『勇者パーティーを追放されたが、俺のスキルは“通常の3倍”強かった』

勇者パーティーの雑用係としてこき使われていた青年・ユウマ。
戦闘にも参加できず、荷物持ちと掃除ばかりの日々。
「お前なんか報酬の無駄だ!」
そう言われ、ついには追放されてしまう。

だが――誰も知らなかった。
ユウマが持つスキル《パワーブースター》は、
仲間の能力・ステータス・スキル効果を“通常の3倍”に引き上げる最強支援スキルだったのだ。

ユウマが去った直後、勇者パーティーの実力は急激に低下。
SランクからBランクまで転落し、チームの内紛が絶えなくなる。
一方、放浪していたユウマは、美少女だけで構成されたAランクパーティー《ルミナス・ウィング》に拾われる。

「あなたの力が欲しい」
そう言われて加入したユウマのスキルにより、彼女たちは一気にS++ランクへと昇りつめる!

しかし、その頃、勇者レオンの一行は――
「おい、誰が荷物を持つ!?」「報酬の計算がわからねぇ!」
と、些細なことで崩壊寸前。
ユウマの存在こそが、彼らを“英雄”にしていたことに、誰一人気づけないまま……。

やがて迫る王国の危機。
「俺はもう、荷物持ちじゃない。仲間を支える、パーティーの心臓だ。」

――これは、“お荷物扱い”された男が、
真の英雄へと成り上がる、逆転の物語である。
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