Missing Voice ―汚れなき暴君の歌姫―
「大金が手に入ったら山分けするわよ。私達、戦友ね。よろしく」
「面白そうだから付き合おう」
【あらすじ】
全人類の九割がコエを失って早数百年。
稀にコエを持って生まれる者は音子と呼ばれていた。
音子は時に怪異という扱いを受け、時には貴重な存在として保護されていた。
恋に恋する学院の女生徒集団に、毛色の変わった娘が一人。
色事に全く興味を示さない男勝りな三回生ヨルシャは、恋のまじないに付き合わされた帰り道、噂で聞いた亡霊に襲われた!
と思ったら勘違いでフーポーという竜族の生徒に遭遇。
全く見かけない顔だったが、世間話をしているうちに意気投合。
なんでも歌の技術は超一流ながら、家の事情で学校を卒業出来ないという。
家計が苦しいからか十七年も留年中のフーポーに同情……する訳でもなく、技量に惚れ込んだヨルシャは自分と師弟関係を結ぶよう迫った。
ヨルシャは数日後に開かれる歌花祭で出場権利を得ていたが、職業斡旋、生活安定、生涯補償の三拍子揃った大賞を射止めるには技量が足りないと悩んでおり、フーポーの歌の技術を手に入れて賞金を山分けしようと考えた。面白そうだからと言う理由で師弟関係を承諾したフーポーとの奇怪な歌の練習をする毎日が続く。
帝竜歴二五〇一年。
この年、世界でも稀なコエを持つ『音子(オトゴ)』達の歌花祭は、ヨルシャを含む数十人の美声を知らしめて、恙無く終わりを迎えるはずだった。
ところが賓客の一人で若き新サイデラーデ王ルイシアが掟を破り、優勝者ではなく三位のヨルシャを引き取るという発言をしたが為に、今年招かれていた三国を混乱に陥れる。
それは長年守られてきた竜族と人間の平和条約を犯すものだった……
+++
10代の乙女向け異世界ファンタジーです。
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と思ったら勘違いでフーポーという竜族の生徒に遭遇。
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ヨルシャは数日後に開かれる歌花祭で出場権利を得ていたが、職業斡旋、生活安定、生涯補償の三拍子揃った大賞を射止めるには技量が足りないと悩んでおり、フーポーの歌の技術を手に入れて賞金を山分けしようと考えた。面白そうだからと言う理由で師弟関係を承諾したフーポーとの奇怪な歌の練習をする毎日が続く。
帝竜歴二五〇一年。
この年、世界でも稀なコエを持つ『音子(オトゴ)』達の歌花祭は、ヨルシャを含む数十人の美声を知らしめて、恙無く終わりを迎えるはずだった。
ところが賓客の一人で若き新サイデラーデ王ルイシアが掟を破り、優勝者ではなく三位のヨルシャを引き取るという発言をしたが為に、今年招かれていた三国を混乱に陥れる。
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