妄想劇場〈ヤバイ人がついてきた😱〉

　コンコン
　アレクの執務室を誰かがノックしてきた。
　アレクが入室許可を出すと入ってきたのは〈読者〉と〈か弱そうな令嬢〉。
　アレクはドロシーの国に請求する慰謝料の計算をしながら読者に話しかける🤔
｢読者、何の用だ？｣

　読者は脂汗をダラダラ流しながら言う💦
｢ドロシーの国に請求する慰謝料の参考になればと思って、〈慰謝料請求の専門家〉に事情を説明したらアレク殿下に直々に慰謝料指南したいとついてきちゃいました😭｣
｢お前、どこの作家のどの作品から連れてきたんだ💢帰ってもらえ‼️｣
　アレクは読者を側に呼び寄せると小声で指示を出すと読者は半泣きで言った。
｢無理です。〈何度も帰って下さい〉って頼んでも〈アレク殿下に慰謝料指南するまでは帰りません〉って言って、ここまで着いてきちゃいました😫｣

　か弱い令嬢はアレク殿下を見て呟く。
｢〈国宝〉の旦那様と同レベル……。｣
　ん？🤔
　国宝？🤔
　どういう意味だ？🤔

　アレクが困惑してると、令嬢はアレク殿下に質問する。
｢アレク殿下……私、エリナ様がされた仕打ちを聞いて、アレク殿下とエリナ様のお役に立ちたいと思い、ここまで来ました。慰謝料請求は幾らぐらいにする予定ですか？｣
｢えっ？今、計算している最中だけど……｣

　アレクがうっかり、令嬢の問いに答えると令嬢は執務室の上に置かれている紙を見て一言。
｢これでは手緩いですね。今回の件はもっとお金を搾り取れるハズです。ドロシー王女の国だけではなく、スタンの国からも慰謝料請求しましょう🤭｣
｢いや、あいつの家はもう潰されてるから請求しようがない。｣
｢なら、王家に請求しましょう。監禁された公爵と共同で訴えれば良いんです‼️｣
　令嬢はそう言うとアレクに慰謝料請求の額にダメ出しをしていく。

　そして、令嬢が新たに出した慰謝料の額はアレクの計算の10倍以上だった。アレクはその額を見てぼやく😅
｢これは幾らなんでもやりすぎじゃ……｣
「いえ、これが妥当な金額です。それでは私は帰りますね。殿下、頑張って‼️｣
　令嬢はアレクのぼやきに慰謝料指南をし、満足して帰っていった。

　読者はアレク殿下にペコペコ謝りながら逃げていき、アレクは思う。
　エリナとちゃんと結婚式を挙げたい、エリナの花嫁姿が見たい……と。

　　終わり

　記憶喪失になったエリナを見るのが辛くて、ここ最近読んでなかったけど、昨日完結してたんですね😅

　ノームズ公爵夫妻も催眠術師のお婆さんも無事で良かったです。

　でも、バカ王女と権力に目が眩んだ代理公爵のせいでアレクとエリナの結婚式が中止になったのは許せない🔥

　2人には近いうちに二度目の結婚式を挙げて欲しいです。
　結婚式を挙げる金がない🔥？

　結婚式の費用ならドロシーの国から巻き上げれば良いんだよ😆
　アレクに対する慰謝料としてね( ￣▽￣)

　今回はかなり大事になっちゃってるから慰謝料を盛って盛って盛りまくって大金をせしめてしまおう😈(そうしないと割に合わない💢)

　女性にとって結婚式は特別なもの。
　エリナはバカ2人組のせいで中止になったこと、悲しんでいないハズがない🥲

　きっとエリナとアレクの事だから、結婚式前もなにかしらトラブルに巻き込まれるかもしれないけど、アレクとピート兄が何とかしてくれるでしょ🤭

　アレク、エリナのためにも二度目の結婚式は絶対に成功させてね🥳

　㊗完結！
　う〜、終わりかぁ、という一抹の寂しさもありつつ、本当に愉しませて頂きました。ありがとうございます♢
　仕事が忙しくなりキャッチアップできなかったことが個人的には残念でした。年度末、恨めしや(笑。
　また新たな作品でお目もじ願いたく！
　お疲れ様でした♫♪♬