あの部屋でまだ待ってる

アパートの一室。
どんなに遅くなっても、帰りを待つ習慣だけが残っている。

始まりは、ほんの気まぐれ。
終わる理由もないまま、十年が過ぎた。

与え続けることも、受け取るだけでいることも、いつしか当たり前になっていく。

――あの部屋で、まだ待ってる。
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