文字サイズ
小
中
大
特大
200 / 296
第12章 マムーチョ辺境侯爵領
第15話 新たな事実
バルドーさんの話に俺達を取り囲む群衆も一瞬にして静かになる。
「これはまた何とも……、まさか他国の街中で武器まで出すとは信じられませんねぇ」
確かに信じられない状況だ。
バルドーさんは楽しそうに話していたが、俺はなんで皇帝と呼ばれるような人がこんな街中にいるのが信じられない。
大貴族なのかと思ったが他国の皇帝とは……。
あっ! バタッ。
武器を持った五人の男達が前のめりで倒れた。男達が立っていた場所にはバルドーイケメン隊の黒耳長族がいた。
皇帝も男の人もその光景を呆然と見つめていた。
「すまないが、彼らをマムーチョ辺境侯爵殿の騎士隊に引き渡してください。こんな街中で、集団で武器を持っていたのです。しっかりと調査をせねばなりませんからねぇ」
バルドーさんがイケメン隊に指示をした。それを聞いた男の人が焦って止めに入る。
「持ってくれ! 私はローゼン帝国の第四皇子であるノーマンだ。その者達はローゼン帝国皇帝陛下の護衛だ。武器まで出したのは間違いであったが、陛下を守ろうとした行動だから問題ないはずだ!」
おうふ、第四皇子までぇ~!
「ふむ、それならお引き渡しをしましょう。しかし、他国の街中に皇帝陛下と皇子殿下がお忍びで出てくるとは……、ハッキリ言って迷惑ですねぇ」
バルドーさ~ん、ハッキリ言い過ぎですぅ!
「お主は何者じゃ?」
皇帝は鋭い視線でバルドーさんを見つめて尋ねた。
「私はそちらのテンマ様の執事です。そこの者達が主の近くで武器を抜いたので排除させていただきました。最初からローゼン帝国の皇帝陛下だと知っていれば違う対処をしたのですがねぇ」
いやいや、知っていたでしょ!
相手が名乗る前に皇帝だと言ったのはバルドーさんだよね。
「陛下、ここはいったんお引きください!」
第四皇子のノーマンさんが深刻な表情で皇帝に進言した。
あれ、ならノーマンさんは皇帝の息子になるのか?
くだらないことを気になったが、皇帝は引く雰囲気じゃない。
「テンマと言ったな、黒耳長族を紹介してくれ!」
いやいや、さっき断られたでしょう。それになんで俺に頼のぉ!
「すでに族長のエアル様に断られたのに、私が勝手にそれを変えることはできません。お断りさせていただきます!」
相手が一国の王である以上、丁寧に断った。
「ぞ、族長のエアル殿!」
ノーマンさんは驚いている。
まあ、見た目は幼女で、行動も族長とは思えないから、驚くよねぇ~。
皇帝も驚いたようだ。諦めると思ったが、皇帝はエアルに向かって話す。
「勇者と英雄エクス殿と一緒にこの世界を救うために戦ったローゼン帝国の皇帝だ。盟友でもあるハル様とドラ美様をローゼン帝国にお迎えしたい。英雄エクス殿の娘であるエアル殿に橋渡しをしてもらいたい!」
断られたことは無視するのねぇ~。
「人の話を聞かない若造の頼みなど知らぬ!」
エアルもハッキリ断るんだぁ!
「英雄エクス殿の娘であっても、一緒に戦ったローゼン帝国の皇帝に紹介すらしないとは、卑怯ではではないかぁ!」
う~ん、それは微妙だなぁ……。
あまりにも強引な話に、みんなは呆れた顔で皇帝を見ている。
俺としては目の前にハル衛門もいるから紹介ぐらいは構わないと思う。だがドラ美ちゃんは俺の従魔だから勝手に紹介されたり、ローゼン帝国に招待されたりしても困る。
俺がアンナに合図すると、アンナはぷかぷか浮かぶハル衛門の尻尾を掴んでこちらに投げてきた。ハル衛門は投げられても満腹になった腹を撫でながら、ふよふよと俺のほうに飛んできた。
それを見てバルドーさんやマリアさん、エアル達も驚いていた。ドロテアさんは笑顔で様子を見ている。
俺としてはハル衛門に無理強いはするつもりはないが、本人の自由意思に任せようと思ったのだ。
決して厄介払いをしようとしているのじゃない!
「お~い、ハル衛門。お前をローゼン帝国に連れていきたいと皇帝陛下が言っているが、どうする?」
『えっ、何のこと?』
説明しようとしたら皇帝がまた割込んできた。
「まて、……まさかそれがハル様とでも言うのか?」
その気持ちはよく分かる。どう見てもミニオークにしか見えないよね。
「見た目はこんなんだけど、伝説のハル様と人は言ってます!」
ぷよぷよ浮かぶハル衛門を掴んで、皇帝のほうに姿を向けて言った。
『そうよ、私が勇者と共に世界を救った伝説のハルよ!』
自分で伝説と言うかぁ~。
ハルは胸を張って念話で言ったが、腹のほうが出ているのが悲しい……。
皇帝は唖然とした表情を見せていた。
「そこのローゼン帝国の皇帝陛下がハル衛門をお迎えしたいと言っているけど、どうする?」
『イヤよ! 貯金はどうするのよ!』
おうふ、そんな理由で断ったらさすがに相手が可哀想だよぉ!
「でもローゼン帝国の皇帝陛下の御招待だよ。豪華な食べ物をいくらでも用意してくれるんじゃないかなぁ?」
「も、もちろんです! ハル様の望むものをどれだけでも用意します!」
ノーマンさんが真剣な表情で俺の話に付け足した。ハル兵衛は目が泳ぎまくっている。相当に迷っているようだ。
皇帝はハル兵衛を戸惑った表情で見つめていた。皇帝はまだハル兵衛のことを信じられないのだろう。
『で、でも、ローゼン帝国では嫌なことがあったから……。無理やり勇者タケルと聖女ユウコを無理やり引き離して王族と結婚させようとしたのよねぇ~。二人がハッキリと断ったけど、一緒に戦った皇帝が亡くなったら、ユウコに振られた次の皇帝が酷いことしようとして、みんなでローゼン帝国から逃げ出したのよぉ!』
ここにきて新たなる事実が!
「ローゼン帝国がそんなことをするはずがない!」
皇帝は怒りの形相で叫んだ。しかし、エアルがそれを裏付けるような話をする。
「私も父にその話は聞いたのじゃ。ローゼン帝国に追われて勇者一行は父と一緒に村に来たそうじゃ。勇者なら簡単に返り討ちができるが、ローゼン帝国が一緒に戦ったのも事実だからそこまではしなかったそうじゃ。その皇帝は死ぬまで勇者一行を恨みに思い、勇者が残した知識や食べ物も禁止したと聞いたのじゃ」
それを聞いたノーマンはその当時の文献が少なく、ローゼン帝国に残っていないのだと気付いた。
「そんなはずは……、帝国がそんなこと……」
皇帝はまだハル衛門やエアルの話を信じられないみたいだった。というより混乱している気がするぅ。
「でも、それは大昔の話だろ。こうやって正式に招待するなら変なことはしないよね?」
なんか気の毒になり、フォローした。
「も、もちろんです!」
俺はハル兵衛を説得しながら、最後は尋ねるように皇帝とノーマンに話した。ノーマンは即座に答えた。
『絶対にイヤ! オークカツやプリン、アイスなんか残って無いんでしょ!?』
何と、食いしん坊にはそっちが重要なのかぁ~!
ま、まあ、無理強いするつもりはないし、もちろん厄介払いでもない!
「そ、それならせめてドラ美様を紹介してください!」
ノーマンはさらに真剣な表情で頼んできた。皇帝もそれを聞いて復活したのか呟きをやめ顔を上げた。
リディアは自分を指差しながら驚いている。
それだと正体がバレちゃうよぉ~!
『何を言っているのよぉ。鱗を剥がそうとしたり血を抜こうとしたりして、最初に逃げ出したのがドラ美よ!』
なんと、ハル衛門からまた新たな事実が!
リディアは当時のことを思い出したのか、涙目で何度も頷いている。
過去のこととはいえ、そんなローゼン帝国に招待されても行くことはないだろう。
でも確かリディアとしてローゼン帝国でバルドーさんと一緒に冒険者活動していたと聞いた覚えもあるなぁ……。
「そんなのは全部嘘じゃ! そのミニオークがハル様だと誰が信じるものか!」
皇帝はハル衛門をミニオークと決めつけてしまった。ハル衛門から言葉にならない怒りの念話というか意思が伝わってきた。
俺はハル衛門の怒りがハッキリと伝わってきたので結論を話す。
「それならこれ以上の話は必要ありませんね!」
ハッキリとそう答えた。
「待ってください! ドラ美様と直接話をさせてください!」
ノーマンさんはまだしつこく頼んできた。
「それは無理ですね。ドラ美様はマッスル様の従魔ですよ。勝手に紹介などできません!」
バルドーさんが代わりに答えてくれた。
「だったらマッスル殿を紹介―」
「いい加減にしなさい! テンマ様がハル様を紹介したのに信じなかったのに、マッスル殿を紹介しろとは非常識です。これ以上は許しませんよ!」
「なっ!」
ノーマンさんがさらに要求しようとしたのを、バルドーさんがぶった切って話した。
ノーマンさんは絶句してそれ以上は反論してこなかった。
皇帝はバルドーさんを睨みつけていたが、ノーマンとようやく目を覚ました護衛達と帰っていったのである。
「これはまた何とも……、まさか他国の街中で武器まで出すとは信じられませんねぇ」
確かに信じられない状況だ。
バルドーさんは楽しそうに話していたが、俺はなんで皇帝と呼ばれるような人がこんな街中にいるのが信じられない。
大貴族なのかと思ったが他国の皇帝とは……。
あっ! バタッ。
武器を持った五人の男達が前のめりで倒れた。男達が立っていた場所にはバルドーイケメン隊の黒耳長族がいた。
皇帝も男の人もその光景を呆然と見つめていた。
「すまないが、彼らをマムーチョ辺境侯爵殿の騎士隊に引き渡してください。こんな街中で、集団で武器を持っていたのです。しっかりと調査をせねばなりませんからねぇ」
バルドーさんがイケメン隊に指示をした。それを聞いた男の人が焦って止めに入る。
「持ってくれ! 私はローゼン帝国の第四皇子であるノーマンだ。その者達はローゼン帝国皇帝陛下の護衛だ。武器まで出したのは間違いであったが、陛下を守ろうとした行動だから問題ないはずだ!」
おうふ、第四皇子までぇ~!
「ふむ、それならお引き渡しをしましょう。しかし、他国の街中に皇帝陛下と皇子殿下がお忍びで出てくるとは……、ハッキリ言って迷惑ですねぇ」
バルドーさ~ん、ハッキリ言い過ぎですぅ!
「お主は何者じゃ?」
皇帝は鋭い視線でバルドーさんを見つめて尋ねた。
「私はそちらのテンマ様の執事です。そこの者達が主の近くで武器を抜いたので排除させていただきました。最初からローゼン帝国の皇帝陛下だと知っていれば違う対処をしたのですがねぇ」
いやいや、知っていたでしょ!
相手が名乗る前に皇帝だと言ったのはバルドーさんだよね。
「陛下、ここはいったんお引きください!」
第四皇子のノーマンさんが深刻な表情で皇帝に進言した。
あれ、ならノーマンさんは皇帝の息子になるのか?
くだらないことを気になったが、皇帝は引く雰囲気じゃない。
「テンマと言ったな、黒耳長族を紹介してくれ!」
いやいや、さっき断られたでしょう。それになんで俺に頼のぉ!
「すでに族長のエアル様に断られたのに、私が勝手にそれを変えることはできません。お断りさせていただきます!」
相手が一国の王である以上、丁寧に断った。
「ぞ、族長のエアル殿!」
ノーマンさんは驚いている。
まあ、見た目は幼女で、行動も族長とは思えないから、驚くよねぇ~。
皇帝も驚いたようだ。諦めると思ったが、皇帝はエアルに向かって話す。
「勇者と英雄エクス殿と一緒にこの世界を救うために戦ったローゼン帝国の皇帝だ。盟友でもあるハル様とドラ美様をローゼン帝国にお迎えしたい。英雄エクス殿の娘であるエアル殿に橋渡しをしてもらいたい!」
断られたことは無視するのねぇ~。
「人の話を聞かない若造の頼みなど知らぬ!」
エアルもハッキリ断るんだぁ!
「英雄エクス殿の娘であっても、一緒に戦ったローゼン帝国の皇帝に紹介すらしないとは、卑怯ではではないかぁ!」
う~ん、それは微妙だなぁ……。
あまりにも強引な話に、みんなは呆れた顔で皇帝を見ている。
俺としては目の前にハル衛門もいるから紹介ぐらいは構わないと思う。だがドラ美ちゃんは俺の従魔だから勝手に紹介されたり、ローゼン帝国に招待されたりしても困る。
俺がアンナに合図すると、アンナはぷかぷか浮かぶハル衛門の尻尾を掴んでこちらに投げてきた。ハル衛門は投げられても満腹になった腹を撫でながら、ふよふよと俺のほうに飛んできた。
それを見てバルドーさんやマリアさん、エアル達も驚いていた。ドロテアさんは笑顔で様子を見ている。
俺としてはハル衛門に無理強いはするつもりはないが、本人の自由意思に任せようと思ったのだ。
決して厄介払いをしようとしているのじゃない!
「お~い、ハル衛門。お前をローゼン帝国に連れていきたいと皇帝陛下が言っているが、どうする?」
『えっ、何のこと?』
説明しようとしたら皇帝がまた割込んできた。
「まて、……まさかそれがハル様とでも言うのか?」
その気持ちはよく分かる。どう見てもミニオークにしか見えないよね。
「見た目はこんなんだけど、伝説のハル様と人は言ってます!」
ぷよぷよ浮かぶハル衛門を掴んで、皇帝のほうに姿を向けて言った。
『そうよ、私が勇者と共に世界を救った伝説のハルよ!』
自分で伝説と言うかぁ~。
ハルは胸を張って念話で言ったが、腹のほうが出ているのが悲しい……。
皇帝は唖然とした表情を見せていた。
「そこのローゼン帝国の皇帝陛下がハル衛門をお迎えしたいと言っているけど、どうする?」
『イヤよ! 貯金はどうするのよ!』
おうふ、そんな理由で断ったらさすがに相手が可哀想だよぉ!
「でもローゼン帝国の皇帝陛下の御招待だよ。豪華な食べ物をいくらでも用意してくれるんじゃないかなぁ?」
「も、もちろんです! ハル様の望むものをどれだけでも用意します!」
ノーマンさんが真剣な表情で俺の話に付け足した。ハル兵衛は目が泳ぎまくっている。相当に迷っているようだ。
皇帝はハル兵衛を戸惑った表情で見つめていた。皇帝はまだハル兵衛のことを信じられないのだろう。
『で、でも、ローゼン帝国では嫌なことがあったから……。無理やり勇者タケルと聖女ユウコを無理やり引き離して王族と結婚させようとしたのよねぇ~。二人がハッキリと断ったけど、一緒に戦った皇帝が亡くなったら、ユウコに振られた次の皇帝が酷いことしようとして、みんなでローゼン帝国から逃げ出したのよぉ!』
ここにきて新たなる事実が!
「ローゼン帝国がそんなことをするはずがない!」
皇帝は怒りの形相で叫んだ。しかし、エアルがそれを裏付けるような話をする。
「私も父にその話は聞いたのじゃ。ローゼン帝国に追われて勇者一行は父と一緒に村に来たそうじゃ。勇者なら簡単に返り討ちができるが、ローゼン帝国が一緒に戦ったのも事実だからそこまではしなかったそうじゃ。その皇帝は死ぬまで勇者一行を恨みに思い、勇者が残した知識や食べ物も禁止したと聞いたのじゃ」
それを聞いたノーマンはその当時の文献が少なく、ローゼン帝国に残っていないのだと気付いた。
「そんなはずは……、帝国がそんなこと……」
皇帝はまだハル衛門やエアルの話を信じられないみたいだった。というより混乱している気がするぅ。
「でも、それは大昔の話だろ。こうやって正式に招待するなら変なことはしないよね?」
なんか気の毒になり、フォローした。
「も、もちろんです!」
俺はハル兵衛を説得しながら、最後は尋ねるように皇帝とノーマンに話した。ノーマンは即座に答えた。
『絶対にイヤ! オークカツやプリン、アイスなんか残って無いんでしょ!?』
何と、食いしん坊にはそっちが重要なのかぁ~!
ま、まあ、無理強いするつもりはないし、もちろん厄介払いでもない!
「そ、それならせめてドラ美様を紹介してください!」
ノーマンはさらに真剣な表情で頼んできた。皇帝もそれを聞いて復活したのか呟きをやめ顔を上げた。
リディアは自分を指差しながら驚いている。
それだと正体がバレちゃうよぉ~!
『何を言っているのよぉ。鱗を剥がそうとしたり血を抜こうとしたりして、最初に逃げ出したのがドラ美よ!』
なんと、ハル衛門からまた新たな事実が!
リディアは当時のことを思い出したのか、涙目で何度も頷いている。
過去のこととはいえ、そんなローゼン帝国に招待されても行くことはないだろう。
でも確かリディアとしてローゼン帝国でバルドーさんと一緒に冒険者活動していたと聞いた覚えもあるなぁ……。
「そんなのは全部嘘じゃ! そのミニオークがハル様だと誰が信じるものか!」
皇帝はハル衛門をミニオークと決めつけてしまった。ハル衛門から言葉にならない怒りの念話というか意思が伝わってきた。
俺はハル衛門の怒りがハッキリと伝わってきたので結論を話す。
「それならこれ以上の話は必要ありませんね!」
ハッキリとそう答えた。
「待ってください! ドラ美様と直接話をさせてください!」
ノーマンさんはまだしつこく頼んできた。
「それは無理ですね。ドラ美様はマッスル様の従魔ですよ。勝手に紹介などできません!」
バルドーさんが代わりに答えてくれた。
「だったらマッスル殿を紹介―」
「いい加減にしなさい! テンマ様がハル様を紹介したのに信じなかったのに、マッスル殿を紹介しろとは非常識です。これ以上は許しませんよ!」
「なっ!」
ノーマンさんがさらに要求しようとしたのを、バルドーさんがぶった切って話した。
ノーマンさんは絶句してそれ以上は反論してこなかった。
皇帝はバルドーさんを睨みつけていたが、ノーマンとようやく目を覚ました護衛達と帰っていったのである。
感想 441
あなたにおすすめの小説
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
祝 書籍化決定!!
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貴族令嬢、転生5秒で家出します。 目指せ、ソロ活山暮らし
【祝・書籍化】第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
2026年7月発売です。4万字以上エピソード追加しました。
感想もありがとうございます! なかなか返信できておりませんが、全て拝読させていただいております。
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元宮廷魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
元大学生の異世界辺境伯ライフ-1-〜神のミスで全加護を得た俺、ステータス偽装で目立たず別世界の神の侵略を食い止める冒険記〜
平凡な大学生だった俺は、ある日突然、神のミスによって命を落としてしまう。
そのお詫びとして異世界へ転生することになったのだが、なぜか二度目の神のミスまで重なり、世界中の神々から"ありえない数の加護"を授かってしまった。
転生先は、辺境伯家の少年・アッシュ。
六歳で加護を授かるこの世界で、俺は規格外すぎる力を手に入れることになる。
しかし、その力はあまりにも危険だった。
だからこそ俺は、ステータスを偽装し、「少し優秀な六歳児」を演じながら、平穏な辺境伯ライフを送ることを決意する。
……そのはずだった。
王都への旅、個性豊かな仲間との出会い、次々と巻き込まれる騒動。
そして、この世界の裏で静かに動き始める、誰も知らない大きな脅威。
目立ちたくない最強少年が、知らぬ間に世界の運命へと巻き込まれていく――。
これは、最強なのに平穏を望む少年・アッシュが紡ぐ、爽快異世界ファンタジー。
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。