いつか見たような、存在しない明日


「ここじゃない場所に行きたい」


そう願ったとある生物は、地球という星に降り立ち、人間という種族に触れ合う。

“彼”でも、“彼女”でもない生物兵器。

その宿命のもとに生まれた戦いのための「道具」は、最初に出会った人間に、『ひまわり』という名前をつけられる。

その名前は、その人間の娘であった名前の一部を、分け与えられたものだった。
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