elf:1000 ─千年戦記─
大陸は、人間と魔族の1000年戦争のただ中にあった。
もはや誰も戦火の始まりを知らず、誰もが「争いは常識」だと信じるほど、終息はその兆しすら見えない。
その1000年の間に、いくつもの王国が滅び、いくつもの魔都が灰となり、無数の英雄が生まれては、死んでいった。
しかし、この『人魔戦争』に巻き込まれたのは、人間や魔族だけではなかった。
森に生きるエルフたちもまた、永劫に続く争いの波に呑まれ続けていた。
彼らは長命であるがゆえに、1000年の移ろいの中において、同じ悲しみをまるごと抱え続ける種族だった。
そして、世界は1000年の時を経て、一つの転換点を迎えることとなる。
1000年の時を生き延びたエルフの中から、1000名の戦士が立ち上がった。
彼らは蓄えてきた膨大な戦闘技術と、類まれな魔法技術を兼ね備える、精鋭中の精鋭。
彼らの目的はただ一つ──人間と魔族、その双方を討ち滅ぼすこと。
森が消えていく音を聞き続けた絶望を力へ変えた彼らを、やがて世界は知ることになる。
これは、戦争を終わらせる物語ではない。世界を一度、完全に終わらせる物語だということを。
もはや誰も戦火の始まりを知らず、誰もが「争いは常識」だと信じるほど、終息はその兆しすら見えない。
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しかし、この『人魔戦争』に巻き込まれたのは、人間や魔族だけではなかった。
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彼らは長命であるがゆえに、1000年の移ろいの中において、同じ悲しみをまるごと抱え続ける種族だった。
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