アンドロイドに眼鏡は必要か?

カスミがようやく辿り着いた、研究室。

そこは昔、学会を追われて失踪した、変人ヴァレットの研究室だった。

期待に胸を膨らませ、ドアを叩く。

けれど出てきたのは――眼鏡をかけた、若い男性。

「博士は亡くなりました。
中に入れることはできません。
お引き取りを」

冷たくあしらう男を冷血ロボットと罵った……が。

「その通りですよ。
僕はアンドロイドですから」

眼鏡をかけたこの男は本当に、アンドロイド――なのか!?

自称アンドロイドと研究莫迦の女性がおくる、切ない恋物語――。
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