赤い糸で結ばれたのに王子はよそ見中!赤髪令嬢のジレジレ恋物語

「縁を誤らぬ家」ラッセル侯爵家の始祖となった女性――
燃えるような赤い髪と、アメジストのような神秘的な紫の瞳を持ち、
人と人との結びつきを何よりも大切にしていた。

彼女には、運命の相手を示す「赤い糸」が見える力があった。
だが、それは祝福ではなく、選ばれる者と選ばれない者を等しく示すもの。

――時は流れ、現代。
ラッセル侯爵家の長女アリアドネも、その力を受け継ぐ少女。
八歳の頃から婚約者の第三王子マクシミリアンと赤い糸で結ばれていた。
学園生活が始まると、マクシミリアンは他の令嬢にふらふら目を向ける。

そして可愛い妹フローラも、知らず知らず王子に心を寄せて……。

「赤い糸で結ばれているはずなのに、どうして――?」

じれったくて、切なくて、でも胸がキュンとする――
赤い糸に翻弄される少女の、可愛くてジレジレな恋物語。


🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
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