君と二律背反

1. 親友とセックスしてる

※

井守シホの身体は特殊だ。生まれつき、男性器と女性器を持って生まれた両性具有だ。
男でもあり女でもある身体だが一見は大柄かつ普通の男児で本人もそのつもりで生きてきた。だが「恋人」相手には女として扱われていた。
「――ん……」
シホは自分の部屋のベッドで裸になり、親友でもあり恋人でもある相手、リュウジに触れられていた。仰向けの姿勢でシホの蜜で濡れた女性器、陰部にリュウジの陰茎が挿入されている。見つめられたシホはただひたすらリュウジに照れていた。
「……なんでゆっくり動いてるんだよ？」
「お前がゆっくり動かれるの好きだから」
リュウジはシホを撫でる。涙と涎だらけの顔を見つめられてシホは赤面する。ゆっくりと出し入れされる陰部は蜜を出しながら陰茎を締め付ける。シホの陰茎は勃起しダラダラとこちらも蜜を流す。
「んふ！？」
シホの唇にリュウジのそれは触れた。唇が離れると、次はシホの乳首を吸うように舐め出す。シホはそれに反応し、挿入された陰部を狭くする。
「お、締めすぎだろ。かわいい……」
「！　恥ずかしいから言わないでぇ……」
「好きなくせに」
リュウジは舐めるのを止めると、陰茎の出し入れをする。
――ジュプッ！　ジュプッッ！！
「ああああっ！！」
シホは陰部の刺激で絶頂し射精する。
「イッたか。シホはやっぱりエッチな身体してるな」
「いっ！　だから言わないでくれぇ！」
絶頂しながらもシホは触れられ続けてる。
親友として見ていた同級生に恋人として抱かれる。シホは戸惑いながらそれを受け入れ溶かされるのであった。