義弟が私を“オトコの娘”だと言う

 調香師として仕事をしている青鬼明(あおきめい)と、製薬会社に就職したてである椿原圭(つばきはらけい)の二人は結婚する約束をしているカップルである。両親に挨拶をする前に、まずは軽く互いの兄達に会っておこうという話になり、ホテルのロビーで待ち合わせをする事に。
 出来れば別々の日に、それぞれの兄達に会いたかったのだが、どちらも仕事などが忙しくて結局同日の同時刻に集まる約束をした。なのに明の弟である光(ひかる)は用事があるとかで急遽欠席し、四人での対面に。


 圭の姉・椿原奏(つばきはらかなで)が先に到着してしばらくは三人で話をしていたのだが、待ち合わせの時間になり、明の兄である青鬼陽(あおきよう)が合流し、その場で彼は奏に一目惚れをしてしまう。

「お見合いのために呼んでくれたのなら、そうと言ってくれればよかったのに」

 第一声のこれに始まり、「兄弟が揃ってオトコの娘だなんて珍しいね」と、少年っぽい容姿をした奏を、姉では無く兄だと勘違いしてしまった。
 そのせいで、奏の中での陽の評価は『変わった人だな』から始まるのだが、相手が自分の勤める会社の社長秘書であり、義弟となる者という事で強くは出られず、持ち前の穏やかな性格も邪魔して、彼のノリに流される日々がこの瞬間から始まったのだった。


 ○製薬会社の社長秘書×研究員女性のTL小説。明るい執着系変態モノを目指しています。
 ○最初以外、下ネタ多め。書いていくうちに結局R18作品となってしまったのはご愛嬌。
 ○ネタ的にBLっぽいシーンも多々あり。TLと混ぜるな危険という方ごめんなさい。

【関連作品】
 『オトコの娘が私を好きだと言う』
 『伝えぬ想い』
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