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とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0009:衝撃の事実
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【side ノア・フィックスド(暴走族の族長)】
──ここは、フィックスド辺境伯家、裏山広場。──
──ときは、夜の帳が降りた頃。──
「みんなー、お肉良い感じに焼けたよー‼︎ 食べよ食べよーー‼︎(トングを両手に携えるパトリック殿下)」
…………みなさん、こんばんは。ノア・フィックスドです。現在俺は、実家の裏山にある、とある広場にて、大勢でバーベキューをしているところです。(大汗)
「はい、今日一番の救世主のお嬢さん、お肉どうぞ!(きゅるるんしながら、とある女性にお肉を乗せたお皿を渡すパトリック殿下)」
「まあっ! とても美味しそうですわ! ありがとうございます!(にっこり笑ってお皿を受け取る、とある女性)」
「…………。(複雑な心境で、とある女性を見るノア)」
……俺の予定では、今夜は、アルバイト先の先輩と二人でディナーだった筈なのに、……それなのに、……どうしてこんなことになってしまったんだー⁉︎(打ちひしがれるノア)
「(モグモグお肉を咀嚼して)……おいしい。……こんなにおいしいお肉を食べるのは、生まれてはじめてですわ‼︎(お肉の美味しさに嬉し涙をダバダバ流すとある女性)」
「よかったよかった! このお肉は、フィックスド辺境伯の奢りみたいだから、みんな、沢山食べちゃって‼︎(両手のトングを振り回して、みんなのお皿にお肉を入れていくパトリック殿下)」
「ラジャーー‼︎(お肉を頬張るみんな)」
……カオス。みんな、パトリック殿下に騙されてる‼︎ 伯父上がそんなことする筈ないのに‼︎(疑心暗鬼なノア)
「ほら、フィックスド辺境伯も食べちゃおう‼︎(フィックスド辺境伯にお皿を持たせてお肉をのせるパトリック殿下)」
「……ああ、ありがとう。(素直にパトリック殿下からお肉を貰ってるフィックスド辺境伯)」
いや、どういうこと⁉︎ 今までの極悪な伯父上は、何処に行ってしまったの⁉︎ 意味がわからないんだけど⁉︎
「(静かにお肉を食べながら)……美味しい。……パトリック殿下、とても、焼き方がお上手ですね。(静かに涙を流すフィックスド辺境伯)」
「そうでしょ、そうでしょ‼︎ 一時期焼き肉屋さんで修行してたからね、焼き加減は、僕に任せて‼︎(トングを振り回してるパトリック殿下)」
「…………。(よくわからないけど、すごい。 ノア)」
「……アニキ、……すみませんでした。(お肉ののったお皿を持って、自ら追い詰めた表情をしているモヒカン)」
「キース……?(きょとんなノア)」
パトリック殿下の暴走を茫然と見ていた俺の所へ、キースがやってきた。どうやら、謝りに来てくれたらしい。いいんだ、キース。パトリック殿下のやったことに比べると、かわいいものだよ。(俺は速やかに先輩と二人きりになりたい。)
「俺さ、難しいことはよくわからないけど、キースは俺たちの中で一番優しい男ってことは、ずっと思ってる。(ノア)」
「あにき……。(うるうるなモヒカン)」
「だから、キースにはキースなりの理由があると思うから、伯父上と繋がってた訳は、今は、聞かない。……言いたいときが来たら、言ってくれ。(穏やかノア)」
「────っ‼︎ ありがとうございます、アニキ‼︎(嬉し涙をダバダバ流してノアに焼き肉のお皿を持たせるモヒカン)」
「あっ、おい!(お皿を突き返そうとするノア)」
「これは、俺の気持ちなんで! ……アニキ、本当にありがとうございました‼︎ この恩は、一生をかけてお返しします‼︎(感極まって走り出すモヒカン)」
「お、おいいいい⁉︎(困惑するノア)」
……行ってしまった。……キースよ、一体、何処へ向かっているんだ⁉︎
「(トコトコやってきて)アニキ、……あの女性とのデートを台無しにしてしまってごめんなさい。(ハリー)」
「(ハリーに続いて)どうにかして、あの女性とアニキを二人きりにしたかったんですが、できませんでした。ごめんなさい。(ヘンリー)」
「……い、いいよ、いいよ。気にしなくて良い。……パトリック殿下達がいるから、難しいのはわかっているから。それよりも、先輩を連れてきてくれてありがとな。(内心、かなり動揺しているが、頑張って平静を装うノア)」
「「アニキ……‼︎(うるうるな双子達)」」
「ちょっとキースが走り出してしまったから、見つけに行ってくれないか?(キースから貰ったお肉のお皿を二人に渡して頼み込むノア)」
「「ラジャーー‼︎(お皿を受け取って走り出す双子達)」」
よし。少しずつ良い感じに、周りにわからせないように、さりげなく、先輩と二人きりになれるよう、行動あるのみ‼︎
──と、そこへ、サムライ男が女性に話しかける‼︎──
「お嬢さん、さっきは、ありがとうございました!」
「いえいえ、たまたま通りかかったところに、白髪のおじいさんが困っていらしたので、ちょっと特殊な鎖を断ち切っただけなのですよ。(良い感じのお肉をゲットしながら、応えるとある女性)」
「そうなのですか! いやはや、何にしても、貴女のおかげで命拾いしましたので、感謝感激ですよ‼︎(ガハガハ笑うサムライ男)」
「僕からも、お礼を言わせてください! 地下室の扉を開けてくださってありがとうございました!(ペコリと頭を下げるパトリック殿下)」
「ご無事でよかったですわ。(にこにこ女性)」
「俺からも、……先輩、本当に、ありがとうございました。この恩は、一生忘れません‼︎(すかさずお礼を言うノア)」
「……ふふふ、……ペンさんも、ご無事でなによりです。……私からも、皆様に御礼を。……自由最後の日に、こんなに、エキサイティングな経験をさせてくださり、ありがとうございました。(ペコリと頭を下げる女性)」
「…………えっ、……自由最後の日って……。(ノア)」
「明日、郵便局の仕事を終えてから、隣のフローレンス領のとあるお家に嫁ぐのです。(少し寂しげにっこりな女性)」
「────っ⁉︎(多大なるショックを受けるノア)」
「本当は、ここで、お仕事をしたいのですが、親が決めた縁組なので、行かないといけません。……当たり前ですが、嫁ぐのは今回が初めてなので、ここ一週間は、不安でいっぱいで眠れない日々を送ってきました。……最後に、こんなに楽しいお食事会に誘ってくださって、ありがとうございました、ペンさん。(少しだけ瞳が揺れているとある女性)」
「……先輩。(言葉にならないノア)」
……俺は、馬鹿だ。大馬鹿野郎だ。
本当に、目の前が真っ暗になるなんて……。
どうにもできない自分が、許せない。
「……たくさん食べてもっと楽しみましょう!(静かに涙を流しながら、女性の持つお皿にお肉のせるノア)」
「はい、そうですね。(心なしか涙が溢れる女性)」
……俺は、大馬鹿野郎だ。
──告白する前に失恋したノア、これからどうする⁉︎──
──ここは、フィックスド辺境伯家、裏山広場。──
──ときは、夜の帳が降りた頃。──
「みんなー、お肉良い感じに焼けたよー‼︎ 食べよ食べよーー‼︎(トングを両手に携えるパトリック殿下)」
…………みなさん、こんばんは。ノア・フィックスドです。現在俺は、実家の裏山にある、とある広場にて、大勢でバーベキューをしているところです。(大汗)
「はい、今日一番の救世主のお嬢さん、お肉どうぞ!(きゅるるんしながら、とある女性にお肉を乗せたお皿を渡すパトリック殿下)」
「まあっ! とても美味しそうですわ! ありがとうございます!(にっこり笑ってお皿を受け取る、とある女性)」
「…………。(複雑な心境で、とある女性を見るノア)」
……俺の予定では、今夜は、アルバイト先の先輩と二人でディナーだった筈なのに、……それなのに、……どうしてこんなことになってしまったんだー⁉︎(打ちひしがれるノア)
「(モグモグお肉を咀嚼して)……おいしい。……こんなにおいしいお肉を食べるのは、生まれてはじめてですわ‼︎(お肉の美味しさに嬉し涙をダバダバ流すとある女性)」
「よかったよかった! このお肉は、フィックスド辺境伯の奢りみたいだから、みんな、沢山食べちゃって‼︎(両手のトングを振り回して、みんなのお皿にお肉を入れていくパトリック殿下)」
「ラジャーー‼︎(お肉を頬張るみんな)」
……カオス。みんな、パトリック殿下に騙されてる‼︎ 伯父上がそんなことする筈ないのに‼︎(疑心暗鬼なノア)
「ほら、フィックスド辺境伯も食べちゃおう‼︎(フィックスド辺境伯にお皿を持たせてお肉をのせるパトリック殿下)」
「……ああ、ありがとう。(素直にパトリック殿下からお肉を貰ってるフィックスド辺境伯)」
いや、どういうこと⁉︎ 今までの極悪な伯父上は、何処に行ってしまったの⁉︎ 意味がわからないんだけど⁉︎
「(静かにお肉を食べながら)……美味しい。……パトリック殿下、とても、焼き方がお上手ですね。(静かに涙を流すフィックスド辺境伯)」
「そうでしょ、そうでしょ‼︎ 一時期焼き肉屋さんで修行してたからね、焼き加減は、僕に任せて‼︎(トングを振り回してるパトリック殿下)」
「…………。(よくわからないけど、すごい。 ノア)」
「……アニキ、……すみませんでした。(お肉ののったお皿を持って、自ら追い詰めた表情をしているモヒカン)」
「キース……?(きょとんなノア)」
パトリック殿下の暴走を茫然と見ていた俺の所へ、キースがやってきた。どうやら、謝りに来てくれたらしい。いいんだ、キース。パトリック殿下のやったことに比べると、かわいいものだよ。(俺は速やかに先輩と二人きりになりたい。)
「俺さ、難しいことはよくわからないけど、キースは俺たちの中で一番優しい男ってことは、ずっと思ってる。(ノア)」
「あにき……。(うるうるなモヒカン)」
「だから、キースにはキースなりの理由があると思うから、伯父上と繋がってた訳は、今は、聞かない。……言いたいときが来たら、言ってくれ。(穏やかノア)」
「────っ‼︎ ありがとうございます、アニキ‼︎(嬉し涙をダバダバ流してノアに焼き肉のお皿を持たせるモヒカン)」
「あっ、おい!(お皿を突き返そうとするノア)」
「これは、俺の気持ちなんで! ……アニキ、本当にありがとうございました‼︎ この恩は、一生をかけてお返しします‼︎(感極まって走り出すモヒカン)」
「お、おいいいい⁉︎(困惑するノア)」
……行ってしまった。……キースよ、一体、何処へ向かっているんだ⁉︎
「(トコトコやってきて)アニキ、……あの女性とのデートを台無しにしてしまってごめんなさい。(ハリー)」
「(ハリーに続いて)どうにかして、あの女性とアニキを二人きりにしたかったんですが、できませんでした。ごめんなさい。(ヘンリー)」
「……い、いいよ、いいよ。気にしなくて良い。……パトリック殿下達がいるから、難しいのはわかっているから。それよりも、先輩を連れてきてくれてありがとな。(内心、かなり動揺しているが、頑張って平静を装うノア)」
「「アニキ……‼︎(うるうるな双子達)」」
「ちょっとキースが走り出してしまったから、見つけに行ってくれないか?(キースから貰ったお肉のお皿を二人に渡して頼み込むノア)」
「「ラジャーー‼︎(お皿を受け取って走り出す双子達)」」
よし。少しずつ良い感じに、周りにわからせないように、さりげなく、先輩と二人きりになれるよう、行動あるのみ‼︎
──と、そこへ、サムライ男が女性に話しかける‼︎──
「お嬢さん、さっきは、ありがとうございました!」
「いえいえ、たまたま通りかかったところに、白髪のおじいさんが困っていらしたので、ちょっと特殊な鎖を断ち切っただけなのですよ。(良い感じのお肉をゲットしながら、応えるとある女性)」
「そうなのですか! いやはや、何にしても、貴女のおかげで命拾いしましたので、感謝感激ですよ‼︎(ガハガハ笑うサムライ男)」
「僕からも、お礼を言わせてください! 地下室の扉を開けてくださってありがとうございました!(ペコリと頭を下げるパトリック殿下)」
「ご無事でよかったですわ。(にこにこ女性)」
「俺からも、……先輩、本当に、ありがとうございました。この恩は、一生忘れません‼︎(すかさずお礼を言うノア)」
「……ふふふ、……ペンさんも、ご無事でなによりです。……私からも、皆様に御礼を。……自由最後の日に、こんなに、エキサイティングな経験をさせてくださり、ありがとうございました。(ペコリと頭を下げる女性)」
「…………えっ、……自由最後の日って……。(ノア)」
「明日、郵便局の仕事を終えてから、隣のフローレンス領のとあるお家に嫁ぐのです。(少し寂しげにっこりな女性)」
「────っ⁉︎(多大なるショックを受けるノア)」
「本当は、ここで、お仕事をしたいのですが、親が決めた縁組なので、行かないといけません。……当たり前ですが、嫁ぐのは今回が初めてなので、ここ一週間は、不安でいっぱいで眠れない日々を送ってきました。……最後に、こんなに楽しいお食事会に誘ってくださって、ありがとうございました、ペンさん。(少しだけ瞳が揺れているとある女性)」
「……先輩。(言葉にならないノア)」
……俺は、馬鹿だ。大馬鹿野郎だ。
本当に、目の前が真っ暗になるなんて……。
どうにもできない自分が、許せない。
「……たくさん食べてもっと楽しみましょう!(静かに涙を流しながら、女性の持つお皿にお肉のせるノア)」
「はい、そうですね。(心なしか涙が溢れる女性)」
……俺は、大馬鹿野郎だ。
──告白する前に失恋したノア、これからどうする⁉︎──
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