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第1話 人攫いあらわる!
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「なんで、神くんはこのこを浚おうとしたんだ?」
神様であることは嘘だとは思わないが、神様呼びはこいつにはもったいないと思いくん付けで呼んだ。
「そのこは、人喰い姫の食事だから。食べたいってこの星の数いる人間の中から選ばれた」
人喰い姫、恐ろしいワードが出る。そいつはなんだと思うが人間を食べる魔物なのだろう。詳しく説明を求めなくても想像がついた。
ふと、最近神隠しのごとく行方不明者が続出しているとニュースで特集がくまれていた。
家族はどこかで生きている、と信じていた。
もし、人喰い姫に選ばれて食べられてしまっていたらと考えてゾッとした。
「………食べられたくないです、と断ったらどうなる」
「人喰い姫が駄々をこねる。手足をバタつかせると地震がおこり、食べたい食べたい!と泣くと海が荒れて洪水がおこり、この星が滅亡すると思うよ」
妖しい色気がある美女のイメージより3頭身のゆるキャラな幼女のキャラクター《人喰い姫》が頭のなかで出来上がった。
「……そんなので滅亡とか嫌だな」
駄々をこねて星が滅亡した、と歴史の教科書に載るかもね~~なんて笑い事にもならない。
「このこ一人が犠牲になるだけでこの星は救われるからいいじゃん」
意地悪な笑みが口元に滲む。
反応をうかがっているのが分かった。
「全然、よくない!みんなで力を合わせて人喰い姫とやらを倒して、みんな助かればいい」
「簡単に言うね」
「まさか、簡単じゃない。死に物狂いだ」
神様であることは嘘だとは思わないが、神様呼びはこいつにはもったいないと思いくん付けで呼んだ。
「そのこは、人喰い姫の食事だから。食べたいってこの星の数いる人間の中から選ばれた」
人喰い姫、恐ろしいワードが出る。そいつはなんだと思うが人間を食べる魔物なのだろう。詳しく説明を求めなくても想像がついた。
ふと、最近神隠しのごとく行方不明者が続出しているとニュースで特集がくまれていた。
家族はどこかで生きている、と信じていた。
もし、人喰い姫に選ばれて食べられてしまっていたらと考えてゾッとした。
「………食べられたくないです、と断ったらどうなる」
「人喰い姫が駄々をこねる。手足をバタつかせると地震がおこり、食べたい食べたい!と泣くと海が荒れて洪水がおこり、この星が滅亡すると思うよ」
妖しい色気がある美女のイメージより3頭身のゆるキャラな幼女のキャラクター《人喰い姫》が頭のなかで出来上がった。
「……そんなので滅亡とか嫌だな」
駄々をこねて星が滅亡した、と歴史の教科書に載るかもね~~なんて笑い事にもならない。
「このこ一人が犠牲になるだけでこの星は救われるからいいじゃん」
意地悪な笑みが口元に滲む。
反応をうかがっているのが分かった。
「全然、よくない!みんなで力を合わせて人喰い姫とやらを倒して、みんな助かればいい」
「簡単に言うね」
「まさか、簡単じゃない。死に物狂いだ」
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