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「おー!!すげーキレイ!!!」
麻美先輩から貰ったフラワーアレジメントを、健吾さんの家・・・わたし達の家に持って帰った。
「わたしの先輩が会社に送ってくれたの、嬉しかった!」
フラワーアレジメントを持ちながら笑うわたしに、健吾さんがチュッとキスをしてくれる。
「和ちゃんの先輩って・・・ああ、女王様か。」
「健吾さんも知ってるんだ!」
「俺が1年目と2年目も最初はいたからな?
全然関わったことねーけど有名だったし。」
“有名”という言葉に、わたしはまた笑ってしまう。
全然ひっそり出来ていない。
「結城(ゆうき)元部長の奥さんだろ?
1年目の時は結城部長の下だったから、それでも知ってるよ。」
「そうらしいね?
わたしが入社した時にはもういなかったからな、どんな人だったの?」
「俺の営業スタイルをすぐに確立させてくれた人だから、すげー人だったよ。
“菩薩”って言われてたけど、でもあの女王様って別に・・・」
「なに?」
「いや・・・ちょっと俺には分かんなかっただけかもしんねーし、いいや!」
と、最後は歯切れの悪い終わり方だった。
麻美先輩から貰ったフラワーアレジメントを、健吾さんの家・・・わたし達の家に持って帰った。
「わたしの先輩が会社に送ってくれたの、嬉しかった!」
フラワーアレジメントを持ちながら笑うわたしに、健吾さんがチュッとキスをしてくれる。
「和ちゃんの先輩って・・・ああ、女王様か。」
「健吾さんも知ってるんだ!」
「俺が1年目と2年目も最初はいたからな?
全然関わったことねーけど有名だったし。」
“有名”という言葉に、わたしはまた笑ってしまう。
全然ひっそり出来ていない。
「結城(ゆうき)元部長の奥さんだろ?
1年目の時は結城部長の下だったから、それでも知ってるよ。」
「そうらしいね?
わたしが入社した時にはもういなかったからな、どんな人だったの?」
「俺の営業スタイルをすぐに確立させてくれた人だから、すげー人だったよ。
“菩薩”って言われてたけど、でもあの女王様って別に・・・」
「なに?」
「いや・・・ちょっと俺には分かんなかっただけかもしんねーし、いいや!」
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