39 / 275
4
4-5
しおりを挟む
「どうした?」
会議室に入り座るなり、部長がすぐに聞いてくる。
私がこんな感じで話し掛けたのは初めてなので、部長にしては珍しく前のめりになっている。
それに少し笑いながらも、また呼吸を整えてから・・・
震えてきた口を無理矢理、開く・・・
「念の為、お伝えしますが・・・お付き合いすることになった方がいます。」
「・・・それは、おめでとう。
報告するってことは、社内か。
伊藤らしいな。」
「はい・・・。
これから先どうなるか分からないのですが、念の為・・・。」
「相手は聞いていいのか?」
そう聞いてくれ、まだ震え続けている口を、また無理矢理でも開く・・・
「サポート支援部の部長、中田部長です。」
部長は・・・
驚いた顔をしている・・・。
そして・・・
「そうきたか・・・。」
「はい・・・。」
「そうきたか・・・。」
「2回目ですね。」
「的確な指摘をどうも。
俺は、伊藤ほど社員の情報を把握出来てないが・・・。
付き合ったということは、法的には問題ないという認識で、相違はないか?」
会議室に入り座るなり、部長がすぐに聞いてくる。
私がこんな感じで話し掛けたのは初めてなので、部長にしては珍しく前のめりになっている。
それに少し笑いながらも、また呼吸を整えてから・・・
震えてきた口を無理矢理、開く・・・
「念の為、お伝えしますが・・・お付き合いすることになった方がいます。」
「・・・それは、おめでとう。
報告するってことは、社内か。
伊藤らしいな。」
「はい・・・。
これから先どうなるか分からないのですが、念の為・・・。」
「相手は聞いていいのか?」
そう聞いてくれ、まだ震え続けている口を、また無理矢理でも開く・・・
「サポート支援部の部長、中田部長です。」
部長は・・・
驚いた顔をしている・・・。
そして・・・
「そうきたか・・・。」
「はい・・・。」
「そうきたか・・・。」
「2回目ですね。」
「的確な指摘をどうも。
俺は、伊藤ほど社員の情報を把握出来てないが・・・。
付き合ったということは、法的には問題ないという認識で、相違はないか?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
110
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる