18 / 36
17 たくさんの味方①
「むむっ! なんと! 最低な野郎じゃ! ここはわれがちょっと怒ってくる!」
チワー様が私の腕から抜け出そうとするので、抱きしめ直して止める。
「駄目ですよ、チワー様。他の人間の前では言葉を話してはいけないとロディ様にも言われたはずです」
「……むう。そうじゃったな。わかった! 喋らないようにする! だから、わしに行かせてくれ!」
「精霊様を危険にさらすわけにはいきません! 私のことを言っているのですから、私が行きます! それにチワー様が行っても可愛いだけで終わってしまいます!」
「なぬ!? われは聖獣じゃぞ!?」
小声で言い合っている間も、ドードー様たちの会話は続く。
「まあ、顔も可愛いほうだし男爵令嬢だっけ? 平民じゃないなら、僕に落ちたあとは、そのまま結婚してやっても良いし?」
「おい、そういうのやめとけよ。人として最低だよ」
ドードー様と話している彼の同僚は笑っているから、本気で止めているようには聞こえなかった。
どちらも譲らないため、私とチワー様は一緒に小屋の中に入ることにした。
こんなことで天罰を下すのは神様の無駄遣いのような気がするからできない。
それに、これくらいなら私で対処できるはずよ。
「綺麗事を言うなよ! お前は彼女の母親の身体をジロジロと見てるの知ってるんだぞ!」
「やめろ! 大きな声で言うなよ! 動物たちに聞かれたらどうするんだ!」
「おっと、そうだったな」
同僚に注意されたドードー様は、慌てて窓を閉めた。
でも、もう遅いわ。
しっかり聞いたもの。
「よし、これで大丈夫だろ? 心配するなって、ミーア嬢はヒース殿下に呼ばれてるんだ。もしかしたら、今頃良いことを2人でしてるかもしれないぞ」
木の扉は薄いため、窓を閉めてもあまり意味がなかった。
「良いことってどんなことなのでしょうか」
小屋の扉を片手で開き、真正面にある木のテーブルの椅子に座っていた、ドードー様に冷たい声で尋ねた。
「え? あ、え? ミーアさん? どうしたのいきなり。そんな怖い顔して」
ドードー様は焦った顔をして椅子から立ち上がると、苦笑して言う。
「もうお話は終わったんだね。僕たちもちょうど休憩を終わろうと思っていたところなんだ」
「そうそう。じゃあ、お先に!」
ドードー様と話をしていた同僚のほうは、逃げるように私の横を素早く通り過ぎて小屋から出ていく。
あの人に関しては今は逃がしてあげるけれど、あとからヒース様に報告しよう。
それから、あんな話をしていたということをウムオさんたちに頼んで、使用人たちに噂を流してもらうようにしましょう。
そうすれば女性陣は彼に警戒するようになるでしょうし、気の弱そうな男性だから手を出すこともできないでしょう。
もちろん、動物たちには彼が王城の敷地内にいる間は見張ってもらうようにしないといけないわ。
今は、あの人のことはおいておいて、目の前にいるこの人を片付けないといけないわ。
魔法を使ってもいいのだけれど、この小屋が壊れちゃう可能性があるし、外へ連れ出したほうが良いかしら?
「あのミーアさん、どうかしたの?」
私が黙り込んでいるからか、ドードー様は引きつった笑みを浮かべて話しかけてきた。
どうにかして誤魔化そうとしているみたいだけれど、そんなことはさせないわ。
「どうもこうも何も、私を落とすとかどうとか言っておられましたが、どう落とすおつもりなんでしょうか?」
「ど、どうって? え? そんな話をしていたかな?」
しらばっくれようとするので、腕の中のチワー様が唸り始める。
「わぁ、可愛い犬だね。その子は新入りさんかな?」
無遠慮に手を伸ばしてはいけないとわかっているはずなのに、動揺しているのかドードー様はチワー様に向かって手を伸ばしてきた。
すると、容赦なくチワー様はがぶりとドードー様の指に噛み付いた。
「いった! あはは。可愛い顔して凶暴なんだね」
ドードー様は苦笑しながら手を引っ込める。
噛まれた彼の指からは血が流れはじめた。
チワー様がもぞもぞ動いているなと思ったら、必死になって私の服の袖で自分の口を拭いていらっしゃる。
チワー様のお口はたとえ綺麗になったとしても、私の服が汚れるだけなのですが……。
心の中でそう思いつつ、このまま話が流れていかないようにドードー様に笑顔で話しかける。
「自分で言っておられたことをお忘れのようですから、私からお話させていただきますね」
「え? 何の話かな?」
「黙ってお聞きください」
強い口調で言うと、ドードー様は苦笑したまま黙った。
そこで彼が言っていたことをそのまま伝えると、ドードー様は悲しげに首を横に振る。
「僕がそんな酷いことを言うわけないじゃないか! もちろん、君の話をしていたことは確かだけど、そんな邪な話じゃない。仲間だと思っていた君にそんなことを言われるだなんてショックだよ」
「よくもそんなことが言えますね! 今回の件はヒース様に報告させてもらいます。聞き取り調査があると思いますので、その時はちゃんとお話してくださいませ」
背中を向けたら何をされるかわからないので、ドードー様を睨みつけたまま後ろに下がる。
室内では魔法を使えないので扉を開けておいた。
だからか、小屋の中に動物が入ってきてしまったようで、後退る私の足に何かがぶつかった。
振り返ると、私頭から首にかけて綺麗なオレンジ色の斑紋を持つ、私の腰くらいまである大きなペンギンが私を見上げていた。
「キペンギオさん!」
『キペンギオです。どうぞよろしく』と書かれた札を首にかけたキペンギオさんは私とチワー様をジッと見つめてくる。
首に掛けている札は誰からもらったのか聞きたい。
まあ、十中八九ヒース様でしょうけど。
「ペ」
チワー様が話そうとしたので慌てて口を押さえた。
「ん? 今、その犬話さなかったかな?」
ドードー様に尋ねられて、どう誤魔化すか考えた時だった。
キペンギオさんが後ろを振り返って、羽を動かして何かの合図をした。
少しして小屋の中に入ってきたのは、最近になってヒョウのヒョオさんと区別がつくようになってきたジャガーのジャガオさんだった。
※オーランドたちのざまぁは、こちらが落ち着いて?から、改めてありますのでお待ちくださいませ。
チワー様が私の腕から抜け出そうとするので、抱きしめ直して止める。
「駄目ですよ、チワー様。他の人間の前では言葉を話してはいけないとロディ様にも言われたはずです」
「……むう。そうじゃったな。わかった! 喋らないようにする! だから、わしに行かせてくれ!」
「精霊様を危険にさらすわけにはいきません! 私のことを言っているのですから、私が行きます! それにチワー様が行っても可愛いだけで終わってしまいます!」
「なぬ!? われは聖獣じゃぞ!?」
小声で言い合っている間も、ドードー様たちの会話は続く。
「まあ、顔も可愛いほうだし男爵令嬢だっけ? 平民じゃないなら、僕に落ちたあとは、そのまま結婚してやっても良いし?」
「おい、そういうのやめとけよ。人として最低だよ」
ドードー様と話している彼の同僚は笑っているから、本気で止めているようには聞こえなかった。
どちらも譲らないため、私とチワー様は一緒に小屋の中に入ることにした。
こんなことで天罰を下すのは神様の無駄遣いのような気がするからできない。
それに、これくらいなら私で対処できるはずよ。
「綺麗事を言うなよ! お前は彼女の母親の身体をジロジロと見てるの知ってるんだぞ!」
「やめろ! 大きな声で言うなよ! 動物たちに聞かれたらどうするんだ!」
「おっと、そうだったな」
同僚に注意されたドードー様は、慌てて窓を閉めた。
でも、もう遅いわ。
しっかり聞いたもの。
「よし、これで大丈夫だろ? 心配するなって、ミーア嬢はヒース殿下に呼ばれてるんだ。もしかしたら、今頃良いことを2人でしてるかもしれないぞ」
木の扉は薄いため、窓を閉めてもあまり意味がなかった。
「良いことってどんなことなのでしょうか」
小屋の扉を片手で開き、真正面にある木のテーブルの椅子に座っていた、ドードー様に冷たい声で尋ねた。
「え? あ、え? ミーアさん? どうしたのいきなり。そんな怖い顔して」
ドードー様は焦った顔をして椅子から立ち上がると、苦笑して言う。
「もうお話は終わったんだね。僕たちもちょうど休憩を終わろうと思っていたところなんだ」
「そうそう。じゃあ、お先に!」
ドードー様と話をしていた同僚のほうは、逃げるように私の横を素早く通り過ぎて小屋から出ていく。
あの人に関しては今は逃がしてあげるけれど、あとからヒース様に報告しよう。
それから、あんな話をしていたということをウムオさんたちに頼んで、使用人たちに噂を流してもらうようにしましょう。
そうすれば女性陣は彼に警戒するようになるでしょうし、気の弱そうな男性だから手を出すこともできないでしょう。
もちろん、動物たちには彼が王城の敷地内にいる間は見張ってもらうようにしないといけないわ。
今は、あの人のことはおいておいて、目の前にいるこの人を片付けないといけないわ。
魔法を使ってもいいのだけれど、この小屋が壊れちゃう可能性があるし、外へ連れ出したほうが良いかしら?
「あのミーアさん、どうかしたの?」
私が黙り込んでいるからか、ドードー様は引きつった笑みを浮かべて話しかけてきた。
どうにかして誤魔化そうとしているみたいだけれど、そんなことはさせないわ。
「どうもこうも何も、私を落とすとかどうとか言っておられましたが、どう落とすおつもりなんでしょうか?」
「ど、どうって? え? そんな話をしていたかな?」
しらばっくれようとするので、腕の中のチワー様が唸り始める。
「わぁ、可愛い犬だね。その子は新入りさんかな?」
無遠慮に手を伸ばしてはいけないとわかっているはずなのに、動揺しているのかドードー様はチワー様に向かって手を伸ばしてきた。
すると、容赦なくチワー様はがぶりとドードー様の指に噛み付いた。
「いった! あはは。可愛い顔して凶暴なんだね」
ドードー様は苦笑しながら手を引っ込める。
噛まれた彼の指からは血が流れはじめた。
チワー様がもぞもぞ動いているなと思ったら、必死になって私の服の袖で自分の口を拭いていらっしゃる。
チワー様のお口はたとえ綺麗になったとしても、私の服が汚れるだけなのですが……。
心の中でそう思いつつ、このまま話が流れていかないようにドードー様に笑顔で話しかける。
「自分で言っておられたことをお忘れのようですから、私からお話させていただきますね」
「え? 何の話かな?」
「黙ってお聞きください」
強い口調で言うと、ドードー様は苦笑したまま黙った。
そこで彼が言っていたことをそのまま伝えると、ドードー様は悲しげに首を横に振る。
「僕がそんな酷いことを言うわけないじゃないか! もちろん、君の話をしていたことは確かだけど、そんな邪な話じゃない。仲間だと思っていた君にそんなことを言われるだなんてショックだよ」
「よくもそんなことが言えますね! 今回の件はヒース様に報告させてもらいます。聞き取り調査があると思いますので、その時はちゃんとお話してくださいませ」
背中を向けたら何をされるかわからないので、ドードー様を睨みつけたまま後ろに下がる。
室内では魔法を使えないので扉を開けておいた。
だからか、小屋の中に動物が入ってきてしまったようで、後退る私の足に何かがぶつかった。
振り返ると、私頭から首にかけて綺麗なオレンジ色の斑紋を持つ、私の腰くらいまである大きなペンギンが私を見上げていた。
「キペンギオさん!」
『キペンギオです。どうぞよろしく』と書かれた札を首にかけたキペンギオさんは私とチワー様をジッと見つめてくる。
首に掛けている札は誰からもらったのか聞きたい。
まあ、十中八九ヒース様でしょうけど。
「ペ」
チワー様が話そうとしたので慌てて口を押さえた。
「ん? 今、その犬話さなかったかな?」
ドードー様に尋ねられて、どう誤魔化すか考えた時だった。
キペンギオさんが後ろを振り返って、羽を動かして何かの合図をした。
少しして小屋の中に入ってきたのは、最近になってヒョウのヒョオさんと区別がつくようになってきたジャガーのジャガオさんだった。
※オーランドたちのざまぁは、こちらが落ち着いて?から、改めてありますのでお待ちくださいませ。
あなたにおすすめの小説
「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
魔の森に捨てられた伯爵令嬢は、幸福になって復讐を果たす
三谷朱花*Q−73@文フリ東京5/4
恋愛
ルーナ・メソフィスは、あの冷たく悲しい日のことを忘れはしない。
ルーナの信じてきた世界そのものが否定された日。
伯爵令嬢としての身分も、温かい我が家も奪われた。そして信じていた人たちも、それが幻想だったのだと知った。
そして、告げられた両親の死の真相。
家督を継ぐために父の異母弟である叔父が、両親の死に関わっていた。そして、メソフィス家の財産を独占するために、ルーナの存在を不要とした。
絶望しかなかった。
涙すら出なかった。人間は本当の絶望の前では涙がでないのだとルーナは初めて知った。
雪が積もる冷たい森の中で、この命が果ててしまった方がよほど幸福だとすら感じていた。
そもそも魔の森と呼ばれ恐れられている森だ。誰の助けも期待はできないし、ここに放置した人間たちは、見たこともない魔獣にルーナが食い殺されるのを期待していた。
ルーナは死を待つしか他になかった。
途切れそうになる意識の中で、ルーナは温かい温もりに包まれた夢を見ていた。
そして、ルーナがその温もりを感じた日。
ルーナ・メソフィス伯爵令嬢は亡くなったと公式に発表された。
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
虐げられてる私のざまあ記録、ご覧になりますか?
リオール
恋愛
両親に虐げられ
姉に虐げられ
妹に虐げられ
そして婚約者にも虐げられ
公爵家が次女、ミレナは何をされてもいつも微笑んでいた。
虐げられてるのに、ひたすら耐えて笑みを絶やさない。
それをいいことに、彼女に近しい者は彼女を虐げ続けていた。
けれど彼らは知らない、誰も知らない。
彼女の笑顔の裏に隠された、彼女が抱える闇を──
そして今日も、彼女はひっそりと。
ざまあするのです。
そんな彼女の虐げざまあ記録……お読みになりますか?
=====
シリアスダークかと思わせて、そうではありません。虐げシーンはダークですが、ざまあシーンは……まあハチャメチャです。軽いのから重いのまで、スッキリ(?)ざまあ。
細かいことはあまり気にせずお読み下さい。
多分ハッピーエンド。
多分主人公だけはハッピーエンド。
あとは……
【完結】不誠実な旦那様、目が覚めたのでさよならです。
完菜
恋愛
王都の端にある森の中に、ひっそりと誰かから隠れるようにしてログハウスが建っていた。
そこには素朴な雰囲気を持つ女性リリーと、金髪で天使のように愛らしい子供、そして中年の女性の三人が暮らしている。この三人どうやら訳ありだ。
ある日リリーは、ケガをした男性を森で見つける。本当は困るのだが、見捨てることもできずに手当をするために自分の家に連れて行くことに……。
その日を境に、何も変わらない日常に少しの変化が生まれる。その森で暮らしていたリリーには、大好きな人から言われる「愛している」という言葉が全てだった。
しかし、あることがきっかけで一瞬にしてその言葉が恐ろしいものに変わってしまう。人を愛するって何なのか? 愛されるって何なのか? リリーが紆余曲折を経て辿り着く愛の形。(全50話)
【完結】新婚生活初日から、旦那の幼馴染も同居するってどういうことですか?
よどら文鳥
恋愛
デザイナーのシェリル=アルブライデと、婚約相手のガルカ=デーギスの結婚式が無事に終わった。
予め購入していた新居に向かうと、そこにはガルカの幼馴染レムが待っていた。
「シェリル、レムと仲良くしてやってくれ。今日からこの家に一緒に住むんだから」
「え!? どういうことです!? 使用人としてレムさんを雇うということですか?」
シェリルは何も事情を聞かされていなかった。
「いや、特にそう堅苦しく縛らなくても良いだろう。自主的な行動ができるし俺の幼馴染だし」
どちらにしても、新居に使用人を雇う予定でいた。シェリルは旦那の知り合いなら仕方ないかと諦めるしかなかった。
「……わかりました。よろしくお願いしますね、レムさん」
「はーい」
同居生活が始まって割とすぐに、ガルカとレムの関係はただの幼馴染というわけではないことに気がつく。
シェリルは離婚も視野に入れたいが、できない理由があった。
だが、周りの協力があって状況が大きく変わっていくのだった。