57 / 151
第2章 要塞建築編
第56話 捨てられた国王1
しおりを挟む
第56話 捨てられた国王1
異世界124日目 昼
ブリントン王国の王城の騒ぎは、まず商業ギルドから起こった。
定期の行商人が、イカリングの買付に行ったのが慌てて商業ギルドに帰ってきたのだ。
しかも情報収集係の行商、見習い風の諜報員を連れて。
行商人
「か、壁が!城壁よりも高い壁と砦がある!それも高速で作られていく!」
は?何を行ってやがるのだ、こいつ!なんて思った受付嬢だが、諜報員もクビを縦に降るので非常事態だとして、すぐにギルドマスターに連絡をした。
城から戻ってきたギルドマスターは、行商人を連れて再度王城に向かう。
王城でも見張り兵がいるのだが、昨日の夜から霧が出ていて、わからなかったのだ。
宰相
「な、何だと。クククククク1人強くても、何もできない。まぁ、そんなに慌てる事はない。」
と、庶民を見下した宰相は行商人の慌てように、ほとんど耳を貸してなかった。
だが、庶民には伝わる。
いろいろ聞いた民衆は、食堂で食事会議をして実際見に行った。
その時には、もう現在の国境山脈まで壁が出来たあとであった。
それを見ていた駆け出しの冒険者達はいう。
精霊魔法使い
「アレは、まるで高位の精霊魔法の如く、精霊無しで勝手にレンガを作り、勝手に焼き入れて積み上がってから、更に砦が壁ごと焼き入れていた。」
戦士
「すでに剣を投げたが、溶かされて落ちた。無理だね。近づくのは無理だね。」
斥候
「ずっと、空から鳥が見張っていた。完全に怒らせたのでは?」
ブリントン王国 王城支部冒険者ギルドマスターは、昨日のテーブル街へ出した
通達の内容を見ていた。
魔王ケムケムを倒した力を勇者国王は、過小評価してまた宣戦布告をした形になっている事に気がついた。
日頃の慣れが生み出した、宣戦布告。
確実に、戦(や)る事を念頭に行動を始めたと、ギルドマスターは本部に通知した。
レオラルド王国、ブリントン王国が、オオベに宣戦布告したと通知する。
そして、オオベは戦争準備に入ったと。
恐らく次の魔王襲来の時は、失礼な態度にあっても勇者国王を助けたオオベは、もうこちらの頼みを飲んでくれないだろうと。
そして、その報告を聞いた本部は笑う。
そして、他の王国も笑った。
だが、既にアークシスターは、聖大教会帝国の実権の95%を取っており、最後の仕上げにかかっていた。
聖大教会帝国の権力の5%である、第二副聖皇が、異世界召喚勇者達と共にオオベに神託をわからせる為に出発した。
彼らが出たあと、聖大教会帝国の門は締まり補強工事が始まった。
異世界125日目 昼
しまった!砦の通行門を作ってなかった!
と、思ったが別にいらないな~と思い返した。
作るなら別のルートで作ればいいか。
三回目の壁ごとレンガの焼き入れてを終えて、速く作れたから二重にしようと、夜から作る事を計画する。その間に魔導都市の修復はかなり進んで70%の修復率になった。
既に、地下都市は街灯なども付いている。明るい。
当時のダンジョンのデーターがあったので閲覧していたら、あのモンスターフォレストがフィールド型ダンジョンだと魔導レーダーに映し出された。
ハイ!このダンジョンは魔導都市タウリーンの復興するためのエネルギーを食っているから、討伐するか!
異世界125日目 夜
やっと、モンスターフォレスト内のダンジョンの入口を見つけた!やれやれ。
しかし、困ったことに今から新国境壁の増築工事が始まる。毒霧を出して現場から監視員を排除して、工事を始めるので…あ、魔力量が伸びてるな。
100万の魔力量で倒せないかな?
魔導都市の魔導書で見つけた魔方陣で、聖水生産って魔方陣があった。
しかしたった1リットルの聖水をつくるのに50万魔力を使うので、実用的では無いと書いてある。
使って見るか?
1時間後。
ゴーーーーー!
やっちまったーーーー!何だよ!たった1リットルしかできないって、ものすごく怒りを込めて書いてあったけど、100万魔力込めたら壊れた送水管になったぞ!
まぁ、これをダンジョンに流し込んだらどうなるかの実験なのだけどな。
ダンジョンの入口の結界を破壊すると、ゴー!という水蒸気がでた!
鑑定では魔瘴気とか、邪気と反応しているという。
やっちまったーーーー!
熱くて入れないと、マリーナがいう。
オレははいれるが、放置!
ギャーー!とダンジョンの奥から、聞いてはいけないモンスターの悲鳴が?
あ~、疲れているのだなと、久しぶりに読書することにした。
リクライニングチェアに座って、魔導書取るのも面倒だから[掌握]を使って取ろうとしたら、透明な文字の塊が、本棚ごと出てきた!
しまったーーーー!
ギャーー!頭が!頭がーー!文字でいっぱいだー!
異世界124日目 昼
ブリントン王国の王城の騒ぎは、まず商業ギルドから起こった。
定期の行商人が、イカリングの買付に行ったのが慌てて商業ギルドに帰ってきたのだ。
しかも情報収集係の行商、見習い風の諜報員を連れて。
行商人
「か、壁が!城壁よりも高い壁と砦がある!それも高速で作られていく!」
は?何を行ってやがるのだ、こいつ!なんて思った受付嬢だが、諜報員もクビを縦に降るので非常事態だとして、すぐにギルドマスターに連絡をした。
城から戻ってきたギルドマスターは、行商人を連れて再度王城に向かう。
王城でも見張り兵がいるのだが、昨日の夜から霧が出ていて、わからなかったのだ。
宰相
「な、何だと。クククククク1人強くても、何もできない。まぁ、そんなに慌てる事はない。」
と、庶民を見下した宰相は行商人の慌てように、ほとんど耳を貸してなかった。
だが、庶民には伝わる。
いろいろ聞いた民衆は、食堂で食事会議をして実際見に行った。
その時には、もう現在の国境山脈まで壁が出来たあとであった。
それを見ていた駆け出しの冒険者達はいう。
精霊魔法使い
「アレは、まるで高位の精霊魔法の如く、精霊無しで勝手にレンガを作り、勝手に焼き入れて積み上がってから、更に砦が壁ごと焼き入れていた。」
戦士
「すでに剣を投げたが、溶かされて落ちた。無理だね。近づくのは無理だね。」
斥候
「ずっと、空から鳥が見張っていた。完全に怒らせたのでは?」
ブリントン王国 王城支部冒険者ギルドマスターは、昨日のテーブル街へ出した
通達の内容を見ていた。
魔王ケムケムを倒した力を勇者国王は、過小評価してまた宣戦布告をした形になっている事に気がついた。
日頃の慣れが生み出した、宣戦布告。
確実に、戦(や)る事を念頭に行動を始めたと、ギルドマスターは本部に通知した。
レオラルド王国、ブリントン王国が、オオベに宣戦布告したと通知する。
そして、オオベは戦争準備に入ったと。
恐らく次の魔王襲来の時は、失礼な態度にあっても勇者国王を助けたオオベは、もうこちらの頼みを飲んでくれないだろうと。
そして、その報告を聞いた本部は笑う。
そして、他の王国も笑った。
だが、既にアークシスターは、聖大教会帝国の実権の95%を取っており、最後の仕上げにかかっていた。
聖大教会帝国の権力の5%である、第二副聖皇が、異世界召喚勇者達と共にオオベに神託をわからせる為に出発した。
彼らが出たあと、聖大教会帝国の門は締まり補強工事が始まった。
異世界125日目 昼
しまった!砦の通行門を作ってなかった!
と、思ったが別にいらないな~と思い返した。
作るなら別のルートで作ればいいか。
三回目の壁ごとレンガの焼き入れてを終えて、速く作れたから二重にしようと、夜から作る事を計画する。その間に魔導都市の修復はかなり進んで70%の修復率になった。
既に、地下都市は街灯なども付いている。明るい。
当時のダンジョンのデーターがあったので閲覧していたら、あのモンスターフォレストがフィールド型ダンジョンだと魔導レーダーに映し出された。
ハイ!このダンジョンは魔導都市タウリーンの復興するためのエネルギーを食っているから、討伐するか!
異世界125日目 夜
やっと、モンスターフォレスト内のダンジョンの入口を見つけた!やれやれ。
しかし、困ったことに今から新国境壁の増築工事が始まる。毒霧を出して現場から監視員を排除して、工事を始めるので…あ、魔力量が伸びてるな。
100万の魔力量で倒せないかな?
魔導都市の魔導書で見つけた魔方陣で、聖水生産って魔方陣があった。
しかしたった1リットルの聖水をつくるのに50万魔力を使うので、実用的では無いと書いてある。
使って見るか?
1時間後。
ゴーーーーー!
やっちまったーーーー!何だよ!たった1リットルしかできないって、ものすごく怒りを込めて書いてあったけど、100万魔力込めたら壊れた送水管になったぞ!
まぁ、これをダンジョンに流し込んだらどうなるかの実験なのだけどな。
ダンジョンの入口の結界を破壊すると、ゴー!という水蒸気がでた!
鑑定では魔瘴気とか、邪気と反応しているという。
やっちまったーーーー!
熱くて入れないと、マリーナがいう。
オレははいれるが、放置!
ギャーー!とダンジョンの奥から、聞いてはいけないモンスターの悲鳴が?
あ~、疲れているのだなと、久しぶりに読書することにした。
リクライニングチェアに座って、魔導書取るのも面倒だから[掌握]を使って取ろうとしたら、透明な文字の塊が、本棚ごと出てきた!
しまったーーーー!
ギャーー!頭が!頭がーー!文字でいっぱいだー!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
30
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる