婚約者に捨てられた伯爵令嬢ですが、前世を思い出した公爵様が血眼で追ってきます
伯爵令嬢ミリエルには、生まれたときから前世の記憶があった。
遠い昔、彼女は女王で、剣を捧げてくれた騎士レイナードと想い合いながら、国のために他国へ嫁いだ。彼を忘れられないまま病に倒れ、三年で世を去った。
今世、政略結婚で婚約した公爵レイナードは、何も覚えていなかった。彼が愛していたのは、男爵令嬢アニー。粗末に扱われてもなお彼を想いながら、ミリエルは「どうか、お心のままに」と手紙を残し、卒業と同時に姿を消す。
それから五年。
旅先の古い街並みで、レイナードは前世のすべてを思い出す。失ったものの正体を知った彼は、財も人脈も使い果たして、彼女を探し出した。
「前世の罪悪感で、私を求めているだけです」
切なくて、重くて、ちょっと不器用な、五百年越しの溺愛ラブストーリー。
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