下が侯爵の逃げ場を防ぐと・・・
「お待ち下さい、陛下!!!」
公爵様がお兄様達と共にやってきた・・・
あ!プレストン叔父様もいる。
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