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「会社説明会どうだった?」
歩きながら聞かれ、わたしは一瞬返答に困った。
「あんま良くなかった?」
「いえ・・・会社説明会はすごく良かったんですけど・・・うーん・・・。」
説明会後の、あの男子のことを思い出してイヤーな気持ちになる。
「なに?男から誘われた?」
「え!?」
「当たりだろ?あるあるだからな。」
「そうなんですか!?」
「就活の時に知り合って付き合ったヤツもいたからな。」
「そっか、あるあるなのか。」
なんだかすごく気持ちが楽になった。
「連絡先聞かれた?」
「連絡先も聞かれましたし、彼氏いるかとか、お昼ご飯食べようとか、なんか色々。」
「それで?どうした?」
「電車に乗って逃げちゃいました。
お昼ご飯食べ損ねちゃって、家で軽く食べただけなんです。
お腹すごい減っちゃった。」
「ハハッ、大変だったな。
肉いっぱい食って機嫌なおせよ?」
「もう機嫌はなおってるので大丈夫ですよ。」
「あ、俺に会ったからか!」
冗談でも本当のことを言われ、何も言えなかった。
「なに顔赤くなってんだよ!」
創さんはすごい笑いながら楽しそうにしていた。
歩きながら聞かれ、わたしは一瞬返答に困った。
「あんま良くなかった?」
「いえ・・・会社説明会はすごく良かったんですけど・・・うーん・・・。」
説明会後の、あの男子のことを思い出してイヤーな気持ちになる。
「なに?男から誘われた?」
「え!?」
「当たりだろ?あるあるだからな。」
「そうなんですか!?」
「就活の時に知り合って付き合ったヤツもいたからな。」
「そっか、あるあるなのか。」
なんだかすごく気持ちが楽になった。
「連絡先聞かれた?」
「連絡先も聞かれましたし、彼氏いるかとか、お昼ご飯食べようとか、なんか色々。」
「それで?どうした?」
「電車に乗って逃げちゃいました。
お昼ご飯食べ損ねちゃって、家で軽く食べただけなんです。
お腹すごい減っちゃった。」
「ハハッ、大変だったな。
肉いっぱい食って機嫌なおせよ?」
「もう機嫌はなおってるので大丈夫ですよ。」
「あ、俺に会ったからか!」
冗談でも本当のことを言われ、何も言えなかった。
「なに顔赤くなってんだよ!」
創さんはすごい笑いながら楽しそうにしていた。
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