【短編】聖女として召喚されたのがライビュの前日だった件

 高校二年生の吉川千歳は夏休み最後の週末に推しのライブビューイングへ行く予定だった。

 推しカラーに変えられる公式のペンライトも通販で購入して準備万端、明日を待つのみだったのだが、早めにお風呂に入ろうと脱衣所の引き戸を開けた瞬間光に包まれた。

 気がつくと薄暗い石造りの一室にいた。

 え? 私が聖女!?
 明日は楽しみにしてたライビュなのに、今すぐ帰せー!

 ごめんね、お母さん、お父さん、お兄ちゃん、私異世界に来て家族よりライビュの事が真っ先に頭に浮かんじゃった。

 ライビュで推しを拝む為、元の世界に戻ろうと頑張る残念聖女のお話。
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