指輪が繋いだこの世界は
家に帰れば毎日のように母親と姉は口論をしている。父は家族を捨て、他の女と共にどこかへ消えた。学校ではいじめの対象にならないように自分を偽る。
「なぜ人間は生きるのだろう」
俺は自然といつもの歩道橋で足を止めていた。何を考えるよりも先に、身体を真っ先に空中へと投げ出した。
_________俺は、そこで死ぬはずだった。
これは、生きることの疲れた少年が別世界で一人の少女と出会い、世界の美しさを知る物語。
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