命終えても

友人関係のもつれから適応障害を発症し、高校受験が出来なくなった映美(中3)は中学を卒業後、自分の部屋に引きこもるようになってしまった。
部屋の窓から外をぼんやり眺めるだけの生活。

身体は鉛のように重たく、耐え難い憂鬱との戦いが続く。
ノートには死にたいという文字が黒く重なり合って暴れていた。

そんな苦しみの中、映美はある奇跡を体験する。
その奇跡はサヴァン症候群と呼ばれているものにも似ていた。
目にするものを一瞬で記憶してしまう能力だった。

高校にも行けない映美はこの奇跡の力に押し出されて信じられない力を発揮してゆく。

そしてあるクリスチャンの数学講師との出会いによって本当の自分の願いに目覚めてゆく...。
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