悪役令嬢の願い

母殺しの冤罪、乳母の不可解な死に〈悪魔の子〉と呼ばれる公爵令嬢、ネメシア。
その名の下、彼女は静かに居場所を失っていく。

新公爵夫人と共に迎えられた義妹ルミナは、ネメシアを唯一信じる存在だった。
二人は本当の姉妹のように、絆を育んでいく。

しかし、ルミナの誕生日に起きた毒殺未遂事件が、ネメシアを絶望へと追いやってしまう。

聖女として覚醒したルミナを守るために、自らが憎まれ、悪と断じられる役を引き受けるしかない――。

ネメシアは公爵家の闇を背負い、ルミナの光が曇らぬよう、すべてを敵に回す覚悟を決める。

ルミナが幸せになること、
そして、決して叶わない願いを胸に――
彼女は〈救済〉か〈破滅〉か、その結末へと歩き出す。



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