「君のような無能でどんくさい女は我が家には不要だ」
名門貴族の夫・ゼレニドから冷酷に離縁を言い渡されたシュネリア。
彼女は不器用で要領が悪く、社交界でも浮いた存在だった。着の身着のままで修道院へと送られる途中、彼女を乗せた馬車は、大陸を騒がせる美貌の悪党集団『黒銀の牙』に襲撃されてしまう。
命の危険を感じて震えるシュネリアだったが、彼女を拉致した男たちは、なぜかシュネリアを極上の「宝物」のように扱い始める。
彼らのアジトは、世間から見捨てられた者たちが集う、贅を尽くした隠れ家だった。
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