まもなく閉館時間です。〜視える司書の平凡な非日常〜

 大学の図書館に勤める司書、湯野真織には誰にも言えない秘密がある。それは幼い頃から人ならざるモノが視えてしまうことだ。
 今夜も人ではないモノが館内に居た。いつも通り視えないふりをしてやり過ごそうとした真織に、半透明の青年は声を掛ける。

「司書の方ですか? 探している本があるんです」

 これは、視える図書館司書と人ならざるモノの物語。
24h.ポイント 42pt
0
小説 16,615 位 / 183,928件 キャラ文芸 161 位 / 4,374件