【完結】天野来人の現代神話 ~半神半人の鎖使い、神々を統べる王となる~

 これは半神半人(ハーフ)の青年『天野来人』が、犬の姿をした地を歩く天使と、そして多くの仲間たちと共に戦い、神々の王となる物語だ。

 ――神の王の血筋である父親と、普通の人間の母親。
 そんな両親の間から産まれ、裕福で恵まれた家庭で育った半神半人の『天野来人』だったが、これまでの人生を神としての力と記憶を封印されて、人間として育てられてきた。

 しかし、鬼呼ばれる怪物との遭遇をきっかけに記憶を思い出し、神の力に覚醒した来人。
 覚醒をきっかけとして、来人は人間の身でありながらも、神々の王――“神王”の候補者の一人として、王位継承戦へと巻き込まれて行く。

 それでも、来人にとって王位継承戦は目的を果たす為の手段に過ぎなかった。
 神々の王になる以上の目的、それは仇討ちだ。

 幼い頃、来人は親友の一人を鬼に殺されて、失っている。
 これ以上親友の様な犠牲者を増やさない為に、そして親友の仇を討つ為に、来人は戦う。
 『鎖』の力を使い、鬼を討つ。


 ――現代で紡がれる新たな神話が、ここに在る。
 イメージを描き、世界を彩れ。


 ―― ―― ――


第一章:百鬼夜行編

 天野来人は神の力に目覚め、非日常へと足を踏み入れて行く。
 少しずつ力の使い方を学び、成長して行く日々。

 そして、ついに鬼の大群の現れる“百鬼夜行”という現象が訪れた。
 その百鬼夜行の中に、親友を殺した宿敵である“『赫』の鬼”の姿を確認して――。


第二章:ガイアの遺伝子編

 死んだはずの秋斗は“鬼人”という異形の存在として、再び来人の前に現れた。
 そんな姿の変わってしまった秋斗を人間へと戻す為に、来人は『遺伝子』の色(スキル)を求めて、地を歩く天使の住まう世界“ガイア界”を目指す。


第三章:原初の破壊編

 ついに訪れた、その時。
 来人たち三代目神王候補者たちによる“王位継承戦”の日が訪れた。
 神々が天界のコロッセオに集まり、会場の熱も最高潮。
 そして、開戦の狼煙が上げられた。

 ――その時だった。
 奴が現れた。
 全てを『破壊』する圧倒的“黒”。
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